2017年03月13日(Mon)
「パラ駅伝 in TOKYO 2017」開催
「ベリーグッドとちぎ」が初優勝
チームよしもと、AAAらが応援 東京パラリンピックを支援する日本財団パラリンピックサポートセンター(略称・パラサポ)は3月12日、東京・駒沢オリンピック公園で「パラ駅伝 in TOKYO 2017」を開催しました。障害者と健常者のランナー9人(伴奏者を含む)でチームをつくり、タスキをつなぐ駅伝で、東日本の14都県から17チームが参加、栃木県の「ベリーグッドとちぎ」が優勝しました。「チームよしもと」や音楽グループ「AAA」がゲストとして参加、応援を盛り上げました。入場者は1万1,200人にのぼりました。 ![]() 優勝した「ベリーグッドとちぎ」の選手と笹川会長、「チームよしもと」らで集合写真 |
パラ駅伝は2015年11月に続き2回目。今回は東京都から3チーム、神奈川県から2チーム参加したほか、東日本大震災の被災地・岩手、宮城、福島の各県から初めて各1チームが参加しました。また、関東圏の千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木、甲信越などからも長野、新潟、山梨、静岡が加わりました。各チームとも障害のあるランナーと健常者ランナーが含まれ、車いすの走者も男女各1人が参加しました。1周約2.5キロのコースを8区間で8周、合計約20.5キロを走りました。
開会式は正午過ぎ、陸上競技場で始まり、吉本興業のタレント15人による「明日があるさ」の歌声にのって選手153人が入場しました。八代英太・元参議院議員が進行役を務め、まず主催者代表の山脇康パラサポ会長が「私たちは『i enjyoy!〜楽しむ人は強い』を合言葉にしています。スポーツを通じ、ひとりひとりがいきいきと輝ける、そして活躍できる社会が実現できればと思っています」と挨拶しました。続いて小池百合子・東京都知事が「パラリンピックの成功なくして東京五輪の成功はないという思いで、一生懸命準備しています。東京の色々な段差をなくしていくことをどんどん進めて行き、誰にとっても優しいまちづくりを進めていきたい」と述べました。 ![]() 挨拶する山脇会長と小池都知事 この後、松野博一・文部科学大臣が「文科省は現在、障害者のスポーツのすそ野を拡大する取り組みを進めています。この大会は障害の有無に係わらず、誰もがスポーツを楽しみ、お互いの理解を深める意義深いイベントです」と語りました。また、丸川珠代・東京五輪パラリンピック担当大臣は「私たちはユニバーサルデザイン行動計画2020をつくり、立案の段階から障害者の皆さんに参加していただき、心のバリアフリーを学校などで学んでいただきたい」と述べました。 ![]() 挨拶する丸川担当大臣と松野文科相 ![]() 小池都知事のスターターで第1走者が一斉にスタート ![]() 星選手とハグする八代さんにインタビューする山里さん(左)と河本さん 1時間21分47秒の速さで真っ先、ゴールに飛び込んできたのは「ベリーグッドとちぎ」。第1回大会の時は10位だったが、今回は1人以外を交代して見事、優勝をつかみました。服部隆志監督は「今年は上位を狙っていたが、最初は『東京わくわくエンジョイ』が強くて抜けなかったが、5区でようやく逆転できた。これをきっかけに、栃木県民がパラリンピックに注目してもらえるとうれしい」と笑顔で話していました。準優勝は「東京わくわくエンジョイ」で1時間24分12秒。3位は「新潟コメット」で1時間28分55秒でした。 準優勝の「東京わくわくエンジョイ」チーム 3位になった「新潟コメット」のチーム
フィナーレのAAAのライブ ●日本財団パラリンピックサポートセンターウェブサイト ●パラ駅伝ウェブサイト |