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2018年04月19日(Thu)
「暖かい春を迎える季節になった」
中国人民解放軍佐官団の25人来日
6年ぶり再開 友好ムード前面に


6年振りに再開された日中佐官級交流事業の中国側訪問団一行が来日し、4月17日、小野寺五典防衛相を表敬訪問、その後、東京都内のホテルで開催された歓迎レセプションに臨んだ。この中で団長の慈国巍・中央軍事委員会国際軍事合作弁公室副主任(少将)が「中日関係は暖かい春を迎える季節になった」、「両国の友好、安全のため努力を続けたい」と述べたのに対し、小野寺防衛相も「両国民の幸せのためにも防衛交流は必要」と答え、最近の両国関係改善の流れを受け友好的なやり取りが続いた。秋には自衛隊佐官団が訪中する。

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小野寺防衛相を囲んで記念撮影=防衛省で



同交流事業は2001年、民間の笹川平和財団・笹川日中友好基金が主催する異色の事業として始まったが2012年10月、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の国有化に伴い中国側が延期を申し入れたのを受け中止。今年2月、笹川平和財団の笹川陽平名誉会長と同弁公室の胡昌明主任との会談で新たに5年間、実施することで合意した。

訪問団は慈団長以下、中国人民解放軍の上級大佐、大佐、中佐、少佐ら計25人。15日に
来日し広島県・江田島の海上自衛隊幹部候補生学校などを訪問、18日以降、東京・市谷の防衛研究所や国会、皇居なども見学、陸上自衛隊仙台駐屯地や航空自衛隊浜松基地などで交流を重ね22日帰国する。

防衛相表敬訪問で慈団長は特色のある社会の建設を目指す習近平国家主席の考えも紹介しながら、「佐官級交流事業を防衛分野の懸け橋としたい」などと強調、小野寺防衛相が不測の事態回避に向け日中間で進む海空連絡メカニズムづくりの作業が進んでいると語ると、慈団長は「早期に調印を実行したい」と応じた。歓迎レセプションでも「遠くの親戚より近くの他人」の諺を引用、「友人は付き合えば付き合うほど近くなり、交われば交わるほど親しくなる」と両国の友好促進を強調した。

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歓迎のあいさつをする笹川名誉会長



またレセプション冒頭で歓迎あいさつに立った笹川名誉会長は「交流事業の団長はこれまで上級大佐が務めていた。今回初めて少将が団長を務められ、この点にも中国側の熱意を感じる」と指摘、2月の胡主任との会談で事業再開に至ったいきさつを紹介した。

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答礼の挨拶をする慈団長



この中で特に、災害発生時の相互の災害派遣や第3国で大災害が発生した場合の合同救援隊の派遣などを提案すると、胡主任は併せて双方の文化交流を提案されるなど、話が大いに弾んだなどと紹介。会場の自衛隊関係者からも「人命救助、災害支援は交流の入り口としてハードルも低くいいのではないか」といった感想が聞かれた。

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談笑しながら交流する日中双方の佐官=広島県・江田島で



佐官級交流事業は両国の将来の防衛を担う中堅幹部が交流する異色の事業として注目され、2012年までの参加者は自衛隊側が計11回126人、人民解放軍側が計10回207人に上っている。
タグ:中国 日中佐官級交流事業
カテゴリ:世界







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