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メディアと環境 [2009年09月08日(Tue)]
2008年3月2日放送
テレビ(番組の要旨)
アメリカフロリダ州にある国立公園エヴァーグレーズでは,近年の都市化によって生物が脅かされている.
ハリケーンの水害を防ぐために水路を作る→海が汚れる→赤潮発生→草食のマナティー悲しい

ヒヨコ(私見)
1年以上の番組の細かい内容は忘れてしまいました。しかし,この書きかけのブログ記事を更新しようと思ったのにはわけがあります。

機会があって,2008年秋にエヴァーグレーズのあるフロリダ南端を訪れました。Evergradesの隣のBig Cypress National Preserveを見て回りました。日本(本州)とは全く異なる自然で,珍しい生き物がたくさんいました。

アメリカの国立公園にはとても広いものがあります。そして,車で見て回るようにできているものも多いです。Scenic Drive(遊歩道ならぬ遊車道)を走りながら見たい生き物が見えたら止まって眺めることができます。
ここは湿地帯なので,水上ボートやカヌーで公園に入ることもできます。私もカヌーでBig Cypress National Preserveの中に入り,ワニの赤ちゃん(写真)に出会いました。Scenic Driveから大人のワニはたくさん見ましたが,子どもは可愛かったです。

Scenic Driveには,未舗装の道路でも砂埃が立たないくらいの速さで,運転手も景色を楽しみながら走っている車を見かけました。アメリカ人は環境に関心がないような先入観もありましたが,このように自然を愛する人たちもいることがわかりました。

さて,訪問中はEvergradesを扱った番組があったことも紹介記事をここに書こうとしていたことも忘れていました。そのため,100%自分の視点でものを見ることができました。

人が作ったものはどれも多少はそうですが,作者の意図が入ります。文章を読んでいるときは落ち着いて考える時間があるのでこれは自分は反対だと思いながら受け入れることもできます。しかし,映像・音声の場合流れ去ってしまい,完全に作者のストーリーに乗せられがちです。一つの見方として一歩下がって見たときには,知らなかった情報もあり面白いものでしょう。ところが,つい夢中になって全てを鵜呑みにしてしまうこともあり得ます。

取材中はある程度いろいろな情報が集まります。それを編集して公開するまでの間に様々な人の意図が入ります。それは仕方のないことと思いますが,少しは自分で生情報から調べたことをじっくり考えることが必要でしょう。メディアに頼りすぎないこと。

環境問題のテレビ番組もきっかけの一つとして現在の専門・仕事につながっている身として,最近のテレビ番組と書きかけの記事と実際に訪ねた自然を比べてこんなことを考えました。
これからここで発信する私の記事はどんなものにしていこうかなと模索します。
ゴルフ場 [2008年02月05日(Tue)]
クローバー2月3日放送

テレビゴルフ場というと,環境破壊というイメージがあるが,その土地の地形を保持したり,なるべく自然を残して蛍がすめるような小川を作ったり,植林をしたりと,「自然」があるゴルフ場もある.
周りが宅地開発されて残ったのはゴルフ場の芝生だけ,という地域もある.

ヒヨコ家族もゴルフはしないし,本当に何も考えたことはなかった.最近注目選手も多いのでテレビのニュースで国内外のゴルフの大会が映されるのを見ることはあるが,植物はあるものの少なくとも森林浴を楽しめるような自然,とは程遠いように思う.しかし,ゴルフ場の仲は気持ちいいという人もいるようで,不思議だった.

Takeshita, S., Yamada, R.:2004,
Environment Management of Golf Course in Japan
日本のゴルフ場における環境マネジメント
鹿屋体育大学学術研究紀要,32,19-25
http://www.lib.nifs-k.ac.jp/HPBU/annals/an32/32-19.pdf

Abstructだけで既に,環境問題を考えるには化学・農学など理系分野だけではなく社会学・法学など文型分野の研究も必要なのだと改めて思った.高校時代に進路を考えるときにこのことを知っていたらずいぶん人生変わっただろう.

やはり,建設当時は周りの環境のことなど考えないで作ることが多かったとのこと.
しかし,最近のゴルフ場業界紙(?)には肥料・雑草・灌漑についての報告もなされていており,Greenery Gofers GroupなどNPO活動で環境を考えるゴルファーも増えてきているようだ.

日ごろゴルフとは無縁の生活をしているためあまり考えたこともなかったが,違う世界に生きる人たちのこともそこそこは知っておく必要があると思った.確かに,まとまった「緑地」であることは間違いない.
アメリカやスコットランドのゴルフ場ではこのような取り組みが進んでいるとのことなので,もう少し調べたら来年一年,覗いてみようか.
屋敷森 [2008年01月03日(Thu)]
クローバー平成19年12月23日放送
テレビ昔ながらの住宅には屋敷森がある地域がある.

ヒヨコ塾で教えたこともある内容.北側に常緑樹を植えて防風,南側には落葉樹を植えて冬は暖まる,と賢いなといつも思う.

実際に効果を調べた人がいた.
本
荒木孝一,宮本征一,堀越哲美:1995,
屋敷森を有する住宅とその集落に形成される微気候.
日本建築学会大会学術講演梗概集

流し読み程度で申し訳ないが,実際に冬は暖かく風は相当抑えられていることがわかる.
私も研究に使ったことのある移動観測を用いていたのが嬉しかった音符
コルクガシ [2008年01月03日(Thu)]
クローバー平成19年12月16日放送
テレビスペインにはコルクガシの林があった.近年ワインの栓にコルクが使われなくなってきているためコルクの換わりに商品価値の高いものを植えるようになってきた.
すると,コルクガシの実を食べさせていた養豚家が困る.
それだけでなく,コルクガシには砂漠化を防ぐ効果もあったので,なくなると土地が荒れてしまう.

ヒヨコ中学の地理でコルクガシという名前を聞き,変な名前だとしか思わなかったが,今回初めて「樫」なのだと気づいた.カシなのでどんぐりがなる.それを食べる生き物がいる.単にコルクの生産だけのための木ではなく当然だがそこにはカシを中心とした生態系がある.

里山の木を切って他の用途に使い自然が荒れるというのは日本でも起こっている現象だが,スペインでもやはり使わなくなった木は切ってしまうのだと思った.

また,アルコールにあまり触れていないので知らなかったが,リサイクルできる栓(正確には洗ってまた使うのでリユースなのだろう)があり,それが普及するとますますコルクを使わなくなるのでコルクガシの林が危なくなるという.ここはゴミ減量にするべきなのか,コルクの林を守るべきなのか,迷いどころかもしれない.
ただ樹皮なら,土に埋めたら時間はかかるかもしれないが土に返るはず.それは「ゴミ」でないとするなら無理に栓のリサイクルをしなくてもよいのではないでしょうか.瓶が確実にリサイクルされたら上出来だと思いますが.
屋久杉 [2007年12月15日(Sat)]
2007年12月2日放送クローバー
テレビ屋久島には世界遺産のスギがある.観光客でにぎわう.
昔は過度に伐採したり,発見後大量に人が来て縄文杉が見やすいように切ってしまったり,

ヒヨコ土壌の改良をして縄文杉を守ろうとしていた.花崗岩の上の薄い土壌にあれだけ大きな木が生えているとのこと.木のたくましさを感じる.私も負けずともっと土壌の勉強をしたい.

屋久杉が昔は材木として使われていたという話は本で読んだことがあった.それ自体は悪いことではない.ウィルソン杉のように切り株が珍しいといわれるものもある,という理由だけではなく,適当に伐採して更新を図るのは悪いことではないと思うからだ.

それにしても,屋久杉を使った建築を見てみたいと思った.
銀座の空にミツバチ2 [2007年10月21日(Sun)]
クローバー2007年10月14日放送
テレビ銀座の町にはカラスが多いので,カラス対策が必要だったり銀座での野菜作りは楽なことばかりではない.しかし,対策は研究されているのでめでたくこの夏,野菜を収穫することができた.

ヒヨコカボチャの花は咲く時間帯が短いため受粉が難しいがミツバチのフェロモンを使ってうまく受粉させようとしているところなど,研究成果が活かされていると知り,自分もこのように環境改善に使ってもらえるような研究ができればと思った.

都会の屋上で野菜を作る利点
・地産地消:都会で消費される農作物の運送にかかるエネルギーを少し減らすことができる+消費者も新鮮なものを得られる
・ヒートアイランド抑制
・憩いの場になる

ということである.森林が近いところではアグロフォレストリーとして森林と農業を両方してしまおうという取り組みがある.同じように考えて商業や工業と農業の同じ地域での両立ができそうである.すばらしい.
緑化は都市での水利用の面でも利点がある.雨水は都会で直接得られる数少ない水である.それを下水道に流してしまうのではなく,都会でも利用してから地下水のような形で流せば上水の節約になる.

このように専門外で興味がある分野について論文紹介がすぐできないのがもどがしい汗
銀座の空にミツバチ1 [2007年10月08日(Mon)]
クローバー2007年10月8日放送
テレビアメリカではウイルスによって虫媒花をもつ農作物の重要な花粉の運び手だったミツバチが減っている.原因の一つは農薬だという.

日本では銀座の屋上緑化の一環としてミツバチを飼い,憩いの場作り・都会で地産地消・ヒートアイランド抑制の効果を狙う取り組みが行われようとしている.

鳥とても理想的.こんなことが実現すると良いなと思っていた.
家族で録画を見たら,地元のデパート屋上にも緑化しているところがあるという話になった.
めったにデパート,それも屋上には行かないので今度見に行こうと思う.
省エネ [2007年10月07日(Sun)]
クローバー平成19年9月30日放送
テレビ東京都稲毛市の住民有志を募ってエネルギーの無駄遣いを止めて家庭から排出される二酸化炭素を減らそうという取り組みを行った.各自,パソコンを使う時間を減らしたり,アイドリングストップをしたり,エアコンを止めたり,庭に植物を植えて緑のカーテンを作ったり,水道を使う時間・量を減らしたり,と様々な工夫をして1ヶ月を過ごした.
ある方法に従って計算すると,それなりに二酸化炭素を削減し,それによる海面上昇を抑制できたというおめでたいお話である.

中にはもともと環境に配慮した生活をしている「達人」もおられた.太陽熱を利用した装置を購入するだけでなく,雨水利用のためのタンクや日中外に出しておいて水を温め風呂水を温めるための装置(表面を黒くして光を吸収するようにした大量のペットボトル)を作るなど,脱帽するようなアイデア満載であった.

ヒヨコどうも大学のある先生に省エネをしても既に発電所で二酸化炭素を排出しているのだから省エネ自体がすぐに地球温暖化に貢献することはなく,電気代水道代の節約になるのみ,という話を聞いてから二酸化炭素削減という言葉には不信感がある.ただ,日本全体で使う電力の量が減れば電力会社も少しは考えて発電量を減らすから,省エネ自体は必要なことだが.

わたしは記憶に残っている限りでも高校生の頃から人の家や宿泊施設に行ってもすぐ電源の場所を確認して非常にコマメに消灯しているように(そう見えるらしい)省エネは趣味のようになっているため,このような企画自体には反対しないが,もし二酸化炭素削減になってはいないのが真実ならそれは伝えるべきではないかと思う.二酸化炭素削減ではなく,たとえばエアコンを使わなかったら近隣のヒートアイランド,アイドリングを止めたら付近の大気汚染を少し抑制できるという効果をむしろ強調した方がよいのではないか.

しかし,やる気になれば省エネが趣味でなかった人たちにも省エネができるものだと感心した.わたしが環境のために割り箸を使わないように箸を持ち歩いていると言ったら,ある方がアイドリングストップをしてくださった.エンジンを切っている間はそれまで楽しんでいたCDも止まってしまうのだが,ささやかな心遣いがとても嬉しかった.人を待って停車している間のアイドリングストップはわたしの家族の間でも常識になっているが,乗用車で移動中にしたのはそのときが初めてだった.

ある時,君に言われたら環境に優しい行動をしようと思う,とアンケートに書かれたことがある.これからは自分が省エネをして満足するだけでなく周りの人も意識して行動しよう.そして,風呂水を温めるアイデアなどわたしにもまだまだできることはあると思った.

こうしてパソコンを使う時間を減らすことも大切なんだろうと思いつつ・・・汗
地震予知 [2007年10月04日(Thu)]
クローバー2007年9月23日放送
テレビ現在の地球科学の技術で地震予知をするのは難しい.しかし,過去の地震記録から動物たちは地震の前に断層がずれ始めて発生する電磁波を感知し,避難するらしいことがわかってきた.
そのような感覚は人間にも残っていて敏感な人は聴覚として感じる.感じない人も脳波を調べるとキャッチはしていることがわかったびっくり

ヒヨコこれはもう少し論文で調べてみたい.
明日から緊急地震速報が始まるが,動物たちの予知は日〜週の単位でできるのでもっと役に立つ情報になるだろう.

専門が地球科学なので身近なところに関連する論文がたくさんあった.当たり前のような書き方をしたが正直動物による地震予知に関する研究がなされていることは知らなかったのでいくつか検索して見つかったことに驚いた.

A.A.Nikonov(1992) :Abnormanl Animal Behavior as a Precursion of the 7 December 1988
Spitak, Armenia. Natural Hazards, 6, 1-10

異常行動は様々な動物に見られた.活発になったり,興奮したり,いつもの場所から去りたがったり,食べ物を拒んだりという行動が見られている.動物によって現れ方は異なり,
犬:ほえる(bark, howl)
馬:ひずめで蹴る,小屋から出ようとあがく
鳥:集まって飛んでいく,かごにいるものは金網に体当たりする(throw against the wire)
魚:水底に沈む,水族館では激しく泳ぐ,飛び出す
両生類,爬虫類:冬眠から覚める

飼っていた猫と犬がおかしく,近所の人と屋外でどうしたことかと話していたら地震が起こり,家の下敷きにならずに済んだというエピソードもある.
エコ生活 [2007年09月22日(Sat)]
クローバー2007年9月16日放送
テレビある女優が富士山山麓で農業を営み始めた。番組ではその家を訪問した友人たちとエコ工作をしている様子が紹介されていた。不法投棄されていたガラス瓶と富士山の溶岩(瓶ガラスと同じSiO2が含まれている)でステンドグラスを作る、飼っている羊の毛をタマネギやヨモギで染めてエコバックを作るというものだ。飼っている羊は庭の雑草を食べてくれる。

ヒヨコ地方に家を構えて農業をする生活はうらやましいと思うことがある。
溶岩ガラスは地質学者を志す者として面白いと思った。少し調べてみたい。

9月も下旬になって初記事ですみません。10日ほど台湾に実習に行って参りました。Geologyの実習ですが、想定外に環境に配慮された社会だったので少しずつ紹介していきたいと思います。
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