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2014年03月03日(Mon)
愛知の79団体に104台寄贈 中日新聞社で福祉車両贈呈式
 日本財団が全国で配備を進める福祉車両の贈呈式が2月27日、名古屋市中区の中日新聞社で行われた。贈呈されたのは今年度、全国で配備される2079台のうち愛知県内の福祉団体79団体に贈られる104台。贈呈式で笹川陽平・日本財団会長は「日本財団は民が民を支える社会づくりを目指している。高齢化社会、障害者の社会参加を支えていく皆さんの仕事をお手伝いできることに誇りを持っている」と挨拶した。

各代表にレプリカキーを贈呈
各代表にレプリカキーを贈呈
 「障害の有無や年齢にかかわらず誰もが不自由なく地域で暮らせる社会の実現」を目指して1994年度から始まった福祉車両の配備は、本年度分を含めると全国で計3万3313台、うち愛知県関係は1421台に上る。この日は地域で働く障害者が移動販売に使用する出張販売車や車いす対応車など5タイプの福祉車両を中日新聞社正面広場に展示、贈呈式はあいにくの雨のため6階ホールに場所を移して行われ、贈呈先団体の関係者ら約100人が出席した。

会場には約100人の関係者が出席した
会場には約100人の関係者が出席した

 愛知県内には蒲郡市と常滑市の2ヶ所にボートレース場があり、贈呈式で笹川会長は「お預かりした資金を地元の皆さんに還元するのが、この事業のひとつの目的」と述べた上、「蒲郡市社会福祉協議会」、「和進奉仕会」、「ふれ愛名古屋」、「あゆみの会」、「ほっとはむ」の5団体代表に目録とレプリカキーを手渡した。

挨拶する中日新聞社会事業団・深見事務局長
挨拶する中日新聞社会事業団・深見事務局長

 うち蒲郡市社会福祉協議会の金原久雄会長は前蒲郡市長。東日本大震災では競艇の売り上げT億円をいち早く東日本大震災の被災地に寄付し、震災発生直後、日本財団が行った死者・行方不明者に対する5万円の弔慰金・見舞金の配布にも参加した。この日はヘルパーや看護師など在宅ケアの訪問に活用されるヘルパー車の贈呈を受け、「デザインが一新された車両を活用して明るく元気な活動をしたい」と礼を述べた。

 また中日新聞社会事業団の深見豪事務局長は「われわれも新聞社にしかできない事業を目指して福祉に取り組んでおり、今後、一層の充実を図りたい」と挨拶。この後、「ほっとはむ」の障害者が作ったパンなどが出席者に配られた。(宮崎正)
タグ:福祉車両
カテゴリ:健康・福祉




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