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2022年02月07日

保護者懇談会 前編

先週、2月5日土曜日になかの学舎で保護者懇談会を開きました。
前半はなかの学舎の常駐スタッフの二人から子どもたちの活動の様子を、
後半には、特別ゲスト!25年前に子どもたちが安心して過ごせる居場所を開いていた、スペースキールの小野慶子さんに来て頂いて、当時のお話や、そこに来ていた子どもたちのその後についてのお話を伺いました。

今日は前半の、なかの学舎常駐スタッフからの「なかの学舎の子どもたちの活動の様子」をシェアさせて頂きます。

常駐スタッフ:後藤から
子どもたちの様子について
なかの学舎は建物が建つ前、青空教室から始まり、外で何もないけど子どもたちは遊べていた。
建物が建ってからは、ゲームもするけど、ゲームだけでなく外遊びもする。今ではピアノを弾いてみたり、絵を描いてみたり、工作をしたり、興味が広がっている。建物が建つ前の何もないところで遊ぶ体験をしたからかなと思う。
建物が建ち、ネット環境も整ってから入学してきた子どもたちは、今はゲーム漬けな感じ。朝来るとパソコンの前に陣取って離れない。ただ、他の子どもたちがみんな外へ遊びに行ってしまうと、つられて外へ出ていくということはある。ある日の通学してきたメンバーが最近入学した子どもたちだけの時があった。その時はゲーム以外の活動に誘いだすのが難しく、子ども同士の影響力ってすごいなと感じた。
友達と遊ぶのは楽しいと感じる体験が出来ていけたら良い。
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上指差しゲーム大好き!

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上指差し外遊びも楽しい!

プログラムについて
子どもがやりたい事だけでなく、世界を広げるためにプログラムも用意している。
もちろんやりたくない子もいて、強制はしていない。やらなくても、耳にする、目にすることで、いつか何かの時に興味をもったり、選択肢が広がったらよいと思っている。
講師の方々も色々工夫して下さり、興味のなかった子が食いついてくるようになったりしてきている。
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上指差し奥で英語のプログラム、手前では各自の活動。それぞれの時間を過ごす子どもたち。

子ども同士のトラブルについて
基本は、子ども達に解決を任せている。手が出たり、子ども同士で解決が難しそうな時には仲裁に入ったりしている。ある時、子ども同士でトラブルがあり、「もうなかの学舎には行きたくない!」と、しばらく通って来なかった子がいた。でも、来ない間に自分の中でどうしてそうなってしまったか、何が悪かったのか考えたんだと思う、自分から「行く!」と決めて、また来るようになった。

様々な理由で不登校になった子どもたちが家から出ることを第一に、家族以外の人と関わり社会性を育める環境に身を置いたその後、その第1段階を超えた子どもたちに何ができるか画策していきたい。


常駐スタッフ:松尾から
〇生きるための「食べる」を身に付けてほしいという思いから、
お昼ご飯を一緒に作って食べている件について

・ 最初は「おにぎり」と「お味噌汁」のお昼ご飯だったが、だんだん握るのが面倒になった子どもたち「ごはんのままでいい。」となり、ふりかけや、鮭フレーク、海苔の佃煮などで食べるようになった。
・ 「ハンバーグを作りたい!」「カレーを食べたい!」などのリクエストが子どもたちから出るようになり、おかず作りにも挑戦するようになった。
・ 日本の伝統的な料理やパン作りなど、子どもたちのリクエストだけでなく、大人からの提案もあれば一緒に作っている。
・ 自分で作ったものをみんなが「美味しい!」と言ってくれた時の、作った子の嬉しそうな顔。表情がぱぁっと明るくなるその瞬間が何とも言えない嬉しい瞬間。
・ 「今日、誕生日!」と言う子がいたら、何が好きか聞いたりして急遽買い物に行ったりして臨機応変にやっている。

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上指差し節分の恵方巻きを作っています

〇青空教室から通ってきている子どもたちの成長を見てきた。
新しく入学した子の姿は、青空教室から来ている子どもたちの最初の姿と重なる。
活動していく中で、興味が広がっていき成長がみられていくと思う。

〇生活の基本は身に付けて欲しいという思いがあり、気が付いたことは声かけをしている。

以上です。なかの学舎の様子伝わりましたか?
次回は後半、スペースキールを運営されていた小野慶子さんのお話をシェアしますのでお楽しみに!!

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なかの学舎は小学校から高校生の年齢のお子さんが入会できます。
現在は八王子市内や近隣の地域から16名の子ども達が通ってきています。
「学校に行ってないけど、遊びたいな」
「学校外で自由に学びたいな」
「ホームエデュケーションだけど、時には家以外の居場所が欲しいな」
などなど、来てみたいなと思ったら、ぜひご連絡下さい。

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(撮影 河口あすか)

★ 見学・体験入学も随時 受け付けております。
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★ ご支援のお願い
ならはらの森で、子どもたちがのびのびと学び、遊ぶことを
共に作ってくださる仲間にぜひ、なってください。

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posted by 馬場 at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフのつぶやき
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