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2020年12月24日(Thu)
《徒然に…》「HEROs AWARD2020」〜いつもとは違う光景が広がる社会で
日本財団 アドバイザー 佐野 慎輔
徒然に…ロゴ
これまで3度の受賞式とは異なる景色に出会った。4年目を迎えた日本財団が推進し、アスリートの社会貢献を表彰するプロジェクト「HEROs AWARD2020」は年の瀬の12月21日、東京・赤坂の日本財団ビルで開催された。このプロジェクトではアスリートによる社会貢献に称賛を贈り、世に知らせていく大切さを重視。都心のホテルに多くの人を集め、男性はブラックタイ、女性もドレスや着物で着飾って華やかに受賞式を執り行ってきた。

しかし、今年は出席者も限られ、男性はスーツにネクタイだが、タキシード姿はない。新型コロナウイルス感染が拡大する状況下、関係者の安全、安心を担保した開催となった。それでも表彰式会場には50人以上の報道関係者が集まり、インターネットによる生中継を行われて、すっかり年の瀬の催しとして定着した感がある。事務局担当者の苦労のし甲斐を思う。


2020年12月07日(Mon)
女川原発再稼働 「福島の教訓」見つめ直せ
(リベラルタイム 2021年1月号掲載)
日本財団理事長 尾形武寿

Liberal.png東北電力女川原子力発電所二号機(同県女川町、石巻市)について宮城県の村井嘉浩知事は11月11日、再稼働への同意を発表した。知事の再稼働同意は、東日本大震災(2011年)の被災地では初めて。防潮堤など安全対策工事が終わる22年以降の再稼働を目指すことになる。

東日本大震災では女川原発も高さ約13メートルの大津波に襲われた。幸い主要な原子力建屋が標高14.8メートルの高台にあり、東京電力福島第一原子力発電所のように、浸水で電源を失い原子炉を冷却できなくなる事態を免れた。


2020年12月04日(Fri)
少数民族の追加選挙要求にどう応える?
ミャンマー スー・チー国家最高顧問
和平プロセスにも影響

日本財団 参与 宮崎 正
風の香りロゴ
ミャンマー総選挙で投票が見送られたラカイン州など一部地域の追加選挙の扱いがミャンマー和平の今後を占う要点となりつつある。国軍と交戦状態にあった地元の反政府武装勢力アラカン・アーミー(AA)が選挙の実施を求めて一時停戦に踏み切り、今後の成り行きに未だ停戦に合意していない少数民族武装組織の注目が集まっているからだ。焦点は選挙に大勝した国民民主同盟(NLD)を率いるアウン・サン・スー・チー国家最高顧問の判断にかかっている。