2022年07月25日(Mon)
「海プラ削減」で世界のリーダーに
(産経新聞「正論」2022年 7月22日付朝刊掲載)
日本財団会長 笹川 陽平 ![]() 海面上昇、海洋の酸性化、漁業資源の枯渇…。母なる海が危機に瀕している。このままでは人間の力では回復不可能な状態にまで荒廃が進みかねない。27回目の「海の日」(7月18日)を迎えたのを機に、海ごみの60%以上を占めるプラスチックごみの流出防止に一人でも多くの国民が参加されるよう訴える。 プラスチック製品は日常生活の中にあふれ、子どもから大人まで誰もが何時でも行動を起こせる。運動の盛り上がりが政治や企業を動かし、海だけでなく地球全体の環境を守る活動の広がりに直結するからだ。 |