日本財団は昨年6月、内閣府賞勲局から公益のため資財を寄付した団体・個人へ授与される紺綬褒章の公益団体認定を受けました。個人で500万円、団体・企業等は1,000万円以上を日本財団へ寄付された方々で定められた条件を満たす場合、紺綬褒章の授与申請ができることになりました。今回は、団体としての適用第1号となります。
伝達式では、まず笹川会長が「長年にわたり選手個人からの浄財を寄付していただき感謝しています。競技団体が一丸となり、こういう活動をしているのは世界でもここだけです。これからも誇りを持って働くよう、みなさんにお伝えください」とあいさつしました。続いて笹川会長から上瀧選手会長に紺綬褒章の褒状が手渡されました。これを受け、上瀧会長が「この度選手会が表彰を受けたことを大変誇らしく思っています。今後も選手とともに、社会のために役立つ活動をしてまいります」と述べました。

笹川会長と一緒に記念撮影する(左から)佐野隆仁専務理事、上瀧会長、大畑克総務部長
伝達式の後、インタビューに応じた上瀧会長は「我々はお金を出すだけでなく、災害のつど、被災地へ出かけてボランティア活動を続けています。これからも毎年こうした寄付を続けていきたい」と抱負を語りました。伝達式の感想を聞くと、上瀧会長は「今回は国交省からでなく、笹川会長から直接褒状を受けましたが、会長を尊敬しているだけにいつもより緊張しました」と話し、笑いを誘っていました。

インタビューに答える上瀧会長
日本モーターボート選手会は、災害時などにいち早く被災地に支援できるよう、選手会の会員であるボートレーサーから寄付を募り、日本財団の「社会貢献ボートレース基金」に寄付してきました。こうした寄付は2011年3月の東日本大震災以来、毎年行われていて、今回の1,500万円を含め合計17件、総額約7,447万円にのぼっています。