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2015年01月24日(Sat)
世界ハンセン病の日に都内6カ所でハンセン病啓発キャンペーン
1月25日は「世界ハンセン病の日」。

日本財団ハンセン病の正しい理解を呼びかけるため、都内6カ所で啓発キャンペーンを実施する。

啓発キャンペーンでは、昨年12月にハンセン病について知り、考える場を作ろうと開設した応援メッセージ動画「THINK NOW ハンセン病」への参加とハンセン病への理解促進を呼びかける。

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ハンセン病は治る病気となったいまも偏見や差別が根強く残る病。

日本財団が昨年12月に実施したハンセン病の認知度調査では、ハンセン病を知っていると答えた人の8割が「ハンセン病は偏見や差別がある病気」と回答している。

ハンセン病の偏見や差別の解消には、先ずは知ること、そして正しく理解すること。

オープニングセレモニーは12時30分、秋葉原UDXサボニウス広場で行われる。

〈オープニングセレモニー〉
@ 日時:1月25日(日)12時30分〜13時
A 場所:UDX前 サボニウス広場
B 内容:挨拶 日本財団 会長 笹川陽平
​  IDEAジャパン代表 森元美代治
​  平沢保治氏(ハンセン病の語り部)

〈啓発キャンペーン〉
1.日時:1月25日(日)12時30分〜15時30分
2.場所:
 (1)秋葉原:​​​UDX前 サボニウス広場、駅中央改札口
 (2)渋谷:PARCO スペイン坂広場、駅西口
 (3)お台場:ヴィーナスフォート オリーブ広場
 (4)東京スカイツリー:東京ソラマチ ハナミ坂ひろば
 (5)池袋:JR池袋駅南改札側イベントスペース
 (6)原宿:JR原宿駅表参道口改札外イベントスペース、表参道
3.参加:日本財団、及びボートレース業界約150人
     ハンセン病支援団体のIDEAジャパン代表・森元美代治氏、平沢保治氏

是非お越し下さい。


2015年01月24日(Sat)
ハンセン病認知度調査 8割が偏見・差別を認識
日本財団は1月25日の「世界ハンセン病の日」を前に、ハンセン病の認知度調査を実施した。

調査は全国18〜69歳の男女3,012人を対象に、2014年12月22日〜23日に実施、結果は次の通り。

「ハンセン病 認知状況」

ハンセン病の認知率 64.4%
• 性別では男性66.4%、女性62.5%で、男性の方がわずかに認知率が高いが、大きな差は見られない。
• 年代別では、10-20代では52.3%だが、60代では80.7%と8割を超えており、男性・女性とも年代が高くなるにつれて、認知率が高くなっている。
• エリア別では、北海道・東北62.2%に対し、九州・沖縄では72.4%となっており、西日本で認知率が高くなる傾向が見られる。

ハンセン病認知者の認知度は7割の人が「少し知っている」と回答
• 「少し知っている」が71.0%と7割を超えており、ハンセン病を知っていても認知度が高いとはいえない。 • 年代別では、10-20代で「よく知っている」が10.9%と他の年代より多く、認知率は低いものの、認知者の認知度は比較的高い。
・エリア別では、「よく知っている」が最も高いのが九州・沖縄10.4%で、次いで中国・四国7.1%てなっており、認知率と同様に西日本で認知度が高い。

ハンセン病の認知経路は「新聞やテレビ」が8割以上
• 「新聞やテレビ」が83.9%で、これに次ぐのが「学校の授業」18.9%となっており、認知経路は圧倒的に「新聞やテレビ」が占めている。
• 「新聞やテレビ」は、10-20代は65.3%で他の年代より20%近く低いが、逆に「学校の授業」は10-20代は49.3%で他の年代より30%以上高くなっている。

「ハンセン病 偏見・差別について」

ハンセン病の認知内容は8割の人が「偏見や差別がある病気」と回答
• ハンセン病について「偏見や差別がある病気である」が79.5%を占めており、「偏見や差別がある病気」という意識が強い。特に女性の40代以上は8割を超えており、年配の女性であるほど「偏見や差別がある病気」という意識が強い傾向が見られる。

ハンセン病の「偏見・差別」についての認知事項は「隔離される」が8割以上
・ 「隔離される」が84.6%と圧倒的に多く、すべての性別・年代・エリアで7割以上の認知率となっている。ハンセン病が「隔離」というイメージと一体化していることが想定される。

ハンセン病の患者・回復者に「会ったことがある」4.7%
• 実際に「会ったことがある」のは、いずれの性別・年代でも1割に満たない。ただし、エリア別では「九州・沖縄」10.4%、「中国・四国」7.1%で他のエリアよりも多く、西日本で比較的高くなっている。

ハンセン病の「偏見・差別」をなくすための施策は「学校」「メディア」「政府」
• 「学校で正しい知識を教える」が81.5%と最も多く、すべての性別・年代・エリアで7割以上の回答となっている。
• 次いで「メディアが積極的に報道、紹介する」63.3%、「政府が積極的に差別撤廃のために取り組む」43.8%で、特に政府は60代が5割以上の回答となっており、高齢者は政府による施策が必要という意識が強い傾向が見られる。


2015年01月23日(Fri)
世界で活動する若者が報告 ハンセン病への理解を求めて
熱心に報告に耳を傾ける会場
熱心に報告に耳を傾ける会場


 世界各地のハンセン病コロニーで活動している若者が体験を語る「ハンセン病でつながる若者と世界」合同シンポジウムが1月22日、早稲田大学の公開授業として開催された。ハンセン病の差別撤廃を訴える「グローバル・アピール2015」のサイドイベントの一環で、中国やインドなどでの元患者らとの交流、生活改善の活動などが報告され、参加した約50人の学生らは差別が残る世界の現状に耳を傾けていた。


2015年01月22日(Thu)
「マツコさん 再び 〜第二のハンセン病を生まないために、いま考える〜」

マツコ・デラックスさんからのメッセージ


 1月25日の「世界ハンセン病の日」に向け、日本財団は昨年12月1日にハンセン病の理解を呼びかける応援メッセージ動画サイト「THINK NOW ハンセン病」を開設した。このサイトには長年ハンセン病問題と闘ってきた日野原重明さんやダライ・ラマ14世をはじめ、安倍昭恵首相夫人、ゆるキャラのくまモン、横綱の白鵬関ら800人以上がメッセージを寄せている。その一人にタレントのマツコ・デラックスさんも。マツコさんはメッセージで「ハンセン病は様々な偏見や差別の縮図」、「ハンセン病の解決は偏見や差別問題を解決するための象徴的な存在」とコメントし、このコメントが注目を集めている。そこで、マツコさんの偏見や差別に対する思いを改めて聞いた。

以下はマツコさんのコメントの要約である。