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2015年07月10日(Fri)
にっぽん文楽プロジェクト
10月に大阪・難波宮跡公園で
新たなファン獲得目指す


本朝廿十四孝の八重垣姫人形を囲んで左から今井会長、桐竹氏、尾形理事長、中村館長
本朝廿十四孝の八重垣姫人形を囲んで左から
今井会長、桐竹氏、尾形理事長、中村館長


文楽の魅力を発信する「にっぽん文楽プロジェクト」の2回目の公演が10月、文楽発祥の地である大阪の「難波宮跡公園」で行われることに決まり、7月8日、演目など概要が発表された。ユネスコの世界無形文化遺産でもある文楽の経営は依然、厳しい情勢にあるが、橋本徹大阪市長による補助金見直しの動きなどを受け、在阪の民放テレビ5局による「うめだ文楽」企画など、新たなファンの開拓を目指す動きも広がりつつある。
発表によると、大阪公演は10月17日から同20日まで昼夜2回、大阪歴史博物館・NHK前の難波宮跡公園で開催される。演目は「二人三番叟」と「本朝廿十四孝(ほんちょうにじゅしこう)」の「奥庭狐火の段」。発表で主催者の尾形武寿・日本財団理事長は「文楽は国の宝。“小屋掛け”で公演が行われた本来の形を目指し、約1億円で作った組み立て式の小屋を活用して2020年の東京オリンピックまで年2回程度の公演を目指したい」と語った。

総合プロデューサーを務める中村雅之・横浜能楽堂館長は「文楽は芸術性の高い独自の世界。どう残していくか、考えてくれる人を一人でも増やしていくのが公演の狙い」とするとともに、「間近から人形の動きの醍醐味を味わってもらうためにも客席は400席程度に絞りたい」、「昔に戻って食べ物や飲み物を自由に持ち込み、娯楽として文楽を楽しんでもらう」などと公演の狙いを語った。

また技芸員の3代目桐竹勘十郎さんは「甲斐・武田家と越後・上杉家のいさかいを題材にした本朝廿十四孝は私の大好きな作品。皆さんに楽しんで帰っていただけるよう一生懸命頑張る」と意気込みを語り、文楽が発祥した道頓堀商店会の今井徹会長は「今年は道頓堀開削400周年。この年に、この地で文楽プロジェクトが実施されるのは大変ありがたい」と期待を述べた。

記者発表する尾形理事長ら
記者発表する尾形理事長ら


席料は今年3月の東京・六本木公演と同じ2,000円。7月21日から前売り券が発売される。詳しくは「にっぽん文楽プロジェクト」ホームページ参照。(宮崎正)




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