コウノドリ講演会に参加しました![2017年03月20日(Mon)]
今日は「コウノドリ講演会」に参加してきました。
TBSドラマ制作部プロデューサーの鈴木早苗さん、神奈川県立こども医療センター新生児科部長の豊島勝昭さん、瀬谷区地域子育て拠点にこてらすの五十嵐純子さんの3名が登壇する講演会でした。
お話を聞きながら色々な想いが浮かんでしまい、考えがまとまらない状態で書いております。
まとまらない頭の中で今一番しっくりくる言葉、それは
「置かれた場所で咲きなさい」
という、今は亡き渡辺和子さんの言葉です。
尚くんが産まれた当時、一度、彼女の書籍を読みました。でも、すぐにはとてもそんな心境になれず、尚くんを育てていた2年3カ月の月日の中でようやく、その言葉に込められている意味が実感として身についてきたように思います。
尚くんの生前、尚くんを連れて重症心身障害児の生活についての講演会をしようと思ったことも、尚くんが亡くなった後、やはり予定通り講演会をしよう他界後2カ月で壇上に立ったことも、講演会を期にNAOのたまごをスタートしたことも、乳幼児がいてもNAOのたまごの活動を続けていることも、全てはこの「置かれた場所で咲きなさい」という言葉に繋がっています。
尚くんの子育ての中で感じていた不足する支援や課題について、子ども達が大きくなって自分の手を離れてから行動を開始するのでは「遅い」のです。
「今、置かれた環境の中で出来る限りのことをやる」
それが私にとってはこの先も尚くんと共に生き続けることに繋がっています。
さて講演会ですが、それぞれの方のお話の中から一つずつ私の心に留まったキーワードを挙げて簡単な報告としたいと思います。
まず、TBSプロデューサー鈴木早苗さん
「ノンフィクションをフィクションを通して伝える」
これがドラマで目指したものだったそうです。この言葉を踏まえつつドラマの一場面を見て、なるほど・・・と思うものがありました。
この先、ぜひとも周産期医療を経て在宅療養生活に入った子どもとその家族についてもドラマ化を考えて欲しいと、図々しくも拙著を手渡してお願いしてみた私です。
次に神奈川県立こども医療センターの豊島勝昭さん
「愛情はあるのではなく生じてくるもの」
この言葉、確かにそうだな・・・と思いました。2人目の出産の時、重い障害を持つ我が子になかなか愛情を感じることが出来ませんでした。長女との違いに戸惑いました。でも、一緒にいたから、大変だったけれどわが子と思うようになれたと思います。
個人的にはもっと早く退院させたかったです。NICU・GCUと子どもと離れて生活していると心が離れてしまいそうで、そうなってしまいそうな自分を責めている日々がちょっと辛かったそんなことを思い出してしまいました。
最後に瀬谷区地域子育て支援拠点にこてらすの五十嵐純子さん
「居場所」
障害のある子も安心していける「居場所」を必要としていること、そうだなぁ・・・と思いました。
NAOのたまごもそんな場所でありたいです。そんな場所を作りたいです。
まだまだ力が足りておらず・・・と思う今日この頃でした。
TBSドラマ制作部プロデューサーの鈴木早苗さん、神奈川県立こども医療センター新生児科部長の豊島勝昭さん、瀬谷区地域子育て拠点にこてらすの五十嵐純子さんの3名が登壇する講演会でした。
お話を聞きながら色々な想いが浮かんでしまい、考えがまとまらない状態で書いております。
まとまらない頭の中で今一番しっくりくる言葉、それは
「置かれた場所で咲きなさい」
という、今は亡き渡辺和子さんの言葉です。
尚くんが産まれた当時、一度、彼女の書籍を読みました。でも、すぐにはとてもそんな心境になれず、尚くんを育てていた2年3カ月の月日の中でようやく、その言葉に込められている意味が実感として身についてきたように思います。
尚くんの生前、尚くんを連れて重症心身障害児の生活についての講演会をしようと思ったことも、尚くんが亡くなった後、やはり予定通り講演会をしよう他界後2カ月で壇上に立ったことも、講演会を期にNAOのたまごをスタートしたことも、乳幼児がいてもNAOのたまごの活動を続けていることも、全てはこの「置かれた場所で咲きなさい」という言葉に繋がっています。
尚くんの子育ての中で感じていた不足する支援や課題について、子ども達が大きくなって自分の手を離れてから行動を開始するのでは「遅い」のです。
「今、置かれた環境の中で出来る限りのことをやる」
それが私にとってはこの先も尚くんと共に生き続けることに繋がっています。
さて講演会ですが、それぞれの方のお話の中から一つずつ私の心に留まったキーワードを挙げて簡単な報告としたいと思います。
まず、TBSプロデューサー鈴木早苗さん
「ノンフィクションをフィクションを通して伝える」
これがドラマで目指したものだったそうです。この言葉を踏まえつつドラマの一場面を見て、なるほど・・・と思うものがありました。
この先、ぜひとも周産期医療を経て在宅療養生活に入った子どもとその家族についてもドラマ化を考えて欲しいと、図々しくも拙著を手渡してお願いしてみた私です。
次に神奈川県立こども医療センターの豊島勝昭さん
「愛情はあるのではなく生じてくるもの」
この言葉、確かにそうだな・・・と思いました。2人目の出産の時、重い障害を持つ我が子になかなか愛情を感じることが出来ませんでした。長女との違いに戸惑いました。でも、一緒にいたから、大変だったけれどわが子と思うようになれたと思います。
個人的にはもっと早く退院させたかったです。NICU・GCUと子どもと離れて生活していると心が離れてしまいそうで、そうなってしまいそうな自分を責めている日々がちょっと辛かったそんなことを思い出してしまいました。
最後に瀬谷区地域子育て支援拠点にこてらすの五十嵐純子さん
「居場所」
障害のある子も安心していける「居場所」を必要としていること、そうだなぁ・・・と思いました。
NAOのたまごもそんな場所でありたいです。そんな場所を作りたいです。
まだまだ力が足りておらず・・・と思う今日この頃でした。