2018年01月17日(Wed)
日本財団選定の「学習マンガ」200作品に!
昨年11月、50作品を追加
図書館業界で注目度高まる 新しい世界を発見でき、学びにつながるマンガ作品を選出する「これも学習マンガだ!〜世界発見プロジェクト〜」を推進している日本財団は、昨年11月までに200作品の選定を終えた。これを機に200作品をまとめた『これも学習マンガだ!公式ハンドブック200選完全版』を発行した。財団は今後もマンガを通じて「楽しみながら学ぶこと」を続けていく方針だ。 |
わが国には「学習マンガ」というジャンルがあり、学校で習う教科の理解を助け、読みやすい形で知識を深める作品を指す。その一方、学習マンガとは思えないストーリーマンガの中にも、学習すべき知恵と知識が詰まった作品がある。これらを選んで「これも学習マンガだ!」として推進しようというのが狙いだ。マンガ家の里中満智子さんをはじめ、各界の有識者10人(17年度、新たに実業家の堀江貴文さんが加わり11人に)で構成する選書委員会を設置、選定を進めた。2015年に100作品、16年、17年に50作品ずつ追加、合計200作品となった。 200作品は11のジャンルに分かれていて、最も多いのは「職業」の26作品。2番目は「社会」24作品、3番目は「歴史」21作品、4番目は「生命と世界」20作品、5番目は「芸術」と「多様性」で各18作品となっている。選ばれた作品数が最も多い作家は手塚治虫さんで、『火の鳥』など3作品。 さらに山内事務局長は、学習マンガが社会課題を知るきっかけとして役立っているとして「マンガは年間何千作品も出ているので、今後『200選』を見直していけばいいと思う。時代性を考えると、5年ごとに更新していくのが望ましい」と語っている。 ● これも学習マンガだ! ウェブサイト カテゴリ:こども・教育 |