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2011年08月22日(Mon)
【正論】復興財源にたばこ1000円と株放出
(産経新聞【正論】2011年8月22日掲載)

日本財団会長 
笹川 陽平 

seiron.png 東日本大震災の復興計画が震災後5ヶ月を経ても見えてこない。政府の復興対策本部は総事業費を10年間で23兆円とし、19兆円を前半5年間に集中させるとしているが、復興債で賄い臨時増税で償還するとした10兆円について与党からも反発が噴出。結局、税目や期間を明示しないまま政府の税制調査会に先送りされ、いまだ先行き不透明なのだ。


2011年08月05日(Fri)
タイにおけるハンセン病制圧活動
(国立療養所大島青松園入園者協和会機関誌【青松】 2011年8月5日掲載)

日本財団会長 
笹川 陽平 

2010年12月20日から23日まで1泊3日(2泊目は夜行便の中での機中泊)で東南アジアのタイを訪問いたしました。ユル・ブリンナーとデボラ・カー主演の「王さまと私」の舞台としても知られている立憲君主国です。第二次世界大戦以前、インドシナ半島をはじめ周辺の国々が、日本をはじめ列強の国々の植民地となっていくなか、唯一独立を維持した国としても知られています。東南アジアの中でも、最も経済発展に成功をした国といえます。順風満帆と見えたタイですが、ここ最近はタクシン前首相をめぐり大規模なデモや座り込みが続いています。プミポン現国王が高齢で病弱でおられることから、今後は王位継承が大きな課題となりそうです。