2025年02月05日(Wed)
― 失われた30年 ―
傷跡深く国際競争力大きく後退
25年春闘で賃上げ効果は? 日本財団特別顧問 宮崎 正 ![]() 25年春闘が始まった。労使とも23、24年度春闘の“実績”を受け「賃上げの定着」を目指すとしている。しかし国際社会の中で日本の賃金水準は引き続き低下している。さまざまな原因が指摘されているが、素人目には「失われた30年」の後遺症からいまだに抜け切れていない気がする。加速する少子化、政治の低迷、国際社会の分断等、マイナス材料も加わり「失われた40年」になる事態を危惧する。 |