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2017年03月02日(Thu)
将来の日本を支える海洋資源・エネルギー業界を知ろう
8企業がブース出展、講演
学生・院生約70人が参加


日本の海洋資源・エネルギー業界について、より深く知ってもらおうというオリエンテーションセミナーが2月26日、東京・赤坂の日本財団ビルで行われ、大学生、大学院生約70人が参加しました。海洋開発に携わる人材育成を目指す「日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム」が開いたもので、8社の企業がブースを出展したほか、担当者による講演や若手社員座談会が行われました。

8社が出展したブースで担当者らと話し合う学生や院生

8社が出展したブースで担当者らと話し合う学生や院生



参加企業は、ジャパンマリンユナイテッド、商船三井、日本海洋掘削、日本郵船、三井造船、国際石油開発帝石、千代田化工建設、三菱重工業の計8社。学生、院生は全国各地から参加し、各企業が出展したブースを回り、企業の特徴や仕事の内容、社風などについて質問していました。

企業のブース出展と並行して行われた若手社員による座談会では、入社4、5年目の社員が4人ずつ、2組に分かれて、それぞれ自分の仕事の内容、入社して分かったこと、苦労したことなどを紹介しました。海外で勤務したり、外国人と一緒に働いたりする機会が多いことから、英語の重要性を指摘する社員が目立ちました。また、欧米の外国人とビジネスの交渉を行った経験のある社員は、「彼らはルールを元に論理的に主張してくるので、交渉がうまいなと思った」などと話していました。

自分たちの経験や企業を志望した理由を語る若手社員

自分たちの経験や企業を志望した理由を語る若手社員

自分たちの経験や企業を志望した理由を語る若手社員



これに対し、学生、院生からは海洋開発業界を選んだ理由や、「企業内の風通しはどうですか」など、突っ込んだ質問も出されました。志望動機については「船での研修や、みんなでゴールに向かって進んでいくことに感銘を受けた。それに、世界中の人と話す必要がある、スケールの大きい仕事だと感じたからです」と話していました。また、企業内の風通しについての質問には「良くも悪くもムチャぶりが多いが、やる気があれば評価してくれるので、やりがいがある」と答えていました。

企業担当者の講演では、自社の業務内容や新規事業の説明が中心で、優秀でやる気のある人材を求めていました。海運業の企業は業界の特徴として(1)長距離、大量輸送が可能で、国際貿易の97%は船舶による運搬(2)世界単一市場で、国の枠を超えて自由にビジネスできる(3)成長産業で、2050年には海上での荷さばきが1人当たり1.7倍に増える見通し、などと説明していました。

一方、海洋開発企業の担当者は今後の業界の課題について、「わが国の近くには現在、大きな開発現場がないので、海外に行かないといけない。新しい資源に挑戦していく心構えが肝心です」と語っていました。

自社の特徴や事業について説明する企業の担当者

自社の特徴や事業について説明する企業の担当者



日本海洋掘削の上田真司・人材育成推進室長は「米国などに比べ、日本の周りには大きな油田などがなく、海洋開発の現場を知らない学生も多い。日本財団が中心になってコンソーシアムを立ち上げたことで、やっと盛り上がりが出てきた感じだ。今回のセミナーも、こういう業界があるのか、と学生に気付きを与えることになり、良かったと思う」と話していました。

日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムは昨年10月、産学官公のオールジャパン態勢で発足。2030年には50兆円に伸びるとされる海洋開発市場に対応するため、現在2,000人強の海洋開発技術者を同年までに5倍の1万人に増やすのを目標にしています。


● 日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム ウェブサイト






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