車いすに希望をのせて[2011年08月01日(Mon)]
ずら〜っと並んだ車いす。
車いすの製造工場それとも展示場
いえいえ、ここは、NPO法人「希望の車いす」の活動現場です。
「希望の車いす」は、
国内で使われなくなった車いすを集め、
きれいにし、整備して、
アジア諸国などの、車いすを必要としている人たちに
送る活動をしています。
先日、この活動現場を訪問してきました。
毎週火曜日と第4土曜日は「クリーニングデイ」。
エプロンをつけたボランティアの方たちが、
汚れた車いすを解体し、
歯ブラシや古布でピカピカに磨いたり、
パンクを直したり、部品を取り換えたり、
破れたカバーを繕ったりしていました。
みなさんがそれぞれに分かれて
作業をしている姿は、
さながら「修理工場」。
でも、みなさんとっても楽しそう。
私たちもすこしだけ作業に参加させてもらったのですが、
こすったり、磨いたりしていくうちに
汚れがみるみるきれいになっていくのは
なんとも気持ちのいいもの。
こうしてきれいになって、整備された車いすは、
ほとんど新品同様です。
←ちなみにこの足のカバーの部分は着物の帯だそうです。
これがどのように、「必要としている人たち」に届けられるかというと、
驚いたことに、
車いすを運ぶのもボランティアにお願いしているとのこと。
旅行や出張で相手先の国に行く人を募集し、
手荷物の一つとして持って行ってもらうのです。
持っていく人は、必然的に自分の手荷物は少なくなってしまうのですが、
車いすを引き取りに来た現地の人たちとの交流があったりして、
「やってみたい」という人が結構いるとか。
また、日ごろ修理やクリーニングに参加しているボランティアが
直接届けに行くツアーもあるそうで、
今年6月にモンゴルに行った時の写真が飾られていました。
そして、「希望の車いす」では、
ひとつひとつの車いすが持つ「ストーリー」を
大事にしたい、と考えているそうです。
つまり、
車いすを送った相手には、
どんな人が使っていたのか、
どういう思いで寄付してくださったのか、
を伝え、
車いすを提供してくれた人には、
その車いすがどんな人に、どのように使われているのか、
を伝えるようにしている、とのことです。
これまで送り出した車いすは722台。
棚には、寄付した人やボランティアの思いや希望がたくさんつまった車いすが
たくさん並んでいました。
区内に活動場所を移してから2年余り。
これからぜひ、地域の方にもボランティアに参加してほしい、
もし使わなくなった車いすがあれば、提供してほしい、
とのこと。
このブログをみて、
われこそは と思った方、
ぜひ、希望の車いす または ボラセンに
お問い合わせくださいね。
お待ちしています。
(う)
車いすの製造工場それとも展示場
いえいえ、ここは、NPO法人「希望の車いす」の活動現場です。
「希望の車いす」は、
国内で使われなくなった車いすを集め、
きれいにし、整備して、
アジア諸国などの、車いすを必要としている人たちに
送る活動をしています。
先日、この活動現場を訪問してきました。
毎週火曜日と第4土曜日は「クリーニングデイ」。
エプロンをつけたボランティアの方たちが、
汚れた車いすを解体し、
歯ブラシや古布でピカピカに磨いたり、
パンクを直したり、部品を取り換えたり、
破れたカバーを繕ったりしていました。
みなさんがそれぞれに分かれて
作業をしている姿は、
さながら「修理工場」。
でも、みなさんとっても楽しそう。
私たちもすこしだけ作業に参加させてもらったのですが、
こすったり、磨いたりしていくうちに
汚れがみるみるきれいになっていくのは
なんとも気持ちのいいもの。
こうしてきれいになって、整備された車いすは、
ほとんど新品同様です。
←ちなみにこの足のカバーの部分は着物の帯だそうです。
これがどのように、「必要としている人たち」に届けられるかというと、
驚いたことに、
車いすを運ぶのもボランティアにお願いしているとのこと。
旅行や出張で相手先の国に行く人を募集し、
手荷物の一つとして持って行ってもらうのです。
持っていく人は、必然的に自分の手荷物は少なくなってしまうのですが、
車いすを引き取りに来た現地の人たちとの交流があったりして、
「やってみたい」という人が結構いるとか。
また、日ごろ修理やクリーニングに参加しているボランティアが
直接届けに行くツアーもあるそうで、
今年6月にモンゴルに行った時の写真が飾られていました。
そして、「希望の車いす」では、
ひとつひとつの車いすが持つ「ストーリー」を
大事にしたい、と考えているそうです。
つまり、
車いすを送った相手には、
どんな人が使っていたのか、
どういう思いで寄付してくださったのか、
を伝え、
車いすを提供してくれた人には、
その車いすがどんな人に、どのように使われているのか、
を伝えるようにしている、とのことです。
これまで送り出した車いすは722台。
棚には、寄付した人やボランティアの思いや希望がたくさんつまった車いすが
たくさん並んでいました。
区内に活動場所を移してから2年余り。
これからぜひ、地域の方にもボランティアに参加してほしい、
もし使わなくなった車いすがあれば、提供してほしい、
とのこと。
このブログをみて、
われこそは と思った方、
ぜひ、希望の車いす または ボラセンに
お問い合わせくださいね。
お待ちしています。
(う)