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痛みも、希望も、未来も、共に。


2025年03月05日(Wed)
設立半世紀を経て重み増すB&G財団の「社会的役割」
(リベラルタイム 2025年4月号掲載)
日本財団理事長 尾形 武寿

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子どもの健全育成を目指す日本財団の関係団体「公益財団法人B&G(ブルーシー・アンド・グリーンランド)財団」が一昨年設立五十周年を迎えた。現在、体育館やプールを備えた海洋センターが四十五道府県三百七十九自治体に四百五十七カ所、艇庫などを持つ海洋クラブが二百九十一カ所に整備されている。


2025年03月01日(Sat)
【View Finder】深海での「暗黒酸素」解明へ/日本財団 英国の海洋科学協会支援
(BOAT RACE Monthly Report 2025年3月号掲載)
日本財団会長 笹川 陽平

画像:View Finder ロゴ地球の表面積の約70%は海、その約95%を水深が200メートルを超す深海が占める。太陽の光が届かない暗黒の世界で植物プランクトンが光合成を行うのは不可能。一方で近年、水深8000メートルを超す超深海でも海洋生物の存在が確認され、生存に不可欠な酸素をどのように確保しているのか謎とされてきた。


2025年02月26日(Wed)
経済界は今こそ「利他の精神」を
(産経新聞「正論」2025年2月25日付朝刊掲載)
日本財団会長 笹川 陽平
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パンデミック(世界的大流行)となった新型コロナ禍、さらに近年、「自国第一主義」の風潮が強まる中、自分の利益だけでなく他人のためにも尽くす「利他」の精神に世界の関心が高まっている。


2025年02月05日(Wed)
― 失われた30年 ―
傷跡深く国際競争力大きく後退
25年春闘で賃上げ効果は?
日本財団特別顧問 宮崎 正
風の香りロゴ
25年春闘が始まった。労使とも23、24年度春闘の“実績”を受け「賃上げの定着」を目指すとしている。しかし国際社会の中で日本の賃金水準は引き続き低下している。さまざまな原因が指摘されているが、素人目には「失われた30年」の後遺症からいまだに抜け切れていない気がする。加速する少子化、政治の低迷、国際社会の分断等、マイナス材料も加わり「失われた40年」になる事態を危惧する。