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2014年08月29日(Fri)
広島土砂災害で弔慰金・見舞金を支給 日本財団、1人当たり10万円 支援金の募集も開始
 広島市北部で発生した大規模土砂災害を受け、日本財団は死亡または行方不明となっている方の遺族・親族に対して1人当たり10万円の弔慰金・見舞金を支給することを決め、8月29日、被害が集中した広島市安佐北区役所、同南区役所で配布を始めた。広島市の資料などに基づき死亡72人、行方不明2人が対象となり、この日は24人に支給した。現地でのNPOなどの迅速な活動を支援する「広島市土砂災害支援金」の募集も29日から開始した。
 
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財団職員から弔慰金を受け取る男性(手前)


2014年08月29日(Fri)
【正論】財政で「ダチョウの平和」許すな
(産経新聞【正論】2014年8月29日掲載)

日本財団会長 
笹川 陽平 

seiron.png「国の借金」は1千兆円超
 経済には疎いが、「国の借金」が1千兆円を超えた日本の財政について専門家の話を聞くたびに「ダチョウの平和」という言葉を思い出す。

 ダチョウは危機が迫ると砂の中に頭を突っ込み、危険を見ないようにしてやり過ごすといわれ、「ostrich(ダチョウ) policy」(現実逃避策)といった言葉もある。目がくらむような巨額の借金を前にしながら、危機感が今ひとつ希薄なわが国の現状が、私にはダチョウの姿に見えて仕方がないのだ。


2014年08月26日(Tue)
利用者の思いをくみ取とり多様なケアを 神戸で研修 在宅看護センター1期生
 地域に根差した在宅医療・介護の拠点となる日本財団在宅看護センターの第1期受講者が、来年の各地域でのセンター立ち上げを目指して研修に励んでいる。7月には初めての実習として神戸市で開かれた日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会などに参加。地域での施設運営について実践例に触れ、今後の起業に向けた意識が一段と高まったようだ。

神戸の大会に参加した受講生の皆さん
神戸の大会に参加した受講生の皆さん


2014年08月21日(Thu)
大衆芸能「文楽」の再評価を
(毎日新聞【発言】2014年8月21日掲載)

日本財団会長 
笹川 陽平 

 ユネスコの世界無形文化遺産にも登録される人形浄瑠璃・文楽の経営が、公益財団法人文楽協会に対する橋下徹・大阪市長の補助金見直しなどで厳しさを増している。

 文楽と同様、日本を代表する文化である歌舞伎に比べ観客動員数も劣る。人形の繊細な動きを伝える上で大劇場は不向きといった制約があるとしても、多くの文楽作品は歌舞伎にも取り入れられ、ともに大衆芸能として栄えてきた。何故、文楽は不振なのかー。


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