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2018年01月23日(Tue)
希望実現には申請一つにも創意工夫を
やりたいこと、行きたい所、必要なもの
ROCKET4期生に「書き方」講習


日本財団と東京大学先端科学技術研究センター(東大先端研)が共同で進めている「異才発掘プロジェクトROCKET」第4期スカラー候補生32人へのプログラムが本格的に始まり1月17日(水)、自分が何をしたいのか、希望を実現するための「申請書の書き方」講習が実施された。「やりたいこと」「行きたい所」「必要なもの」があればプロジェクト・ディレクターの中邑賢龍・東大先端研教授に申請書を提出するのが基本のプログラム。申請一つにも本人の創意工夫を反映させるためだ。

書いてみよう。指導する日本学術振興会特別研究員(東大先端研研究員)の高橋麻衣子さん

書いてみよう。指導する日本学術振興会特別研究員(東大先端研研究員)の高橋麻衣子さん


当日は日本学術振興会特別研究員(東大先端研研究員)の高橋麻衣子さんと東大先端研特任助教の平林ルミさんが、参加した4期スカラー候補生10人に申請書の書き方とパソコンを使ったメールの書き方を指導した。高橋さんは基本的なこととして、ROCKETプロジェクトが教育費に回された税金と日本財団からのお金で運営されていることを説明し「無駄にしてはいけないお金であることを知っておいてほしい」と強調した。

その上で高橋さんは「申請書は中邑先生に対する手紙。先生は心理学者だから皆さんが本当に必要としているか、申請書を見ただけですぐ分かる。自分にとってどのように役に立つか、それでなくちゃ駄目なのか、やりたいことも、行きたい所も、必要なものも本当に実現させると強くアピールし、“俺の心を動かしてみろ”という先生の心が動くように、申請書を何度も書き直し、工夫してほしい。書く前の構想と、書いた後の見直しが大切。作文や文字を書くことが苦手でも大丈夫。困ったことがあれば私たちに相談してほしい」と励ました。

パソコンがほしい時の参考画面から

パソコンがほしい時の参考画面から

書き方のまとめ。高橋さんの講演画面から

書き方のまとめ。高橋さんの講演画面から



2014年12月に始動したROCKETプロジェクトは、突出した能力はあるが、現在の教育環境になじめず、不登校傾向にある小・中学生を選抜し▽個別実行計画の提供▽オンライン家庭教師による支援▽情報通信技術機器の活用▽実業(農業・調理・大工仕事など)を通じた教科学習課程の提供▽東大先端研の教授陣や各分野のトップランナーによる特別授業▽学校との調整や親へのケア−などの教育プログラムを実施している。

選抜したスカラー候補生(小学3年〜中学3年)に継続的な学習保障や生活のサポートを提供することで、将来の日本をリードし、イノベーションをもたらす人材の養成を目指す一方、保護者や教育委員会、学校関係者などを巻き込み、モデルとなるような新たな教育プログラムを構築し、教育制度や受験制度の改革に寄与する実行性ある研究成果の創出も目標としている。

「申請書の書き方」講習の様子

「申請書の書き方」講習の様子


計画が始まった14年度(1期生)は応募者601人から15人、15年度(2期生)は同536人から13人、16年度(3期生)は同527人から31人をスカラー候補生に選び、17年度(4期生)は昨年末、同363人から32人が新たに仲間入りした。プログラムに参加するのも、しないのも自由意志に基づく代わりに、自由を手に入れた限りは、自身で起した言動の責任を取る生き方を指導している。


● 異才発掘プロジェクト ROCKET(日本財団公式ウェブサイト)






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