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2025年03月05日(Wed)
設立半世紀を経て重み増すB&G財団の「社会的役割」
(リベラルタイム 2025年4月号掲載)
日本財団理事長 尾形武寿

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子どもの健全育成を目指す日本財団の関係団体「公益財団法人B&G(ブルーシー・アンド・グリーンランド)財団」が一昨年設立五十周年を迎えた。現在、体育館やプールを備えた海洋センターが四十五道府県三百七十九自治体に四百五十七カ所、艇庫などを持つ海洋クラブが二百九十一カ所に整備されている。


2025年02月04日(Tue)
「令和の列島改造」には世代を超えて住民が交流する場こそ不可欠
(リベラルタイム 2025年3月号掲載)
日本財団理事長 尾形武寿

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石破茂首相は一月六日、伊勢神宮参拝を終えた後、恒例の年頭記者会見に臨み、東京への一極集中を見直し地方を活性化する「令和の日本列島改造」を進める方針を明らかにした。少子化に伴う人口減少、特に若者の流出で地方社会の疲弊が急速に進む中、初代地方創生担当相を務めた立場を踏まえた施政方針だと思う。


2025年01月09日(Thu)
後世に語り継がれるべきフジモリ元ペルー大統領の“功績”
(リベラルタイム 2025年2月号掲載)
日本財団理事長 尾形武寿

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日本財団が日系人子弟を対象に実施している奨学金事業の候補者面接のため昨年十一月四日から六日まで南米ペルーの首都リマを訪問した。事業は二〇〇一年に始まり、筆者は〇七年からペルー、ブラジルでの面接を担当、新型コロナ禍で中断した二年間を除き今回で十五回目の面接となった。ペルーでは十七人と面接し最終的に二人が新たな奨学生に選ばれた。今年四月から五年間、日系スカラシップ奨学金を受ける。

 リマ訪問は昨年九月十一日に八十六歳で死去されたフジモリ元ペルー大統領の墓参がもう一つの目的だった。フジモリ氏はリマ生まれでラ・モリーナ国立農科大を卒業後、海外留学を経て同大の学長を務めた。両親は共に熊本県出身。血統主義に基づき日本国籍も持っておられた。



2024年12月04日(Wed)
「言うべきことは言うのが真の友人」中国の大学から学位受け講演
(リベラルタイム 2025年1月号掲載)
日本財団理事長 尾形武寿

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中国人民大学(劉偉学長)から名誉教授の称号を受けることになり、十月二十日、北京市内の同大で授与式に臨んだ後、大学関係者や学生を前に約四十分間、記念講演を行った。


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