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2018年03月16日(Fri)
鳥取市街地に「まちなか拠点」オープン
子育てママさんたちと連携
人材育成セミナーなど開催


鳥取県と地方創生の共同プロジェクトを進めている日本財団は、まちの課題をより密接に地域の人たちと分かち合うため3月12日、鳥取市の中心市街地にサテライト拠点をオープンした。子育てママさんたちの団体「Tottori Mama’s」と連携し、教育やまちづくりなどのセミナー、人材育成プログラム、事業相談などを開催、中高生から大人まで、世代を超えた活動拠点として利用してもらうことにしている。

オープンしたサテライト拠点の前で写真に納まる(左から)安部麻美さん、中井みずほ代表、木田悟史所長、村上智則さん

オープンしたサテライト拠点の前で写真に納まる(左から)安部麻美さん、中井みずほ代表、木田悟史所長、村上智則さん


オープンしたサテライト拠点の名前は「まちなか拠点」。JR鳥取駅から県庁に向かう若桜街道の中間地点にあり、商店や事務所が軒を連ねるアーケード街に面している。以前は選挙事務所などに使われていた場所で、木造2階建て。セレモニーは拠点の入り口で行われ、地元の関係者ら十数人が見守る中、木田悟史・日本財団鳥取事務所長が「新たな拠点を高校生、大学生の人材育成や様々なワークショップ、相談事業などに気軽に使っていただきたい」とあいさつした。続いてTottori Mama’s代表の中井みずほさんが「子育て中のママさんたちが楽しめるような活動をしていきたい」と抱負を語った。

あいさつする中井Tottori Mama’s代表

あいさつする中井Tottori Mama’s代表



この後、来賓の成清仁士・鳥取市中心街活性化協議会タウンマネジャーは「商店街のみなさんと子育て中のママさんたちとが連携して、市街地の活性化に寄与していきたい」と述べ、新拠点の誕生を歓迎した。続いて、木田所長と中井代表が新しい看板の除幕を行った。「日本財団まちなか拠点」の看板が姿を現すと、参加者が一斉に拍手し、新サテライトの誕生を祝った。

除幕を行う木田所長(右)と中井代表

除幕を行う木田所長(右)と中井代表



除幕後、参加者全員が室内に入り、お披露目を兼ねたパーティーが行われた。乾杯の音頭を取った渡辺博・鳥取市商店街振興組合連合会理事長は「Tottori Mama’sの皆さんが私たちの商店街でカーニバルを開いた時は約2,000人が集まった。女性の方々が活発に活動し、商店街の活性化につながるのが望ましい」と期待感を示した。県庁から鳥取駅までのアーケード街の商店街には約90店舗が加入しているが、店主の高齢化が進み、空き店舗も目立っているという。

乾杯の音頭を取る渡辺・鳥取市商店街振興組合連合会理事長(右から3人目)

乾杯の音頭を取る渡辺・鳥取市商店街振興組合連合会理事長(右から3人目)



日本財団鳥取事務所と連携して拠点を運営する中井みずほ代表に話を聞いた。中井代表は高校2年と6歳の女の子を持つシングル・マザーで、14年前に子育て中の仲間とTottori Mama’sを立ち上げた。子育ての悩みを抱えるお母さんたちが集まり、悩みを共有して元気を出そうと、親子が一緒に楽しめるイベントを中心に活動してきた。
中井代表は「女性は悩みを共感し合えると安心する。お母さん向けに仕事・家庭と子育てを両立していくための学びの場を作りたい。産後の仕事復帰プログラムもやっていきたい」と語った。現在会員は約330人。スタッフ2人と交替で拠点に詰める予定。


まちなか拠点
住所:鳥取市戎(えびす)町418番地。
メールアドレス:totnf@ps.nippon-foundation.or.jp
鳥取県×日本財団共同プロジェクトウェブサイト;
まちなか拠点facebook








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