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病院船は世界の必需品 [2011年07月13日(Wed)]
ところで日本はなんで病院船を持ってないのでしょうか?
そんな質問がYahoo知恵袋へ質問がありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1165654336

私の回答は、

今まで、日本では、病院船の必要性が、わからなかったからです。必要性の前に、病院船の機能・役割が解らない・理解されていないからです。
勘違いしないように説明すると、護衛艦ひゅうが・巡視船いず等、医療設備の在る船舶はあります。が、病院船ではありません。
大型クルーズ客船にも、医療設備・病室がありますが、誰も病院船hospitalshipと呼ばないですよね。

です。

病院船のとは?
病院船の定義の一つとしてジュネーヴ諸条約があります。
<画像:https://blog.canpan.info/ngosinano/img/66/data_ill1.png>
https://blog.canpan.info/ngosinano/archive/489
↑過去記事です!に書いていますよ。

真​っ白な船体に赤の十字架が描かれた病院船保有国は米国、ロシア、​中国の三か国のみです。

日本学術会議は、平成17年4月19日に「専用の病院船が必要」​と言う勧告を行っています。

病院船の建造等救急医療体制の整備
大都市の広域災害時における安全確保対策として、病院船の建造や​感染症対策等の救急医療体制、また、情報・通信インフラ、大深度​ライフラインによる重要業務集積地域への
支援体制、及び広域災害時の防犯対策などを早急に整備する必要が​ある。
大地震・津波等の広域災害時には、現在の防災政策の背景となった​過去の災害に比べ、インターネットを含む情報通信の集中、感染症​・犯罪等の混乱と二次災害が顕著になる危険が高い。その予防対策​と危機管理のための社会基盤整備に必要な法制度を制定する必要が​ある。
大地震発生時には陸上の交通網、通信連絡網、医療施設などの破壊​が予想され、この際最も頼りになるのは病院船ではなかろうか。病​院船には医療品や食料を貯蔵し、救助部隊が高速艇や消防艇で発進​し、河川を遡上し沿岸での消火活動、被災者の救助、収容、治療に​当たらせる。船内には情報センターやプレスセンターを設置し、甲​板には移送用ヘリコプターの基地を造り、緊急時には医療スタッフ​や患者、被災者、各種の資材等をヘリで移送させる。病院船は通常​は政府専用埠頭に待機させるが、定期的に過疎地域や島嶼に回航し​、住民の検診や治療を行う。また必要に応じ海外難民の一時収容、​あるいは海外災害地域へ派遣し、国際平和に貢献するための活動も​行う。
このような機能を持った船は我が国でも海上自衛隊の“補給艦とわ​だ型”3隻と輸送艦“おおすみ”があるが、それらのみでは不十分​であり、災害時における固有の病院船の建造が必要である。
日本学術会議の勧告から大都市における地震災害時の安全の確保に​ついて(勧告)

平成17年4月19日の学術会議の勧告は、専門の知識を持った錚​々たる日本を代表する学識者が集う会議で時間を掛けて調査、議論​した結果から生まれた勧告提言です。しかし病院船を必要としたこ​の時の勧告は、無視され続け未だに実現せず、そして先の311に​活かすことさえできませんでした。
https://blog.canpan.info/ngosinano/archive/466
↑過去記事です!に書いていますよ。

では、日本はどんな病院船を持てばよいのでしょうか。
<画像:https://blog.canpan.info/ngosinano/img/479/196219_105856362831126_100002202895545_63264_5786718_n.jpg>

日本の最先端技術を集め、世界へ誇れる病院船を建造します。
最先端と言っても、特別な技術ではなく、たとえば、LED照明・ヒートポンプ・インバーター・水素燃料電池・電動ベット・診断用医療機器・食品製造機など、すでに実用化されている物が実は海外から見ると最先端技術なのです。

手術室・救急処置室・ICU(集中治療室)・HCU(高度治療室)・一般病室・一般診察室・スタッフステーションが必要です。さらに、普通の病院と同じ様に、検査部・機材部・薬剤部・給食部・リネン部も必要です。MRI・CTなどの大型の検査機器と、一般に健診センターにある設備とスペースが必要です。大型の本格的、滅菌機も必要でしょうし、大型の洗濯機と乾燥機も必要です。災害地で活動する医療チームと病院船の中の、医療スタッフの生活の場として居住スペースが必要です。さらに、食料製造機能として、製パン工場・豆腐製造ラインを設けます。
もちろん、冷房暖房・給水・排水・汚物処理・廃棄物処理設備は当然です。

病院船の寸法・諸元
長さ:240m
国内の港湾施設(特に重要になる離島港)を考慮すると、150m級が適当かと思いますが、
アメリカの病院船コンフォートの全長:272.5 m総トン数:70,470トンも、と比べるとちょっと短いです。船の長さを200m超にしているのは、それなりの理由があります。縦揺れを少なくするためです。喫水(水中部分の深さ)を浅くするため、高さを抑えて、必要面積を求めると縦横に伸ばすしかないですね。
喫水:6.5m
船の水中部分の深さが喫水です。喫水は重要です。余り深いと岸壁の水深により、入港できない港が、あります。喫水7m以下であれば、ある程度の港に入港できるのでは。
高さ:16.0m
陸上の建物の言うとこの高さです。この深さだと、内部に5層(5階建て)分が取れそうです。海面から出ている分を、外から見ると大体3階建てビルくらいの高さでしょう。
速力:30ノット以上
海外への緊急災害派遣のためには、ある程度の速力が必要です。高速フェリーなみの速力は必要です。ただし、30ノット以上は、自動車の最高速度と同じで、いつもこの速度で走り続けると言う事ではありません。
出力:52,000馬力
むずかし計算は、していません。数多くの船の仕様を比較して決めました。この大きさ(長さ:240m トン数:18,000トン)を30ノット以上で動かそうとすると、100万馬力は欲しいですが、太平洋酔う戦争時の戦艦大和は100万馬力です。建造コスト(建造費)を考えて下げました。推進方式を二重反転プロペラ型ポッド推進器にすることで、どうにか30ノットは出そう数字です。
ヘリポート
災害救助活動での必需品が、ヘリコプターです。
後部甲板に、テンダムローター(2ローター)ヘリコプターが2機、同時に離発着のできる広さのヘリポートを設けます。
(1機が故障して動けなくとも、1機分のスペースは使えます)
https://blog.canpan.info/ngosinano/archive/469
↑過去記事です!に書いていますよ。

船舶だけが、地球上で唯一、単独で自給自足・自己完結で活動の出来る輸送機関だから、病院船が必要なのです。
くどい、ですが、もう一言、
船舶は一度に大量輸送のできる唯一の輸送機関です。大学病院規模の大きさの物を一度に移動できるのは船舶だけです。
道が無くても、滑走路が無くても、海がある限り病院船は被災地のすぐ近くまで移動できます。
停電であろうが、断水であろうが、下水が無かろうが、船舶は自分の設備で活動するので関係なく機能できます。
だから、病院船が必要なのです!
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