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2017年04月07日(Fri)
地震で被災したレストラン再開
鳥取県倉吉市「白壁倶楽部」
障害者の働く姿で町に元気を


昨年10月に発生した鳥取県中部地震で被災した「レストラン&カフェ白壁倶楽部」(鳥取県倉吉市)が、日本財団助成による改修工事を終え4月1日、約半年ぶりに本店舗での営業を再開しました。白壁倶楽部は国の登録有形文化財の建物を活用した障害者就労支援施設として、障害のある人もない人も一緒に働く共生社会を目指して運営されています。

4月1日に行われた復興セレモニーの様子

4月1日に行われた復興セレモニーの様子


復旧工事後のレストラン内装

復旧工事後のレストラン内装

営業を始める前に行われた復興セレモニーには平井伸治・鳥取県知事のほか、石田耕太郎・倉吉市長、木田悟史・日本財団鳥取事務所所長も出席。木田所長は「日本財団は鳥取県と連携して、障害があっても健常者と同様に、生きがいを持って働くことのできる社会づくりに取り組んでいます。この場所が復興のシンボルとなることを期待しています」とお祝いの言葉を述べました。

復興セレモニー後の内覧会の様子

復興セレモニー後の内覧会の様子

社会福祉法人「和(なごみ)」(同市福庭町)が運営する白壁倶楽部の建物は、1908(明治41)年に建てられた旧国立第三銀行倉吉支店の名残で、白壁土蔵群の一角にある国の登録有形文化財です。日本財団から機器整備の助成を受け2011(平成23)年、障害者の就労施設としてレストラン&カフェをオープンさせました。歴史的な建物の落ち着いた雰囲気の中で本格的なフランス料理を楽しむことができる人気の店です。同じように日本財団の助成を受けて14(同26)年に開設した隣接飲食店舗「夢倉(むそう)」と合わせ、障害者20人が働いています。

昨年10月21日午後に発生した鳥取県中部を震源とする大地震で、倉吉市は最大震度6弱の強い揺れに襲われました。築108年の白壁倶楽部の建物は、内壁や外壁が剥がれ落ち、石柱が傾くなど大きな被害を受けました。地震から数日後、日本財団の担当者が、過去の助成先の被災状況を調査するために連絡したのと、なんとか一日も早く営業を再開できないかと、和の八渡和仁常務理事が日本財団に相談を持ち掛けたのは、ほぼ同時のことでした。

地震により壁が剥がれ落ちるなどの被害がありました

地震により壁が剥がれ落ちるなどの被害がありました



日本財団の笹川陽平・会長と佐藤英夫・常務理事は11月1日、同市の被災状況を視察し、白壁倶楽部の被害を見た上で、その後、補修のための工事費2,146万円の支援を決定。助成金を受けて和は、白壁倶楽部の内外装工事、破損した厨房機器などの購入、夢倉の屋根や内装工事を実施し、ほぼ4ヶ月間の工期を経て、この3月末に工事が完了しました。

日本財団では、過去に助成した施設を対象に、被災した福祉施設などの事業再開のための修繕助成を行っており、鳥取地震関係では白壁倶楽部のほか、同じく倉吉市にある障害者支援施設「トーゲン倉吉」の災害復旧工事にも助成しています。
(写真提供:社会福祉法人「和」)


● 共同プロジェクトの推進に強い決意
● 鳥取県 x 日本財団 共同プロジェクト ウェブサイト






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