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2018年04月11日(Wed)
文楽の熊本公演、終幕
雨にたたられながらも、賑わった最終公演


「飲みながら、食べながら文楽」のキャッチフレーズで、日本財団が3月17日から4日間の日程で行った文楽の熊本公演「にっぽん文楽in熊本城」が無事閉幕した。今回は2014年に立ち上げた「にっぽん文楽プロジェクト」の6回目の公演で、熊本地震満2年を前に震災復興支援を掲げて行われた。

雲ひとつない快晴の日に幕を開けた公演だったが、後半は生憎の雨模様。しかしベストコンディションとはいえない状態ではあったが、文楽を一目みようとおよそ300人の観客が入場し、伝統芸能に酔いしれた。会場で販売された甘酒や日本酒「文楽」を飲みながら、雨音が気にならないほど舞台に注意をむける人たちもいた。公演中には、くまモンの面を被った人形も登場し大いに笑いをさらった。

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くまモンの面を被った文楽人形

くまモンの面を被った文楽人形



天候が不順で中止となった際には、観客を特別に舞台の上に招いた。1億円を掛けて奈良・吉野から切り出したヒノキ材を宮大工の手で文楽専用の移動式組み立てで完成させた舞台は雨に打たれてもびくともしない。使われている文楽人形と触れ合う機会も設けられた。また、太夫による人形遣いの技の実演や、人形の仕組みの解説、写真撮影会も開催。文楽ファンにとっては願ってもない千載一遇の機会となった。さらには人形遣い体験も行われ、片手のみで10kgもの人形の体の微妙な動きを再現しようとするが、なかなか上手くいかない観客が多かった。
文楽では人形一体を3人で操っている。主遣いという役割が人形の首(かしら)と右手を、左手は左遣いが動かし、足遣いが足を動かす。あうんの呼吸で体の動きをそれぞれ作ることで人形に命を吹き込むことが可能となる。東京から訪れた男性は「こんなに人形が重いとは思わなかった。これを1時間も片手で持ち続けられるのは簡単なことではない」と驚いていた。

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一般客に人形の操作をレクチャーする様子



4日間にわたる熊本城公演を見に訪れた人は千人以上にのぼる。悪天候ではあったものの、結果は大成功をおさめた。熊本地震の被災者を含めた多くの観客たちが笑顔を浮かべて楽しんでいた。

お酒の売りは盛況<

お酒の売りは盛況




● にっぽん文楽 〜飲みながら、食べながら文楽〜(日本財団ウェブサイト)
● にっぽん文楽






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