4月散歩で見つけた草木の花など(草本類) [2021年04月14日(Wed)]
前回の木本類に続き、今回は草本類の投稿です。 〇 ハルジオン(春紫苑・キク科)もうこの花がそこここに咲き始めました。ご存知のようにヒメジョオン(姫女苑)と共に古くに移入された北米原産の外来種です。ハルジオンの方が若干開花が早く、やや遅れてヒメジョオンが咲きます。 本種の特徴は、茎が中空であること、葉が茎を抱く、蕾の時にうなだれたように下を向くことです。これがヒメジョオンとの区別点にもなっています。 〇 ジュウニヒトエ(十二単・シソ科)花が幾重にも重なって咲く様子を、昔の女官の衣装に見立てたものです。 〇 シラン(紫蘭・ラン科)園芸植物として広く栽培され、野生種は稀です。写真も園芸として植えられています。 〇 アメリカスミレサイシン(アメリカ菫細辛・スミレ科)スミレ科には23属約800種あると言われています。大半の属は木本であり、約500種です。草本を含む属は3属だけで、木本のスミレ科は南アメリカのアンデス山麓に生息し、大半の草本のスミレ属は北半球にしか分布していません。日本には60種のスミレ属のスミレ、細かい分類では約220種が生息しています。日本で見られるスミレの約70%はタチツボスミレです。スミレの正確な同定はなかなか至難の業ですが、本種のように花は青紫色で中心部が濃く、上唇が後ろに反り返り、距が太くて短いなどの特徴があると見分けがつきます。また、葉の形も同定の手がかりです。 〇 ツルニチニチソウ(蔓日日草・キョウチクトウ科)ヨーロッパ原産で常緑のつる性植物の一種です。 〇 カラー(和名:和蘭海芋 オランダカイウ・サトイモ科)秋の自然観察会で西国分寺駅からのお鷹の道で初めて出会った植物です。一度聞いたら忘れようのない名前と姿です。こんな時期に咲いていました。 以上 会長 山本憲人 |
Posted by
山本
at 13:39