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2015年09月24日(Thu)
災害ボランティアに参加してみた!
栃木県鹿沼市の被災地に学生ら35人参加
「災害現場を見れてよかった」の感想多く


関東・東北豪雨で被害の出た栃木県鹿沼市に、日本財団学生ボランティアセンター(Gakuvo)から学生らが派遣され、流出した土砂や浸水した家屋の片づけに汗を流した。第1陣の学生24人を含む計35人は「シルバーウイーク」初日の9月20日、同市加蘇地区に入り、作業を行った。ボランティア活動は連休の3日間に続き、週末の27日まで計5日間行われる。Gakuvoは2010年春に設立され、東日本大震災の被災地に連日派遣されたほか、全国の災害現場でボランティア活動を続けている。
 
作業を終え、笑顔を見せるボランティアの学生たち
作業を終え、笑顔を見せるボランティアの学生たち



日本財団は台風18号による洪水や土砂崩れで甚大な被害を受けた茨城県や栃木県の被災地に職員を派遣、現地のNPO法人と連携し、被害状況や被災者のニーズ調査を実施。その調査結果をもとに災害ボランティアセンターの運営支援や活動のサポートを行うとともに、Gakuvoと連携し、栃木県鹿沼市へ学生らを派遣している。

鹿沼市では9月9日から10日にかけて約600ミリの大雨が降り、黒川の堤防が崩れて約2万3,000人に避難勧告が出たほか、日吉町で民家に土砂が流入、女性1人が死亡した。同市西部の加蘇地区でも、山間部で土砂崩れが起き、大量の土砂や流木が水田地帯に流れ込んだ。

コーディネーターの黒澤さん=左=の注意事項を真剣に聞く学生たち
コーディネーターの黒澤さん=左=の注意事項を真剣に聞く学生たち


Gakuvoの第1陣は学生24人(男子13人、女子11人)と日本財団職員ら11人の計35人。20日午前7時すぎ、港区赤坂の日本財団ビルに集合、チャーターしたバスで鹿沼市加蘇のコミュニティセンターに到着した。コーディネーターを務める黒澤司さんらの出迎えを受け、さっそくヘルメットやマスクを着用して災害の現場に向かった。パワーショベルなどの重機類が動き回る中、学生らはスコップやじょれんを持って側溝に足をかけ、土砂をすくっては土のう袋に詰め込んだ。

側溝に埋まった土砂をかき出す学生たち
側溝に埋まった土砂をかき出す学生たち


学生らは各自持参した昼食時をはさみ、約4時間作業を続けた。水田の側溝の土砂かき出しは数百メートルに及んだが、土管が埋まっている場所は重機との共同作業だったので、思うように作業ははかどらなかった。学生たちは終了後、土砂で泥だらけになった長靴や手袋を洗い、片付けをした。慣れない作業で疲れた表情の学生もいた。

泥水入りの土砂をスコップで持ち上げる女子学生
泥水入りの土砂をスコップで持ち上げる女子学生



側溝のかき出し作業中に鹿沼市の佐藤信・市長が立ち寄り、学生らに「ご苦労様です。地元業者は手一杯なので、皆さんの支援は大助かりです」と感謝の言葉をかけた。早朝から災害現場の視察に回っているといい、「作物の被害額は不明だが、河川や道路の被害だけでも20億円以上になる見通しです。国の方で早く対策を立ててもらわないと」と話していた。

飛び入りで側溝の泥かき出しに加わった佐藤鹿沼市長
飛び入りで側溝の泥かき出しに加わった佐藤鹿沼市長=中央


ボランティア一行は作業終了後、バスで帰途に着いた。その途中、参加者全員がその日1日の感想を述べ合った。初めて参加した学生が多く、大学4年の男子学生は「学生最後の年なので、何でも見てやろうと思って参加した。人とのつながりの大切さを実感しました」と語った。大学1年の女子学生は「初めて参加しました。テレビで見た災害現場ほどひどいところではなかったが、慣れない作業で疲れました。でも、自分の目で災害の現場を見ることができ、良い経験になったと思います」と満足そうだった。また、大学3年の男子学生は「側溝の片付け作業は想像していたのとは違ったが、これだけの作業でも4時間かかったので、人手が足りないなと思った。また、参加したい」と意気込みを語った。

シルバーウイークの連休中、Gakuvoのボランティア活動は3日間行われ、全体で延べ105人が参加した。このうち学生は78人で、内訳は男子35人、女子43人だった。学年別では3年生が一番多く29人、次いで4年生21人、2年生18人、1年生8人の順。院生も2人いた。社会全体、とりわけ土木建設業界では人手不足が深刻になっているだけに、若い人たちの善意の手助けが期待されている。
(飯島一孝)









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