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2015年07月13日(Mon)
バランスの取れた心と身体を作るには? ママ向けトークイベント開催
会場に登場した世代別の胸の模型。経年変化が一目瞭然で、感触も確かめられる。「こんな風になるんだ」と参加者から驚きの声も
会場に登場した世代別の胸の模型。経年変化が一目瞭然で、
感触も確かめられる。「こんな風になるんだ」と参加者から驚きの声も


子育て中の女性が元気で暮らすためのヒントを専門家が語り合うトークイベント「バランスのとれた心と身体をつくる」が6月25日、東京都・表参道のスパイラルビルで開かれた。約30人が参加し、社会的な問題への理解も深めながら心身ともに健康で生きる術を学んだ。
日本財団が「本当に必要で今すぐ役立つ子育ての知恵」を届けようと実施している「女性のためのリベラルアーツ講座」の第4回。ワークライフバランスの啓蒙や子育て支援に取り組んできた次世代社会研究機構の代表理事、西田陽光さんがコーディネーターを務め、4人のゲストが自らの体験を交えながら専門性を生かして情報提供したり、想いを語ったりした。

西田陽光さん(左端)と4人のゲスト。ゲストも全員、働くお母さん。
西田陽光さん(左端)と4人のゲスト。ゲストも全員、働くお母さん。


“ワーママ”(働く母)に幸せを運ぶ実用誌として主婦と生活社が発行する『CHANTO』編集長の山岡朝子さんは、働くお母さんを取材した経験から発言。子育て中の女性の不調原因は、寝不足、栄養不足、運動不足と言われていると紹介したうえで、働くお母さんはこれに加え「一日中謝っている」というストレスの高い状況に置かれていると指摘し、「誰か助けてあげてくれ、と非常に思う。私たちの雑誌の情報が解決の一助になれば」と話した。

便利な家電や家事代行サービスを提案することで、「ほかの人も使っているし、使ってもいいんだ」、「自分たちの母親世代と同じやり方で家事をやる必要はないんだ」と、女性が考え方を変えるきっかけになることを目指しているという。「心と身体の健康はつながっている。だから働くお母さんに、いろんなものに頼りながらしっかり寝て、食べて、自分を許すようになってほしい」。

山岡朝子さん
山岡朝子さん


成長期の女の子と保護者を対象に体の成長や下着についての講演活動に取り組むワコール社員の上地朋子さんは、具体的な体の悩みについて答えた。「3回目のスパイラルポイントと私たちが呼んでいる37歳以降には、体型がぐーっと変わるということが分かっている」と説明すると、参加者から大きなため息が漏れた。

「やはり胴体回り。“浮き輪加減”が否めなくなるが、腹筋があるので努力で変えることもできる」と指摘。ただ、胸は筋肉がないために一度下がったら戻らないという研究結果も報告し、「だいたい授乳を経験すると皆さん上胸がそげて、形が変わるのが大きな悩み。そこはもう下着で解決。重力に負けないように引き上げてあげることが大事」と話した。

上地朋子さん
上地朋子さん


リコーの産業医として社員の心と体の健康維持をサポートしている末廣有希子さんは、「日本の働く女性の睡眠時間は6時間前後」という調査結果を紹介したうえで、「過労死で悪名高い日本人男性は長時間労働の影響で睡眠時間が短いことが知られているが、実はその男性よりもさらに少ないのが子育て世代の女性。働くお母さんの睡眠不足は国際的にも群を抜いている」と警鐘を鳴らした。

睡眠時間が6時間しか確保できない状態は、過労死ラインと言われる時間外労働80時間に相当する。このラインを切ると脳心臓疾患が増えるといい、「睡眠時間6時間前後で働くお母さんは過労死ラインにいる」と強調。女性はホルモンの恩恵で心筋梗塞等のリスクは低いものの、睡眠不足からうつ病や不安障害の発症につながる危険性や、起床後15時間経過するとパフォーマンスはおよそ酒気帯び運転レベルにまで下がることなどを紹介し、「『気合で睡眠時間を削れば、仕事も家事ももっとできる』と思うかもしれないが、実はそうでない。ここを知ることが女性の健康管理のうえでもとても大事だ」と訴えた。

末廣有希子さん
末廣有希子さん


参議院議員の大沼みずほさんは、議員活動と子育てを両立している自らの体験を交え、「自分は必要とされている」と思うことの重要性を紹介し、「私は、働くママのためにいい法律を一つでも作ろうと思うことが原動力になって踏ん張れる」と語った。

また、家庭内で誰かが担わなければならない家や子供のことを、共働きの場合であっても妻が背負うケースが多いことに関連し、「周囲に対して、私できませんと言えるようになろう」と訴えた。「『私このママ業できません。だからパパやって』とか、上司に『私これできません』などと言えないで頑張り過ぎる人がとても多い。私も仕事がくると全部引き受けてしまいがちだが、『できません』と言える勇気を持つことも重要と思う」

大沼みずほさん
大沼みずほさん

ゲストの話に熱心に耳を傾ける参加者たち。共感の笑いに包まれる場面も目立った。
ゲストの話に熱心に耳を傾ける参加者たち。共感の笑いに包まれる場面も目立った。


日本財団はママの笑顔を増やすプロジェクト(ママプロ)を2012年10月に開始。このプロジェクトでは「女性のためのリベラルアーツ講座」を企画するなど、「みんながみんなを支える社会」、「自らを律するママが、配慮ある環境で、活躍できる社会」を目指して活動している。(益田美樹)

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コメント
しのいの郷様

コメントありがとうござます。ママプロジェクトについては今後も情報発信しますので、ぜひご覧下さい!
Posted by: 日本財団  at 2015年07月17日(Fri) 08:35
心と身体のバランスを取れるような積極的な意識付けも大切なのだと感じました。
Posted by: しのいの郷  at 2015年07月16日(Thu) 14:07


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