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2015年01月28日(Wed)
両陛下、国内外のハンセン病回復者と会われる 指導者としての活躍を期待
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ハンセン病回復者が両陛下謁見を報告


ハンセン病に対する差別撤廃を訴える「グローバル・アピール2015」が東京で発表されたのを受け、天皇、皇后両陛下は1月28日、住まいの皇居・御所で宣言式典に参加した国内外のハンセン病回復者らと会われた。同席した日本財団笹川陽平会長によると、陛下は「それぞれの国で今なお病気や差別に苦しんでいる人々の指導者として活躍していただきたい」と述べられた。
両陛下は、差別と偏見に苦しんでいるハンセン病患者・回復者を長年気にかけてこられ、全国にある15か所のハンセン病療養所の入所者と46年かけて面会を果たされた。笹川会長が1月13日に、両陛下に世界のハンセン病の現状をご進講した際、グローバル・アピールを説明し、今回の懇談が実現した。

両陛下と会われたのは日本、インド、米国、フィリピン、インドネシア、エチオピアの6カ国8人のハンセン病回復者。懇談終了後、日本財団ビルで記者会見した。笹川会長が懇談の様子を説明。両陛下は肩を寄り添うようにして話をし、1人ひとりと握手をされた。

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インド・ハンセン病回復者協会のナルサッパ会長


日本からは全国ハンセン病療養所入所者協議会会長の森和男さん(74歳)が会われた。ヴァガヴァタリ・ナルサッパさん(46歳)はインド・ハンセン病回復者協会の会長。陛下は「インド全土の同じような回復者のために活動を続けてください」と話し、手を握られた。ナルサッパさんは9歳の時に発症し、家族と村から追放された。それ以来、家族からも手を握られることがなかったナルサッパさん。両陛下から握手していただいた瞬間「ハンセン病になり苦労してきた全てが頭から消えた」。感激した面持ちで語った。

両陛下は回復者の方に家族のことや結婚、活動の状況などを聞かれた。インドネシア回復者協議会会長のパウルス・マネクさん(34歳)は陛下から「インドネシアは島がたくさんありますが、どのようにしてハンセン病の教育をしているのですか」と聞かれ、光栄に思ったという。

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両陛下と話をして特別な思いを抱いたのがホセ・ラミレス・ジュニアさん(66歳)。米国の回復者ネットワークで活動している。「ハンセン病と診断され、生きた人間として扱われなかった。今日、お目にかかり人間として復活した」。両陛下が目の前の扉を開けてくれたという。「差別に苦しんでいる人のため新たな世界に飛び立っていくんだよ、と言う気持ちを頂いた」。

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10回目となる「グローバル・アピール」は、27日に日本で初めて発表。日本財団と国際看護師協会の連名で「ハンセン病患者や回復者の治療やケアを受ける権利を支持し、差別がなくなることを訴える」と宣言した。(花田攻)

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※映像のみ(音声はありません)
タグ:ハンセン病
カテゴリ:健康・福祉





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