2018年06月22日(Fri)
「昨年の夏を過ぎ反転のきっかけ3つ」
「今までは私が朝から夜中まで働くような仕事の回し方でしたが、会社の仕事を組織的に組み立てようとしてくれる人、母親のような愛情をもって全員と接してくれる人、スムージーショップのサービスの質向上に日々工夫してくれる人、不器用でも一生懸命ついてきてくれる人、今はそんな管理スタッフに支えられています。別れは辛いですが、踏ん張ればそれさえも力に変えることができます」 「二つ目はインスタグラム(無料の写真共有アプリケーション)などSNS(会員制交流サイト)の普及による拡散。私たちは情報発信が苦手で、どうしようかなと思っていた時に『スムージーや軽食がきれい!かわいい!』と言って、商品や店の情報を、お客様がインスタグラムでなどのSNSで拡散してくださるようになりました」 「投稿してくださっていることに気付き始めたのは2017年の冬に差し掛かるぐらい。爆発したのは年明けでした。一度足を運んでくださったお客さまに、近隣のカフェにも負けない飲み物やお料理を提供し、店舗もお花屋さんらしくより植物をいっぱいにし、おかげで18年に入ってから満席になるようになりました」 ![]() フラワーロード制作スタッフみんなで記念撮影 ― もう一つは。 「苦しかったタイミングで、大きなイベントの受注ができたことです。まるでドラマのようなタイミングでした。東京モノレール天王洲アイル駅すぐ近くで、10万本の花を使い、ローランズスタッフでデザインした60ほどの絵を花びらで描いていき、一つひとつをつなげたフラワーロードを制作。『多様を力に変えていく』を発信する、フラワーイベントのお仕事でした。ローランズのスタッフ全員でこのイベントをつくり上げました。会社としても団結できた、とても大切な出来事で、ローランズを応援してくださる企業からの大型発注があって、会社を立て直すチャンスを頂けました」 ![]() 天王洲アイル店正面 ― 最後に障害者スタッフの賃金の現状と今後の目標を。 「現在も全国平均は上回っています。ただ上回り方がまだちょっと甘いので、今は雇用を増やすことより、雇用の質を上げていきたいと思っています。例えば、短時間のスタッフがもっと長く働けるようにするとか、給与を上げられるようにするとか。そうした条件面の改善に重点を置いています。ひと踏ん張りして、乗り越えて、今はそんな感じです」
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