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痛みも、希望も、未来も、共に。


2020年07月03日(Fri)
「香港問題」 日本にとっても「正念場」に
(リベラルタイム 2020年8月号掲載)
日本財団理事長 尾形武寿

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中国の国会に当たる全国人民代表大会(全人代)は五月二十八日、反体制活動を禁じる「香港国家安全法」の制定方針を採択した。九月の香港立法会(議会)選挙を視野に法律の条文や運用の仕組みが整備されている模様で、香港に高度の自治を保障してきた「一国二制度」の形骸化は必至の情勢となった。


2020年06月15日(Mon)
財政危機「私はオオカミ少年か」
(産経新聞「正論」2020年6月12日付朝刊掲載)
日本財団会長 笹川 陽平

seiron.png外れかねない「ワニの口」

甚大な被害が広がる新型コロナウイルス禍で2020(令和2)年度予算の一般会計は2度にわたる補正予算を含め160兆円に膨れ上がった。

本年度の税収見込みは63・5兆円。コロナ禍に伴う景気の落ち込みで減少は避けられず、歳出と税収をグラフ化した「ワニの口」は上アゴ(歳出)が極限まで上がり、一方の下アゴ(歳入)はさらに下がり、素人目にはアゴが外れかねない危うい状況に見える


2020年06月03日(Wed)
「新型コロナ禍」は戦後日本を見直す機会
(リベラルタイム 2020年7月号掲載)
日本財団理事長 尾形武寿

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四方を海に囲まれた日本は二〇〇二年の重症急性呼吸器症候群(SARS)、一二年の中東呼吸器症候群(MERS)とも水際防止が功を奏し“対岸の火事”で終わった。しかし、今回の新型コロナウイルス感染では、その経験の浅さが災いしてSARSを経験した台湾、MERSを体験した韓国に比べ初動で遅れを取った。国民の不安や混乱も極みに達し、日本社会の弱さ、もろさも露呈している。

それを象徴しているのが、新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)に基づき発令された緊急事態宣言を巡る混乱。宣言は四月七日に東京、大阪など七都府県に発令され、九日後、全国に拡大、さらに五月末まで延期された後、同十四日に計三十九県が解除と慌ただしい展開となった。


2020年06月01日(Mon)
複合災害 救急医療の在り方を見直す時
感染症法と消防法の関係調整など急務
きっかけになるか!日本財団50億円支援


日本財団 参与 宮崎 正

風の香りロゴ
世界でなお猛威を振るう新型コロナウイルス禍でわが国は、感染症法に基づく感染症指定医療機関、消防法による救急指定病院とも病床不足など患者の受け入れが逼迫し、医療崩壊が懸念される事態に陥った。2002年のSARS(重症急性呼吸器症候群)や2012年のMERS(中東呼吸器症候群)が“対岸の火事”に終わったことによる備えの薄さが一因だが、今回のコロナ禍のように急展開する災害では、関係する法律や制度を柔軟かつ有機的に活用する必要性も浮き彫りになった。

そんな中で日本財団は5月末、新型コロナ対策第3弾として救急医療施設に対する50億円規模の支援を打ち出した。新型コロナの第2波・第3波の感染拡大、さらに地震や台風など想定外が常態化した「複合災害」に備えるのが狙い。民間の異例の取り組みが医療現場の幅広い見直しのきっかけとなるよう期待したい。