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2011年09月01日(Thu)
闘病生活送った子どもたち マリンスポーツに挑戦し笑顔
(教育新聞 2011年9月1日掲載)

広報グループ
広報チーム 渡辺 桂子

 夏休み期間中、各地の海で子ども向けのイベントが数多く開催されている。だが、体力がまだまだ回復していない、小児がんなど闘病生活を送っていた子どもたちが安心して参加できるプログラムは、残念ながらとても少ない。
 こうした子どもたちに海を楽しんでもらおうと、海辺の環境保全や安全指導などの活動をしているNPO法人earthlysoul(アースリーソウル)は8月20日、東京都港区のお台場海浜公園で、「海で遊ぶ、海に学ぶ、海に感謝する2011 inお台場」を開催(助成・日本財団)。闘病生活を送っていた子どもを含む小学生から中学生とその家族、地元の高校生、合わせて約60人が参加した。

 転覆防止用の浮き具が付いたアウトリガーカヌーをはじめ、ビーチフラダンスなど海と陸の両方で楽しめるプログラムを用意し、闘病生活を送っていた子どもたちが安心して参加できるよう、NPO法人ジャパンハートから医師や看護師ら16人がボランティアとして駆けつけた。

 こうしたイベントに参加することで、辛い闘病生活を送っていた子どもたちが前向きに治療に取り組もうとするようになるという。表情が明るくなり、その変化は劇的で、医療従事者にも良い影響を与えている。子どもたちはマリンスポーツを通じて、新しいことに挑戦することの素晴らしさを知り、自信を取り戻していく。

 闘病生活を送っていた子どもたちがこうしたイベントに参加する機会を確保するには、実施団体や医療関係者の協力が欠かせない。子どもたちが一歩を踏み出す勇気を応援するためにも、今後、このようなイベントが増え、1人でも多くの子どもに笑顔が戻ることを願っている。
タグ:難病の子ども
カテゴリ:こども・教育




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