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2009年10月21日

NHK人形活劇「新・三銃士」観てます?

テレビをあまり観ないもので、不覚にも情報に乗り遅れた。
2・3日の間に、「NHKの人形劇がおもしろい」という話を複数の人から聞き、猛烈に気になったので調べてみた。

NHKが14年ぶりに連続人形劇を復活させたそうな。

「ひょっこりひょうたん島」は再放送の記憶しかないが、「新八犬伝」「プリンプリン物語」は、今でも画面が目に浮かぶくらい憶えている。大好きだった。

93〜95年放送の「平家物語」を最後に制作されていなかったとのこと。
ちょうどその頃は出産→子育て期で、子どもが起きている時にテレビをつけない生活をしていたため、まったく記憶にないが。

あの人形はプークじゃないか、という先輩がいたので調べてみると、人形制作&操作は「スタジオ・ノーヴァ」で、人形劇団プークから映像専門部として設立した団体だそうだ。さすが。

さて、人形活劇「新・三銃士」だが、
公式サイトがあって、コンテンツもかなり充実している。
NHKオンデマンド【見逃し番組】配信中!などのサービスもあって、至れり尽くせり。
NHKの力の入れようが伝わってくる。

何より、脚色は三谷幸喜と聞いただけで十分そそられている。
彼は「人形劇の脚本を書いているつもりはない」そうだ。

ただ、興味津々なのに、実はまだ観ていない。

なぜなら、三谷幸喜氏が「正座して見てほしい」と言っているからだ。
最初から観たいし、片手間に観たくない。
時間をしっかり作って、じっくり見ようと思っている。

日本人は「人形劇は子どもが観るもの」と思い込んでいる人がまだまだ多いと聞く。一流の人形劇をぜひ一度観てほしい!すごいんですよ!


わたくしごとですが、遠い遠い昔。
社会人1年目の若き日の私は、仕事で辻村ジュサブローさんにお会いしたことがある。
70年代に放送された「新八犬伝」の人形を制作された方だ。
(人形作家・人形師・衣裳アートディレクター・きものデザインなどで世界的に活躍されてますね)

当時の勤め先社長に連れられて、なんとジュサブロー氏のご自宅を訪ねた。
玄関とか階段の踊り場など無造作に感じられるくらいあちこちに、氏制作の妖艶な人形がディスプレイされていた。幼少期から人形や布いじりが大好きで、その愛情のままに服作りやデザインの世界に入ったことを語ってくださった。
大好きって大事。その気持ちを守り育ててくれた周りの人々もステキ。
と、当時感じたような気がする…。たぶん。あぁ、薄れゆく記憶が悲しい。
「ジュサブローきもの」の大ファンという夫婦を紹介され、盛り上がっちゃってその晩はホテルの予約をキャンセルして朝まで飲んだっけ。

その時のご縁で、ジュサブロー氏デザインの和服を持っている。
結婚とその後4回の引っ越しの間、拡げてみることすらなくただ20年近く運んで来たその留袖に、先日、姪の結婚式で初めて袖を通した。

早朝から美容室に駆け込んでバタバタしていたが、その重さ(留袖は重い…)が肩に乗せられた時、なんだかいろいろ思い出してちょっと心が「しんっ」とした。
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