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NAOのたまごが孵るまで
★★任意団体NAOのたまごは、2019年3月4日より、特定非営利活動法人となりました★★

特定非営利活動法人「NAOのたまご」の日々の活動の報告やこれからやっていきたいこと、代表理事が感じたこと、考えていること、などを思いの向くまま、不定期にお伝えしていきます。
更新頻度が低くてすみません・・・

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二回目のバリアフリーコンサート終了です☆[2016年09月23日(Fri)]
9月19日に、NAOのたまご主催の2回目のバリアフリーコンサートが無事終了しました。
昨年よりも広い会場に変更して、ノビノビと楽しんで頂けるように心掛けました。

大事にしたのは次の点です。
 ひらめき受付も会場内にして、受付スタッフも最初から最後まで
 楽しめるようにすること。
 ひらめき会場前方の座ったり寝たりするシートやピアノの下に、
 子ども達だけでなく誰でも気軽に近寄れるようにする。
 ひらめき音のスケッチコーナーのための絵を描くスペースを
 会場内に設ける

昨年のアンケートの中で心残りだった点も、今年は解消されるように努めました。
昨年そのコメントを書いてくださった方が今年もご参加くださるか実はちょっと心配でした(完全に心が特定の人に向いてる?!)。
でも、お誘いしたらご参加くださり、前方で、そしてピアノの近くで音を感じて貰うことが出来ました。やったーexclamation×2
もちろん、他の方からのご意見にも可能な限り対応したつもりです。今年、まだ至らない部分については、来年以降の課題にします。

障がいを持っていると、普段から色々と支援を受けている自覚があるため、必要なことでも遠慮して言わずに我慢しまうことがあります。何でも主張すればいいわけではないのですが、ご意見くださることで改善できることもあります。

障害のある方とそのご家族には「自分達だけで抱えて頑張り過ぎず、必要なことは主張すること」が大切だというお話をよくします。
でも、頑張り過ぎず、かと言って主張しすぎることなく・・・というそのバランス感覚が難しいなぁと感じています。
どうするのがいいのか、正解は恐らくありません。必要なのは、チャレンジです。多少失敗してもいいではないですか? また次のチャレンジがあります。

まぁ、それでも、ついつい遠慮しがちになるのは事実だし、自ら実体験済み。でも、せっかくコンサートに足を運んでくれた方が遠慮してしまうのは勿体ない・・・・。さて、私に出来ることは何でしょうか?

そこで、コンサート開始前に、気になる方には1人1人ご挨拶してみました。
「コンサート中、声をあげても、泣いても、喚いても、ウロウロしても、何をしても大丈夫ですよ。演奏を楽しんでそうしている時は、遠慮する必要は何もありません。
でも、もし演奏を聴いていること、会場内にいることが何らかの理由で辛かったり苦しかったりする場合には、スタッフにお声がけ頂くか、会場の外に出ても構いません。演奏中の出入りも自由なので、出たり入ったり遠慮なくどうぞ。」と。

そしてスタッフにも、「もし、会場内にいることが苦しそうな方や、苦労している方がいたら、声を掛けてくださいね。ポイントは、楽しんでいるかそうでないかです。」と伝えておきました。

今年のアンケートでは、来年もまた参加したいというコメントを多くいただき、とても嬉しかったです。また、スタッフの方が優しくて良かったというコメントも・・・。

スタッフの皆にも、参加者の皆さまにも支えられて無事に終了したコンサートでした。
ありがとうございます!
来年も開催できるように、頑張ります。ぜひ、ご協力お願いします。
理想のバリアフリーコンサートにするために・・・[2016年09月07日(Wed)]
今日は、理想のバリアフリーコンサートってどのようなものかを考えてみようかな・・・と思います。

私が考える理想のバリアフリーコンサートは、
「バリアフリーコンサート」とどこにも書かれていないのに、様々な方が様々なスタイルで参加して楽しんでいる、
そんなコンサートです。

凄く残念なのですが、現時点では、あえて「バリアフリーコンサート」と書いておかないと、小さな子ども連れや障害のある方の参加は難しいようです。
だからこそ、「みんなで創るバリアフリーコンサート」という名前でコンサートを開催しています。

でも、「バリアフリーコンサート」と書いてしまうことによって、いわゆる健常者の方々は自分たちは関係ない・・・と思ってしまうこともあるようです。

そんなことありません。
むしろ、ご参加くださいわーい(嬉しい顔)!!


どうなのでしょう? 本心のところでは、障害のある方と接したことないし、ちょっと参加するのが不安・・・なんていう気持ちも、もしかしてあったりするのでしょうか?
でも、考えてみてください。障害のある方もそのご家族も、「ちょっと不安」な気持ちをもっているかもしれませんよね?

みんなきっと同じです(⇐私、勝手なこと言ってますかね??)

この際だから、暴露しちゃいます!!
私も同じですよ〜。初めて会う障害を持つ方がいたら、きっと戸惑うこともあると思います。
なんて、言ってしまって、失礼でしたらすみません。
でも、それが私の本当に正直な気持ちです。日本はどういうわけか健常者と障害者を分けてしまう傾向があり、慣れていないのだから仕方ない部分というのはあります。

ただ、私はそれを理由に、逃げたくないな・・・なんて思っています。
戸惑ってしまう自分の感情も怖れずに素直に受け止めて、少しずつ慣れていけばいいのではないでしょうか?
そしてそれは、自分の人間としての幅を広げることでもあるのかな・・・と思います。
ロールプレイングゲームで言う経験値UPグッド(上向き矢印)ですね。

本当は、小さいころから当たり前のように一緒に育って行ければいいのですよね・・・。

まあ、難しいことを考えずに参加してみる、それが一つの答えだと思います。
コンサートのかたち[2016年09月05日(Mon)]
NAOのたまごの活動を開始した時、

どんなかたちのコンサートを開催するか

を色々と考えていました。
現在開催しているバリアフリーコンサートにした訳を今日は書いてみたいと思います。

障害のある方々が関わることが出来るコンサートのかたちとして、幾つかのかたちが考えられます。

1.障害のある方々のうち音楽をする方たちの演奏会(発表会)
2.アマチュア演奏家による障害のある方々だけのための演奏会(施設などへの慰問演奏会)
3.プロ演奏家による障害のある方々だけのための演奏会(施設などへの慰問演奏会)
4.アマチュア演奏家によるどなたでも参加できる演奏会
5.プロ演奏家によるどなたでも参加できる演奏会

色々と調べたところ、1〜4のかたちのコンサートについてはそれなりに秋田でも開催されているようでした。

そこで、「プロによる本格的な演奏をどなたでも聴くことができる
コンサートにしよう!」

と決めたのでした。

「プロによる本格的な・・・」ということで、子ども向けの童謡が盛りだくさんのファミリーコンサートとはまた違う内容となっています。内容は、本格的なジャズコンサートです。
即興的要素が強く、ある程度のプログラムが出来ていても、その時々、参加する方々によって様子を見ながら変化していく・・・そういう演奏の出来る方をお呼びしています。

どうです?
NAOのたまごのバリアフリーコンサート、楽しみになって来ませんか?

いま、前売券のお申込を受けつけております。
ご興味のある方は、ぜひ、お早めにお申し込みください。


固定座席はございません。
好きな場所に椅子を置いて座って頂けます。
床に座り込む、寝転がるのもOKグッド(上向き矢印)なコンサートです。
シートなどが必要な方はご持参ください。
こちらではさすがにご用意できませんが、ごろ寝座布団をお持ちになる方がいても、いいかもしれませんわーい(嬉しい顔)
なぜシルバーウィークにバリアフリーコンサートを開催するか?[2016年09月02日(Fri)]
昨日から何気なくスタートしたこのブログ。
実は、ブログを書くなんて私の人生では初めての出来事です。
どうしたら読みやすいのか、読んで貰えるのか・・・など試行錯誤しながら書いていきますので、率直なご意見、頂けると嬉しいです。
自分では筆不精なタイプだと思っているので、どこまでマメに更新していけるか分かりませんが、負担にならないように細く、長く続けていけたらいいな・・・。

さて、昨日の記事にアップしたバリアフリーコンサートですが、昨年に引き続き、今年もシルバーウィークに開催いたします。
どうして敢えてシルバーウィークに開催するのか、その辺りのところに今日はフォーカスを絞ってお伝えしたいと思います。

理由は2つあります。

ひとつめ。
これが一番大きな理由かもしれないのですが、一般には連休・・・というと

家族揃って出かける

というのが定番だと思います(⇐違ったら済みません。)
でも、障害を持つ家族がいると、どうだと思いますか? 

人が多く集まる場所に出掛けにくい、医療的ケアがあるとそもそも外出は困難・・・など、様々な事情があり、障害を持つ家族はレスパイトやショートステイに預けて残りの家族で出かけたり、または家で過ごすということが多いのです。少なくとも我が家はそんな状況でした。それでも、かなり頑張って温泉などに出掛けていた方だとは思いますが・・・。

つまり、
「家族一緒に出掛けることが難しい」⇒「きょうだいからすると、友達は連休で家族一緒に旅行に行っているのに、自分は行けない。障害を持つ家族がいるせいだ!」
または
「家族一緒に出掛けることが難しい」⇒「それなら障害を持つ家族は預けて旅行へ」⇒「旅行先で障害を持つ家族のことが気になって、いまいち楽しめない」
となりかねません。

それならば、

連休中に家族そろって気兼ねなく出かける場所が

あったらいいな
・・・

というわけです。

ふたつめ。
今はシルバーウィークと呼ばれている連休ですが、これを

秋田県では「バリアフリーウィーク」と

呼ばせたい!
なんて野望があったりします。

NAOのたまごの企画だけではなくて、他の方も秋田県内各地で参加制限のないバリアフリーイベントが当たり前に開催されるようになり、
いつしか秋田県では「バリアフリーウィーク」と呼ばれるようになり、
それが日本中、世界中から注目されて、秋田県に障害者やその家族が押し寄せてくるー(長音記号1)
なんてことになったら、楽しいと思いませんかexclamation&question

どうしよう・・・楽しいと思うのが私だけだったら・・・。

でも、そうしたら秋田全体のバリアフリーの意識が高まり、移り住みたい人も出てくるかもしれない、日本中にそんな意識が広がるかもしれない・・・

引っ越した当初は大っ嫌いだった秋田ですが、秋田の沢山の人に支えられながら、今の私に辿りつきました。私なりに秋田の活性化のこと、考えて行きたいな・・・。
バリアフリーコンサートって何?[2016年09月01日(Thu)]
NAOのたまご代表の佐々です。

9月19日、NAOのたまごが主催する「みんなで創るバリアフリーコンサート Vol.2 〜つながる、広がる、ドレミの輪〜」が開催されます。
このバリアフリーコンサートは昨年に引き続き2回目となります。

でも、そもそもバリアフリーコンサートって一体なんなの? どこがちがうの?と思っている方もいるのではないかな〜と思っています(⇐勝手な想像です・・・)。
そこで、どうしてバリアフリーコンサートをやるのか、NAOのたまごが考えるバリアフリーコンサートがどういうものなのかについて少し書いてみたいと思います。

ご存知の方もいるかもしれませんが、私は、いわゆる重症心身障害児を育てていました。
その子は第二子で長男として産まれました。
長男:尚武について詳しくお知りになりたい方は
こちらの書籍 ⇒「あなたはわが子の死を願ったことがありますか?」をお読みいただければと思います。

さて、第一子が生まれる前は時々、ジャスライブなどに出掛けていた私でした。子どもが産まれて全く行けなくなりました。子どもが成長したら、またそのうちに・・・と考えてしばらくはお休み期間だと思っていました。でも、尚くんが産まれたことによって「またそのうちに・・・」と考えることはかなり難しいことになってしまいました。

そして感じたこと。「どうして子どもがいたら生演奏を聴けないの?「 「たとえ騒いだり、喚いたりしても、歩き回ったとしてもそれがその人なりの演奏を楽しんでいる姿ならOKなのでは?」 「尚くんだって一緒に音楽を楽しみたいハズ、逆に自分でできることが殆どないからこそ、せめてせっかく聞こえている尚くんに、生演奏を楽しむ機会をつくりたい」

でも、小さい子や、まして尚くんのような障害のある子(反り返って号泣し、頻繁に嘔吐もします)を連れて行けるような生演奏会はどこにもありませんでした。
ムリして行ったとしても、気を遣うだけ、すぐに会場から外に出ることは当たり前に想像できます。

それなら、自分でコンサートをすればいい・・・尚くんがいた当時、私はそう考えていました。でも、重症心身障害児を抱えてのコンサートの企画はそう容易いことではなく、すぐには実現できませんでした。そして、ある日、突然訪れた尚くんとのお別れ。
それが、私が尚くんのような子も気兼ねなく参加できる、そんなコンサートを開催したいという想いに繋がっています・・・。

どうでしょう? どうしてコンサートを開催するのか、バリアフリーコンサートはどんなものなのか、少しイメージが膨らみましたでしょうか?
コンサートはその場の皆さんと創る時間なので、参加する方々しだいで雰囲気も何もかもが変わる、その時にしか味わうことの出来ないひとときの空間です。どうぞ、気兼ねなく足をお運びください。

昨年は初めてのコンサートでどうなることかと心配でしたが、満員御礼でした。そして、今年のコンサート、何名ぐらい人が集まるのか、小心者の私としては心配が尽きません。
でも、コンサート中は何もかもを忘れてただ音楽だけを楽しむ時間にしようと思っています。
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