• もっと見る

前の記事 «  トップページ  » 次の記事
2017年12月26日(Tue)
【学生が見た日本財団】ニュースは誰でも届けられる!
学生が見た日本財団
SNSによるメディアの変化と私たち


11月17日〜19日に日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2017が行われました。今回はそのなかで19日に行われた「ニュースは誰が担うのか 次世代のメディアイノベーション」という分科会を取材させていただきました!

パネラーの方々が吹き出しパネルを持って記念撮影.JPG

パネラーの方々が吹き出しパネルを持って記念撮影


分科会の始まりは色とりどりの吹き出しを抱えて写真撮影。来場者がシンポジウム中に「#日本財団NEWS」をつけTwitterでつぶやくと舞台中心に置かれた画面にリアルタイムで表示されます。時間が足りずシンポジウム内で質問をしきれなかった場合は、呟いておくことでのちほど登壇者の方々から返信をもらえるという説明もありました。インプットのみで終わることが多いシンポジウムですが、全ての質問に回答がもらえて、より有意義だと感じました。今回はその議論をピックアップしてご紹介します!

最初のトピックはニュースの定義についてです。
角田克氏(朝日新聞社社長室特別秘書役)や杉本誠司氏(株式会社ExaSeeds代表取締役社長)、牧野友衛氏(トリップアドバイザー代表取締役)を始めとするメディアに携わっている登壇者の方々からたくさんの意見が上がりました。新聞記者経験のある角田氏でさえも「そもそもニュースとは何か」という議論をしたことはないそうで、悩みながら話されていました。そのお話の中で共通していたニュースの定義は、「人々に驚きを与えるものだ」というものです。たしかに驚く内容でなければあまり興味をひかれることもなく、人に伝えようとも思わないと納得しました。

立ち見が出るほどに盛況だった会場.JPG

立ち見が出るほどに盛況だった会場


続いてSNSの登場について議論は移ります。
古田大輔氏(BuzzFeed Japan創刊編集長)や郭晃彰氏(テレビ朝日AbemaPrimeプロデューサー補佐)、ダイアナ・ガーネット氏(歌手・タレント)を中心に議論は進められました。SNSの普及により速報性のある情報が誰にでも発信可能になり、知ることも簡単になったというメリットが増えたこと。しかしそのため誤報や“パクリ”などの問題も増加していることが提示されました。

熱弁をふるう登壇者の皆さん.JPG

熱弁をふるう登壇者の皆さん


この問題点を改善するためには、私たち受け手自身がメディアリテラシーを学ぶ必要があるそうです。実際にアメリカでは中学校から学ぶ機会がありますが、日本ではまだあまり機会がないため、新聞やテレビなど既存のメディアを参考に学んでほしい、と語られました。確かに今まで学校でジャーナリズムについて学んだ機会はほとんどありませんが、レポートを書くときの参考文献やSNSを使うときなど、使うべきところは日常生活にたくさんあることに気づきました。

分科会の最後はダイアナ氏の歌で締めくくられた.JPG

分科会の最後はダイアナ氏の歌で締めくくられた


実際にメディアに携わっている方々の意見を聞くことができたとても有意義な分科会でした! 私もインターネットで情報を発信している身として勉強し、メディアリテラシーを身に着けていこうと思います!
(上智大学/岩ア結衣)




● 日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2017 ウェブサイト






 障害者就労支援、さらに新事業2件  « トップページ  »  「今、行動を起こさなければ・・」