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2015年08月04日(Tue)
青パト、地域活動に大活躍
新車導入で関心高まる
高知市はだ地区 日本財団が助成


「あの地区はしょっちゅう青パト(青色回転灯装備車)が回っている地区になったね、という声が聞こえてくるようになりました。恐らく犯罪の抑止効果もあるんじゃないかと思います」。

高知市秦地区の地域活動に貢献する新車の青パト
高知市秦地区の地域活動に貢献する新車の青パト


「地域の安心安全は自分たちの手で守る」という自主防犯の青パト活動について7月、高知市のはだ地区で現状を聞いた。JR高知駅から少し北に位置する秦地区には約8,000世帯、約17,000人が暮らしている。青パトを運転して地域を周回しているパトロール隊の皆さんは、日本財団(東京都港区)の助成で青パトの新車が導入されて以来、地域の皆さんの関心が格段に高まり、さまざまなところで活躍していると一様に話した。

秦地域安全推進協議会会長の葛目顕さん、交通安全協会高知支部秦分会会長の高橋光明さん、秦小学校校区交通安全会議代表の立野正さんらの説明によると、日本財団の支援による秦地区への新車導入は2015年3月。以来、その効果で青パト運行への地域反応がぐんと良くなり、車の運行記録も6月あたりは、ほぼ毎日、空きがない状態にまで達したという。

「僕らから見て一番感じるのは、前のパトカーでは子どもたちは手を振ってくれなかったし、大人も振り向いてくれなかった。新しい青パトが導入されてからは、昼回っても夜回っても、うんと反応が違ってきた。子どもたちは手を振ってくれるし、大人も『ご苦労さん』と頭を下げてくれる。前の車は雨漏りがするし、車体のペンキもひっついてくるような状態で、乗る人も敬遠していた」と立野さん。

自主防犯の青パト活動に携わる秦地区の皆さん
自主防犯の青パト活動に携わる秦地区の皆さん


警察の活動を補う「防犯協会」がこの地区で設立されたのは1963(昭和38)年。その後、名称は「地域安全推進協議会」に変わった。子どもを見守ることのほか、たまに地域の中で徘徊老人の行方不明や交通事故もあったので、3人が所属する団体が中心となって、安心安全のためのボランテア活動を開始した。その活動に機動力を発揮していたのが旧車。高知市出先機関の秦ふれあいセンター、社会福祉団体、青少年育成団体、老人会などがお金を出し合って購入、共同で保持していた。当初の名前は「地域団体の広報車」、2006(平成18)年から「青パト」の愛称を使い始めた。

平成5年ごろ導入した旧車が老朽化した。「これじゃ、困ったな、活動に支障をきたす」。そんな状況のなかで「日本財団に助成制度がある」ということを知り、警察に相談。アドバイスを得て今回、日本財団の助成が実現、新車に切り換えることができた。

旧車の時は年回80回ほどの運用回数だった。青色回転灯を回してパトロールをするには県警発行の実施者証が必要。当初の資格者は8人だった。現在は27人にまで増えた。この27人で秦地区安全パトロール隊を結成(会長・高橋さん)、担当を決めて年間200回の運用を目指して奮闘中。この6月の運行状況をみれば、この目標は楽に達成できる見込みだという。

活躍ぶりを示す6月の運行記録
活躍ぶりを示す6月の運行記録


新車青パトの活躍範囲は広い。青色回転灯を回しての地域パトロールだけでなく、各種の広報活動、葛目さん・高橋さん・立野さん3団体をはじめ、青少年育成団体、PTA、町内会連合会、老人クラブの行事支援など、さまざまな活動で走り回っている。高橋さんは「パトロール隊が30人体制になるのも近い」と話す。

7月になって地区内では、小学校低学年の女の子に「1000円あげるから」と誘う不審事案が2件発生し、葛目さんらは子ども会の飯ごう炊飯の集まりに出掛けて、集まった子どもたち約50人に十分気を付けるよう呼び掛けた。飯ごう炊飯の資材運搬にも新しくなった青パトが一役買った。

子どもたちのキャンプ体験でも、青パトが資材運びなどで大活躍
子どもたちのキャンプ体験でも、青パトが資材運びなどで大活躍


山間の廃校を利用して地域の子どもたちに1泊2日のキャンプ体験をさせる夏恒例の行事でも青パトが大活躍した。秦小学校校区青少年育成協議会が主催した「秦地区ふれあいキャンプ」。小中学生77人とスタッフ(会員、教員、保護者など)36人の総勢113人が参加、青パトが資材の運搬や誘導などのサポートを行い、子どもたちに水難事故や熱中症防止を訴えた。(竹内博道)
タグ:青パト
カテゴリ:地域・まちづくり







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