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2017年11月27日(Mon)
【学生が見た日本財団】若者の未来をつくる、新しい渋谷
学生が見た日本財団
芸術・文化を通して多様性を発信


10月31日に日本財団と渋谷区は「ソーシャルイノベーションに関する包括連携協定」を締結しました。締結式は渋谷区内で行われ、渋谷区の長谷部健区長、日本財団・笹川陽平会長が出席し、50人ほどの記者団が参加しました。

なぜ渋谷区と日本財団が連携することに?
渋谷区は「ちがいをちからに変える街」、日本財団は「みんなが みんなを 支える社会」を目指して今まで活動を行ってきました。そのそれぞれのテーマを踏まえ、多様な個性を認め合うインクルーシブな社会を実現しようという方向性が一致し、今回の連携が決まったそうです。

固い連携を約束した長谷部渋谷区長(左)と笹川日本財団会長(右)

固い連携を約束した長谷部渋谷区長(左)と笹川日本財団会長(右)


どんなプロジェクトが行われるの?

今回説明されたのは主に4つのプロジェクトについてです。
(1)渋谷の街で、こどもの個性を育む。 CREATIVE KIDS PROJECT
(2)渋谷の街で多様性を体験する。 DIVERSITY FESTIVAL
(3)オリンピック・パラリンピックムーブメント
(4)SOCIAL INNOVATION Support

今回はこの中でいくつか私が注目したものを取り上げます!

本プロジェクトのプロジェクトデザイナーを務める金山淳吾氏(左)

本プロジェクトのプロジェクトデザイナーを務める金山淳吾氏(左)


CREATIVE KIDS PROJECT
 将来を担う子どもたちのために渋谷区で働いているミュージシャンやファッションデザイナーの方々による特別講座や職業体験等を開催し町全体をテーマパークのような存在にしようというこのプロジェクト。「渋谷」といえば「KAWAII」「ギャル」といったファッションなどの芸術的分野における世界への発信地です。学校の授業で学べない芸術分野を学ぶことで子どもたちの将来も広がりそうです。

アロープロジェクト
SOCIAL INNOVATION Supportに含まれるプロジェクトで、たどっていくと災害時の避難場所にたどりつく矢印のモニュメントを町中に設置するというものです。既に渋谷区内に2カ所設置されていて、今後増やしていく予定だそうです。災害時パニックの中スマートフォンで地図をひらき避難場所を探すよりも、矢印をたどっていけば簡単に避難できます。矢印であれば言語も関係なく理解できるので外国の方も一目で理解できます。しかも普段はモニュメントとして街にかっこよさを与えられます。まさに一石三鳥のプロジェクトだと思います。

最後に
今回紹介したこれらのプロジェクトの中には現在検討中のものも多く、詳細はまた発表されていくそうです。これからの社会のあるべき姿を真剣に考えている方々に期待しつつ、未来を作っていく若者の一員として私も様々なことを勉強していこうと思いました!

(上智大学/岩ア 結衣)








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