CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

前の記事 «  トップページ  » 次の記事
2018年02月16日(Fri)
「にっぽん文楽in熊本城」3月17日に開演
震災復興支援で被災者招待
加藤清正登場の演目を上演


「日本のタカラ」である文楽を気軽に楽しんでもらおうという「にっぽん文楽プロジェクト」の6回目の公演が3月17日から4日間、熊本市の熊本城二の丸広場で行われることが決まり、2月14日、演目などの概要が記者発表された。4月に熊本地震から満2年を迎えることから、震災復興支援を掲げ、被災者を無料招待する。また、公演では熊本城を築城した加藤清正の忠義を描いた「八陣守護城 浪花入江の段」などを上演する。

樺島熊本県知事、尾形日本財団理事長、中村総合プロデューサー、大西熊本市長に、くまモンも加わりフォトセッション

(右から)樺島熊本県知事、尾形日本財団理事長、中村総合プロデューサー、大西熊本市長に、くまモンも加わりフォトセッション


記者発表は熊本駅前のザ・ニューホテル熊本で行われ、樺島郁夫・熊本県知事、大西一史・熊本市長、尾形武寿・日本財団理事長、中村雅之・にっぽん文楽総合プロデユーサーが出席した。地元のテレビ局、新聞社などから約15人が参加した。

主催者の尾形理事長はあいさつの中で「震災からまもなく2年たつが、県民の皆さんは精神的につらい思いをしているので、文楽を鑑賞して心を癒していただきたい」と述べた。
また、大西熊本市長は「震災復興支援として文楽が熊本城を背景に行われることになり、仮設住宅入居者を優先的に無料招待したい。この催しは復興への大きな励みになると思う」と語った。

あいさつする大西熊本市長

あいさつする大西熊本市長



一方、樺島熊本県知事は日本財団の震災復興支援について「これまでに緊急支援、財政支援を受けており、支援総額は127億円を超える。今回の文化的支援が県民の心の復興に寄与することを願っている」と述べた。

震災復興支援について説明する樺島県知事

震災復興支援について説明する樺島県知事



この後、中村総合プロデューサーが概要を説明。熊本公演の狙いについて「日本の宝である文楽を県民の皆さんに見ていただき、元気を出してもらうと共に、熊本城をバックに公演することで、まだ復興途中であることを全国の皆さんに思い出していただきたい」と語った。また、文楽の特性について「ひとつの人形を3人で操るので、高度な表現ができる。世界各地に人形劇があるが、文楽は“奇跡の人形劇”といわれている。食べたり、飲んだりしてくつろいで観劇していただきたい」と述べた。

記者発表が行われた会場の全景

記者発表が行われた会場の全景



演目は、加藤清正が豊臣秀吉の死後も豊臣家に忠義を尽くし、徳川方に毒殺されたという俗説に基づいて作られた「八陣守護城 浪花入江の段」と、芸人や物売りが街中を行き来した江戸時代の情景をうかがわせる「面売り」の2つ。出演者は、竹本津駒太夫、鶴澤清介、吉田勘彌、吉田幸助ら一線で活躍する顔ぶれだ。

文楽の公演は、約1億円で作った組み立て式の建物を熊本城二の丸に運んで行われる。公演は昼の部と夜の部の2回行われ、定員は各回約300席。席料は2000円で、チケットぴあなどで発売される。震災復興支援として熊本県居住者向けに各回数十枚単位で無料招待される。申込みの応募多数の場合は抽選となる。問い合わせは「にっぽん文楽プロジェクト」(電話03−6233−8948、平日10時から17時まで)
(http:www.nipponbunraku.com)

 また、公演前日の16日正午から、出演者らによる「お練り」が行われる。一行は熊本市の下通りサンロード側入口を出発し、銀座通りを通過、下通り通町筋側入口まで歩く。
「にっぽん文楽プロジェクト」は、日本の誇る伝統芸能を劇場とは違った雰囲気で親しんでもらう目的で2015年3月、東京・六本木を皮切りに始まり、大阪、浅草、伊勢神宮などで計5回行われている。日本財団は東京オリンピック・パラリンピックが行われる2020年まで年2回実施する予定だ。



● にっぽん文楽 〜飲みながら、食べながら文楽〜(日本財団ウェブサイト)
● にっぽん文楽






 iPS細胞研究所支援コンサート開く  « トップページ  »  パラオに中型巡視船を支援