• もっと見る
ハートさんの 《活動だより》
「なら犯罪被害者支援センター」の事務局・支援員スタッフが、
日々の支援活動のようすを報告いたします。
ブログを通じて、犯罪に遭って困っている方々にセンターの存在を
知っていただきたいと願っています。
<< 2012年03月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
失敗したっていい、回り道したっていい、人生に無駄なことは何ひとつない[2011年07月25日(Mon)]
ひまわりとき:平成23年7月12日(火)
ひまわりところ:帝塚山大学心理学部
ひまわり講師:高坂朝人(たかさかあさと)氏 (知的障害者ケアホーム世話人)


 帝塚山大学心理福祉学部の三木善彦教授の授業に参加しました。

講師の高坂さん(28)は14才の時広島の暴走族に入り、鑑別所3回、少年院2回、拘置所1回、逮捕歴15回を重ねました。そして17歳の時両腕に刺青を入れ、さらに21歳には暴力団の準構成員となり、同時に企業舎弟として中古車販売店の代表取締役となるという壮絶な人生をおくりました。


しかし妻の妊娠をきっかけに暴力団からきっぱりと足を洗い、現在は愛知県で知的障害者ケアホーム世話人として働く傍ら、BBS(Big Brothers&Sisters Movement・非行少年を支援する)活動や、非行少年の親たちの支援活動を行っています。


やや貧しくはあってもごく普通の家庭、子どもに愛情を持つ両親のもとで育ちました。にもかかわらず暴走族に魅力を感じ、暴走することやバイクを盗むなどの非行をすることが楽しくなってしまいます。


「他人や友人からの目をとても気にして、かなりコンプレックスが強い性格だったと感じます。大きなきっかけは、サッカーや野球での挫折や、中学生になって成績が落ちてしまったことで、自分はもうダメだ、と決め付けてしまいました。今思うと、とにかく自分を認めて欲しい気持ちだった」と述懐します。


学校の授業中に次第に悪さをするようになると、友人たちから「すごい!と褒められ、「不良の世界では、ケンカが弱くても悪い事をすれば認められる。とことんワルの道でいこう」という思い違いが始まりました。


しかし暴走族では楽しく面白かった非行でしたが、暴力団の実体は、一見かっこよく見えていたけれど、大変な世界でした。大金を貰っていても、絶え間ない緊張感と不安感で、結局身体を壊してしまいました。


妻の妊娠で「どう考えても子どもは、産まれたその瞬間から不幸になる」と自覚しました。すべてを捨てて1からやり直そうと、二人で知人のいない名古屋に逃げました。毎日怖くて包丁を隠し持つ生活でしたが、4年が経ちヤクザからはなにも言って来ません。


「今普通の人たちとのかかわりの中で、まじめに生きることのほうがずっと根性が必要だと感じます。非行をしているときは被害者の気持ちも全く考えませんでした。そして3才の娘を育てて初めて、自分のために謝り続けていた親の気持ちがわかりました」と話します。


現在は仕事の傍らで日本福祉大学での学業やBBS活動も続けていて、将来は「非行少年、高齢者、障害者などハンディを持つ人たちとともに、みんなが喜怒哀楽を共感できるような大きな家を造りたい」という夢を持っています。



 
写真:講演する高坂さん
Posted by ハートさん at 18:27 | 研修会 | この記事のURL | コメント(0)
7月の定例研修[2011年07月19日(Tue)]
泳ぐとき:平成23年7月15日(金)
泳ぐところ:奈良マーチャントシードセンター


 定例研修では内閣府犯罪被害者等施策推進室が作成した、民間被害者支援団体における支援員養成研修用DVD「被害者の理解(殺人・傷害)」を鑑賞し、意見交換・話し合いを行いました。


殺人現場に遭遇して親切に「どうしたのですか?」と声をかけたために、加害者に包丁で刺され、重症を負った青年が登場しました。青年はその後重いPTSDになってしまいます。ある支援員は、「シーンを見ているだけで、自分も怖くて精神不安定になりそうでした。PTSDがどんな状態になるのか実感できました」と話しました。


また直接支援にかかわっている支援員からは「同じ被害を受けても、家族それぞれが受け取る情報や感情が違うことがよく理解でき、参考になりました」と感想を述べました。


写真:DVDをもとに話し合いをする支援員
Posted by ハートさん at 18:23 | 研修会 | この記事のURL | コメント(0)
6月の定例研修「少年事件における家庭裁判所の処分について」[2011年07月07日(Thu)]
とき:平成23年6月17日
ところ:ならマーチャントシードセンター
講師:中川勲氏 (元検察庁事務官)

 
  被害者支援の直接支援においては、裁判所や検察庁での用語や法律、さらに処分方法などに関する知識も必要となってきます。当センター支援員でもある中川氏が検察庁や裁判所で下される処分について説明されました。


  主な項目は@少年事件において家庭裁判所が下す4種類の処分 A執行猶予制度について B減刑について です。それぞれ具体的な例をもとに、六法全書を引きながらわかりやすく教えていただきました。

写真:検察庁における処分を説明する中川さん
Posted by ハートさん at 12:13 | 研修会 | この記事のURL | コメント(0)
ハートニュースVol.11 * 2011春号[2011年07月07日(Thu)]
ハートニュースVol.11 * 2011春号 が公開されました。

「ハートニュースVol.11*2011春号」を5月に発行しました。新しいニュースは「中南和相談コーナー」を橿原市に開設したこと、また「公益社会法人 なら犯罪被害者支援センター」として8月ごろ認可されることです。
その他の主な内容は次のとおりです。

◆平成22年度 相談・支援活動の概況
◇平成22年度後期 広報・研修活動カレンダー
◆ご協力ありがとうございます=正会員・賛助会員(個人・法人・団体)名簿=
◇募金箱へのご協力
◆しえんちゃん&センタくん=三木善彦氏・帝塚山大学教授=
◇当支援センター10周年記念行事のお知らせ
◆犯罪被害者支援スタッフ募集のお知らせ

※公共施設や店頭など、ハートニュースを設置してくださる場所を探しています。購読・送付をご希望のかたも、ご連絡は事務局(電話:0742-26-0935)までお願い致します。




成果物詳細ページへ(ファイルダウンロード)
Posted by ハートさん at 12:13 | 成果物 | この記事のURL | コメント(0)
平成23年度第一回通常総会を開きました[2011年07月04日(Mon)]
メガホンとき:平成23年6月27日(月)
メガホンところ:奈良マーチャントシードセンター

 奈良県くらし創造部次長・堀川卓夫氏、および奈良県警察本部警務部長・幡谷賢治氏を来賓にお迎えして、第1回通常総会を開きました。


西口廣宗理事長は「当支援センターは今秋9月に設立10周年を迎えます。ボランティア支援員は43名となるなど支援体制は充実しつつあり、この夏ごろには公益法人の認定を受ける運びとなっています。多くの方々のご支援やご指導に感謝いたします」と挨拶しました。


 審議では「平成22年度事業報告」と「平成22年度決算報告」が行われ、いずれも承認されました。



写真:第一回通常総会での審議
Posted by ハートさん at 18:18 | 総会の開催 | この記事のURL | コメント(0)
被害者が地域で普通に生きていけるように[2011年06月23日(Thu)]
とき:平成23年6月14日(火)午後4:30〜6:30
ところ:帝塚山大学心理学部教室


 三木善彦・同大学心理学部教授の授業の一環として、武るり子氏(少年犯罪被害当事者の会代表)の講演「少年法改正に向けての苦闘」がありました。学生さんたち約20名とともに奈良県警スタッフ、なら犯罪被害者支援センタースタッフも参加しました。


 
写真:少年犯罪被害者の思いを伝える武さん


武さんはまず、今年13回目を迎える「WILL*もうひとつのこどもの日」集会について「すべてをオープンに、を目標にしているので、帝塚山大学の学生さんもたくさん参加していただいています」と感謝されました。


長男の孝和さん(当時16才)は15年前に、全く面識のない他校同学年グループから、一方的に暴行を受け命を奪われました。すべてのマスコミが「ケンカにより…」と報道し、「それは違う」との思いが募りました。


武さんは専業主婦でもあり人前で話すことさえ苦手でしたが、「人見せパンダになることを覚悟して(夫のことば)」、「少年犯罪当事者の会」を立ち上げました。「当時はいくら声をあげても相手にしてくれるところがなかった。大切に育ててきた子どもを亡くしたのに、相手の名前もどうして殺されたのかも知らされない」という理不尽さに憤りを感じたからです。


「被害者の名前は絶対に公表すべきではない」と議員さえ発言する風潮に対して、報道機関に積極的に事実をFAXし、地域でも伝えました。「被害者の名前などをいくら隠してもいずれわかるし、明らかになっても地域が遺族を守ってくれて、普通に生活できることが大事」と話されました。


武さんたちの活動をきっかけに、絶対変わらないと言われた少年法も改正が行われ、少年審判で意見を述べ、情報を得ることも可能になってきました。


「声をあげることで初めて被害者の立場・思いを知ってもらったことも数多いです。同じ遺族の人たちは大きな荷物を背負い、一生かかって自分で降ろしたり、また背負ったりしているのです。少しでも軽くできるよう、ルールを守りながらしっかり声をあげていきたい」と結ばれました。
Posted by ハートさん at 19:02 | 研修会 | この記事のURL | コメント(0)
中南和相談コーナーを橿原市に開設しました[2011年06月10日(Fri)]

6月7日より奈良県中部および南部の拠点として、
かしはらナビプラザ4Fに「中南和相談コーナー」を開きました


同プラザは平成23年4月29日にオープンしたばかりの橿原市観光センターで、観光案内や市民交流など市民サービスの基地となっています。近鉄八木駅南口にあるので交通の便も大変良く、年中無休です。


当支援センターの相談室はこれまで奈良市に一ヶ所のみでした。そのため中南和地域の方々には距離が遠く利便性も悪かったため、中南和地区での相談コーナー開設への要望がありました。


中南和相談コーナーには支援員・相談員の資格を持つスタッフを配置して、電話相談や面接相談を行います。相談内容に対する秘密は厳守いたします。
相談日は火曜日で、時間は午前10時より午後4時となっています。

ペンギンペンギン 中南和相談コーナー ペンギンペンギン

相談電話:0744-23-0783

相談日時:火曜日/ 10:00〜16:00




中南和相談コーナーでの相談活動
Posted by ハートさん at 18:35 | お知らせ | この記事のURL | コメント(0)
第5期ボランティア支援員を募集[2011年06月04日(Sat)]
犯罪被害者支援のスタッフ募集
  
 電話相談・直接支援等の被害者支援に携わる「第5期ボランティア支援員」を募集しています。

1、募集期間:平成23年6月1日〜7月末日まで

2、募集人数:20名程度

3、応募資格:・奈良県在住の成人 ・犯罪被害者および家族、遺族等が抱える悩みの解決や心のケアなど、被害者支援活動の趣旨に賛同し、ボランティアとして積極的に参加できる方。

4、応募方法:申込書(事務局に問合わせ)に必要事項をご記入のうえ、郵送またはFAXしてください。

5、その他
・応募された方には書類選考の上、面接を実施します
・支援活動に必要な知識・技能を修得するため、一定の講習を受講(受講料12,000円)していただきます。
・講習は9月9日〜11月末まで約40時間実施する予定です。

◆◇◆◇詳細は事務局にお問い合わせください。0742-26-6935◆◇◆◇


イラスト:そらまめ by いしはらまゆみ
Posted by ハートさん at 00:54 | 催し・イベント | この記事のURL | コメント(0)
5月の定例研修[2011年05月30日(Mon)]
 とき:平成23年5月20日
 ところ:南都銀行 銀行クラブ(奈良市西大寺町)


@「平成22年度相談受付概況の説明」
講師:宮代トシ子(当センター事務局長)
  
  平成22年度相談取り扱い件数は260件で、前年度に比べ1.4倍に増えたことをはじめ、直接支援の内容やその際に必要となる配慮など、支援員に必要な技能や情報について説明がありました。


A「刑事処分の流れについて」
講師:中川 勲氏(元検察庁事務官)
 
  直接支援の際には法律・司法に関する知識や情報も必要となってきます。刑事事件の際に検察官が出す処分である「起訴・不起訴」について、さまざまな状況や内容があることを学びました。



B「東日本大震災のボランティア活動に参加して」
講師:森田清司(当センター専務理事)
 
  5月の連休に奈良市が派遣した市民ボランティアに参加して、気仙沼市に向かった森田氏は、宮城県と岩手県の県境付近で実質3日間、がれきの撤去や荷物運びなどの活動に汗を流しました。


  現地は想像を超える甚大な被災状況のうえ、粉塵は飛び、危険箇所だらけでボランティア活動そのものも大変でした。そのうえ余震も続き、避難所の環境は悪く、手付かずの場所もまだまだ多いです。「これは人海作戦でいくしかなく、もっともっと人が必要」との思いが強く残ったと話されました。


写真:東日本大震災のボランティア活動について説明する森田専務
Posted by ハートさん at 00:40 | 研修会 | この記事のURL | コメント(0)
4月の定例研修[2011年05月16日(Mon)]
「ボランティア精神と相談活動について」



  とき:平成23年4月15日 
  ところ:奈良マーチャントシードセンター 会議室
  講師:天理大学専任講師・おやさと研究所員 八木三郎氏
 

八木先生の講義は「私は14歳のときに車イスに乗るようになり、社会福祉に関心を持つようになりました」という話から始まりました。当時日本では社会福祉は特殊な分野で、いわゆる「慈善事業」の位置づけでしたが、「近年では大きく進展してきました」と、実体験に基づいて説明されました。


 福祉社会を構築するのは「公助・自助・共助」の三要素ですが、超高齢化社会においては、「共助」が重要となり、ボランティア活動とはまさに「共助活動」なのだと言われます。


 そして「人を支援するときには、その人自身に力をつける『エンパワメント』が必要で、その人ができることに目を向けることが大事です」と結ばれました。



写真:ボランティア精神についての研修
Posted by ハートさん at 00:27 | 研修会 | この記事のURL | コメント(0)
プロフィール

なら犯罪被害者支援センターさんの画像
https://blog.canpan.info/naravsc1234/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/naravsc1234/index2_0.xml