• もっと見る
 
« 2021年11月 | Main | 2022年01月»
2021年12月06日(Mon)
「ヤングケアラー対策」 早急な支援策の整備を
(リベラルタイム 2022年1月号掲載)
日本財団理事長 尾形武寿

Liberal.png学校や仕事の傍ら両親や祖父母の介護、きょうだいの世話をしている「ヤングケアラー」に対する支援がようやく本格化する兆しを見せている。国が2020年度から3年間を集中的な取り組み強化期間とするほか、20年3月、全国に先駆けてケアラー支援条例を制定した埼玉県をはじめ相談・支援窓口を開設した兵庫県神戸市やLINEでの相談を開始した宮城県仙台市など自治体の動きも始まりつつある。


2021年12月01日(Wed)
「海は泣いている」人類生存問題
(産経新聞「正論」2021年 11月30日付朝刊掲載)
日本財団会長 笹川 陽平

seiron.png 人間の社会活動に伴って大量に排出される温室効果ガスを原因とする猛暑や豪雨、森林火災など「陸」の災害が世界で激しさを増している。しかし、地球温暖化の主要な原因となっている二酸化炭素(CO2)の約3割を海が吸収し、温暖化の進行を緩和している事実はあまり知られていない。