『ぽけっと』8月号連動企画 「不登校に寄り添う」座談会報告[2021年08月10日(Tue)]
『ぽけっと』8月号の特集「不登校に寄り添う」では、区内で不登校に関わる活動をする3人の方による座談会の様子をお伝えしました。ここでは、紙面でお伝えしきれなかった部分をお届けします!
『ぽけっと』8月号(PDF)はこちらから!
【座談会参加メンバー】
鈴木さん(なゆたふらっと…1991年から継続している不登校の子ども達の居場所。それぞれやりたいことをして過ごしている)
水村さん(練馬・登校拒否を考える親の会…子どもの不登校をきっかけに親同士が出会い、コミュニケーションを持つための集まり)
高橋さん(練馬区内で不登校児支援に関わる方)
不登校の増加と背景
水村:親の会ということで、あまり不登校の子どもが増えているという実感はありません。悩みに悩んで、「学校に行かない」ということを受け入れた親御さんが、将来に不安を感じ
会に参加されることが多いです。
高橋:フリースクールでは毎日のように問い合わせ・見学があり、自分たちだけではカバーできないと感じています。学校教育以外の場所で育てたいと、主体的に子供の居場所を考えはじめる家庭も増えていて、幼稚園、保育園の頃にフリースクールの見学に来たりします。
鈴木:全体的な話になりますが、学校が制度の求めることに沿った教育の場になっていて、子どもが中心の教育の場になっていないと感じることがあります。学校での事務処理も本当に増えていて、教員も子どもに向き合える時間が少ないと悩んでいますね。