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南国の陽気な風:地域活動支援センターかふぇらて

南国宮崎から精神障がい当事者が地域で自分の持っている特性を活かすことを、お互いサポートしたり、支え合うことを、日々実践する居場所としての地域活動支援センター「かふぇらて」から発信するブログ


【10月31日】書き方スキル(広報誌掲載!) [2024年10月31日(Thu)]
今日のプログラムは、書き方スキル(広報誌掲載)でした。
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自分の体験などに関して書くことを通じて伝えることを考えてもらうプログラムです。
それぞれ、かふぇらてで過ごす中での出来事や興味のあるプログラムに参加して感じたことなどを書いてもらった文章を広報誌に掲載する予定になっています。

今日は、曇り空の天気で、利用者の方の来所がなかったので書き方スキル講座は中止になりました。

新規で利用したいということで来所されたので、かふぇらての利用に関して説明した後、個人的な得意なこと、嫌なことを聞いたり、興味のある講座などを聞いて、少しでも自分の生活を豊かにするために利用して頂くことを伝えました。

今日の書き方講座が今月の最後になりましたが、月末最終日以前に利用条件を達成された最後の日にふりかえりの文章を書いていただくので広報誌には問題はなく掲載できます。
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書いていただいたふりかえりの文章の中から抜粋して掲載します。
・コミュニケーション講座では、「モチベーション」をテーマに話ました。物を買う、イベントに参加する、旅行をする、日々の中で、いかにモチベーションを保って生活していくかのアイデアを聞けたように思います。
・カラオケは、参加者が男性5人で、気兼ねなく素の自分が出せるのが良いところです。長渕剛、浜田省吾、大瀧詠一、あいみょんを歌い気分爽快になって楽しく過ごせました。
・メンタルヘルス講座で「ごんぎつね」を題材に思ったことは欲を出したらいけないんだなあと思いました。
・Yさんをかふぇらてに紹介して、一緒に参加することになってよかったと思います。少しでも生活リズムなどが変わってくれることを願っています。
・新しい事業所に行きしっかり見学して、自分の相性に合っているか、仕事の内容やスタッフの対応などを前もって確認して決めようと思っています。
・今月は1日利用できなかったので月6回の達成条件を満たすことが出来ませんでした。来月は必ず達成するようにしたいと思います。
・10月のふりかえりで印象に残ったのは、コミュニケーションスキルで恋愛観に関して話し合ったことがこころに残っています。
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【10月30日】クロスロードゲーム(違いを認め合う!) [2024年10月30日(Wed)]
今日のプログラムは、クロスロードゲーム(違いを認め合う)でした。
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身近な問題をクイズ形式にして、答えをイエスかノーか、という2択にして、それぞれが選んだ意見を言って、違いを知るというゲームです。

自分の考えを伝えるということが大事だし、他の参加者の意見も聞いて自分の意見の修正など参考になる意見を聞くことができることが、参加者には好評なプログラムになっています。

今日は、久しぶりに晴れの天気になり、利用者の方が来月のプログラムを取りに来られ、ちょっとだけ話をして帰られたので、クロスロードゲームは中止になりました。
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通常は、季節や天気について問題を出します。秋晴れは好きですか、不安定な天気だとモチベーションは下がりますか、外出を控えますか、体調に影響ありますか、食欲の秋は好きですか、親の支援は受けたいですか、働きたいですか、などの問いに、イエスかノーで答えて、答えに対する意見を言っていただきます。

その後、精神疾患に関した問題も出します。仲間の困りごとや悩みを聞いてあげられますか、ストレス解消法はありますか、障害や疾患を受け入れていますか、などを聞いて、それぞれの意見を伝えてもらいます。

本来クロスロードゲームは、カードを用いたゲーム形式による防災教育教材のことで、遊び方は至ってシンプルで、カードの設問に対して各自がイエスかノーで自分の意見を示し、多数決によって勝者を決定する。勝者はポイントとして座布団カードをもらうことができ、その数を競うというものです。

<クロスロードゲームの効果>
正解を学ぶのではなく、「こちらを立てればあちらが立たず」という考えや、「いろいろな考え方の人がいる」ということ、そしてどんな状況下でも「自分なりの答えを出して前に進まなければならない」ことがこのゲームの本質です。
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【10月28日】地域散策(地域に何があるの!) [2024年10月28日(Mon)]
今日のプログラムは、地域散策(地域に何があるの!)でした。
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かふぇらてのある地域には、大淀川、橘橋、橘公園、ホテルなどがありますが、日頃散策して地域のよさを実感することはないので、散策を通して風景から受けるよさを実感してもらうことができればと企画しました。

今日は、天気も曇天のあまり良くない天気でもあり利用者の方の来所がなかったので地域散策は中止になりました。

月末の土曜日と日曜日で月の達成スケジュールを計画して頂くので、昨日の日曜の段階でほぼ達成して頂いたので、今日からは自分の別のスケジュールで過ごされる計画になっています。

地域散策は、通常利用者の方に行きたいとこを聞いてから出発します。
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かふぇらてから東西南北に行きたい場所に向ってコースを選んでのんびりと話しながら周りを観察しながら歩いて行きます。

東は小戸神社あたりまで河川敷を歩いて行ったり、北は、4丁目交差点あたりのドンキや山形屋など、また宮崎駅・アミュプラザ・中央公園などにも行きます。
かふぇらての近辺にも橘公園や緑道公園などもあって歩くにはとても気持ちの良い場所が近くにはあります。

最後に今日の歩数を記載して終わります。

<散策の効果>
さまざまな場所をゆっくりと風景を眺めながら散歩をすれば、気分転換になるでしょう。 風を感じながらリラックスして歩くことで脳がリフレッシュするため、日頃感じているストレスを解消することにもつながります。 また、セロトニンというホルモンが活性化されます。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、精神の安定や安心感をもたらしてくれると言われています。
散歩や、軽い運動をすることで、仕事を進める上での新しいアイデアや、生活の知恵が思い浮かぶことにつながります。
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利用者二人の方が、飲み物とお菓子を提供してくれました。
【10月27日】利用者全体会議(居心地のよい居場所作り!) [2024年10月27日(Sun)]
今日のプログラムは、利用者全体会議(居心地のよい居場所作り!)でした。
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利用者全体会議は、かふぇらての目的である居心地のよい居場所として過ごすために利用者同士の問題及び改善すべきことはないか、などを話し合う会議です。

また、11月のプログラムに関して、利用者に検討と提案してもらうための話し合いです。

今日は、あまり良くない天気でしたが利用者の方の参加があり意見を言っていただきました。

いつものように気分調べと近況を話していただきました。
・アパートに引っ越して落ち着いてきたので、以前のアパートでも自炊をしていたので新しいとこでも経済的に助かるのでやろうと思ってスーパーに買い物に行きました。
・ほしかったアップルウォッチを買うことが出来たり、母親と久しぶりに墓参りに行ったことがとてもよかったです。
・午前中に市の図書館に行って、昼前に橘4丁目の交差点にあるドトールコーヒーで昼食を食べてから来ました。
・久しぶりに飲みに行って、お客さんと一気飲みをしてしまい今日は眠い状態で来ています。
・次回のハンドメイドで髪を結ぶリボンを作りたいのでリサイクル布を見たら気に入った布があったのでよかったです。
・先日、知り合いと清武に焼肉を食べに行ってきました。今日は午前中に衆議院選挙に行ってからかふぇらてに来ました。
・今に時期プロに二軍の選手たちの試合がありアルバイトで参加して期待される選手を見ることが出来てよかったです。 
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その後、11月のプログラムに関して、日付順に講座名を確認してもらって、それぞれ10月に参加した講座に関する気づきなどを話してもらいました。

今日は、今年も後2ヶ月で新年を迎えることになるので、10か月間のふりかえりと残り2ヶ月をどのように過ごすか、話して頂きました。

それぞれ、アパートを変わったり、事業所を変わったり、会社が移転したりする中で、人間関係などが変わることで不安があったりしたけど、興味のある講座に参加したり利用者の方と話したりすることでスキルを身に付けることで順調に過ごすことが出来ました。
残りの2ヶ月もよりスキルを身に付けどのようなトラブルにも対応できるようにしていきたいし、体調の維持に注意しながら過ごすことを考えているというコメントでした。
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会議終了後、皆で食事会のカレーを作って皆で美味しくいただきました。
利用者の方が、カレーのお供にらっきょう漬けを提供してくれました。
【10月26日】音楽ライブ講座(歌って叩いて楽しむ!) [2024年10月26日(Sat)]
今日のプログラムは、音楽ライブ講座(歌って叩いて楽しむ!)でした。
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講師の県看護大助教の葛島慎吾氏に生のギターの弾き語りを実施してもらって、生の音楽に触れることと参加者の思い出の曲などをリクエストしてもらって一緒に歌ったりして、楽しく音楽の時間を過ごすという音楽ライブ講座です。

いつものように気分調べと近況を話してもらい、その後、音楽ライブ講座を開催しました。

今日は、講師が「そろそろ秋!」というタイトルで、19曲ほど選曲して冊子を作って提供して頂きました。

講師がその月のキーワードで曲をセレクトして冊子を制作して頂いた曲の中から選んで、ソロだったりみんなで歌ったりして楽しんでいます。
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講師のギターの演奏や歌を聴いたり、参加者に冊子の中からリクエストしてもらって、一緒に歌ったり、途中講師の語りやイントロクイズがあったりするなかで、叩きものとして、タンバリンとカスタネットを準備して、曲によって叩いてリズムを取ったりしながら、楽しく笑い声のする音楽ライブ講座でした。

<音楽ライブの効果>
歌うことで感情や思いを形にして表現することにもなり、声を出すことで心にたまっていた思考や感情が発散されて、リフレッシュする効果が期待できます。
楽しく歌うことで脳内ホルモンの「エンドルフィン」が分泌され、エンドルフィンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、精神安定や幸福感に効果があります。
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【10月25日】ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル!) [2024年10月25日(Fri)]
今日のプログラムは、ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル)でした。
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かふぇらてのコンセプトである、ピア(仲間)としてお互いに支え合うことができる関係を築いてもらうことが地域生活するうえで重要な課題だと考えています。

参加者にガイドブックの目次を見て、どの項目がよいか選んでもらって読みながら体験を踏まえて話し合いながら進めています。

今日は、利用者の方の来所がなかったのでピアサポートガイドは中止になりました。
ピアサポートに関して、改めて基本的な効果を記載します。

同じ経験を持つ人と接することで、自分の体験が理解されていると感じられるため、孤立感が軽減され、共感し合える環境は、心理的な安心感や自己肯定感を促進し、日々の生活や社会参加への意欲を高めるきっかけとなります。
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自分の体験を語り、他者の体験を聞くことによって、自己理解が深まり、リカバリーへの意識が高まり、リカバリーの過程で共感し合える仲間と出会うことは、精神的な安定や人生の質を高めるうえで大きな支えとなります。

他のピアからのアドバイスや実際の経験に基づいた情報を得ることで、セルフケアのスキルを身につけることができ、ピアサポートは日常生活において具体的な問題解決の方法を学ぶ機会にもなり、より実践的なスキルの習得につながります。

自分が他者をサポートすることで、自己肯定感が高まり、自立への意識も向上します。ピア同士で支え合うことで、自分が価値ある存在だと感じることができ、日常生活に対する前向きな姿勢を育むのに寄与します。
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今日は、当事者の方から市障害福祉課の担当の方からかふぇらてを紹介して頂いたので、利用について電話しました、という問い合わせの電話があったので、利用条件(精神障害者手帳や利用時間)などを説明したら明日見学したいので伺います、如何ですか、ということだったので、是非来所して直接見学して下さいと伝える。
【10月24日】動画鑑賞(動画を見て交流!) [2024年10月24日(Thu)]
今日のプログラムは、動画鑑賞(動画を見て交流)でした。
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自分の好きな動画(映画・スポーツ・音楽)を紹介して参加者と交流をするプログラムです。

今日は、雨の降る天気でしたので利用者の方の来所がなく、動画鑑賞は中止になりました。

月の後半になると利用条件を達成するために利用計画を立てていただき、今週の土曜・日曜の講座に参加して達成するというスケジュール計画を立てて頂いていますし、雨など気象条件によって利用のない日もあります。

通常、利用者の方に見たい動画を聞いて動画配信サービスのアマゾンやアベマなどで検索して観ています。

先月は、利用者の方にリクエスト聞いたら温かい人情や家族の絆の動画がいいです、ということで「『MAZE』(まぜ)」を選んで鑑賞しました。
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あらすじは、突然の事故で両親を失い、祖父・弦次郎の元に引き取られた裕太。事故のトラウマから心を閉ざしていたが、弦次郎とのふれあいから、徐々に笑顔を取り戻してゆく。だが、一度は完治したはずの骨肉腫が再発してしまう。

解説は、『MAZE』(まぜ)は、高知県香美郡夜須町(現香南市)を舞台にした漁村の無骨だが温かい人情や家族の絆と和解、少年のトラウマの克服と成長などを描いた日本映画。題名は、漁師が漁をしている際に南側から吹き込む気象の変化を告げる風にちなんでいる。

<動画鑑賞の効果>
感動する最も簡単かつ、ポピュラーな手段が、「映画を観る」ことなのです。
感動すると、心だけでなく脳の中でドーパミンという物質が発生し、体内の細胞が活性する作用があり、この物質は体にとっても重要で、不足すると、集中力の低下や無力感、無気力などが起るそうです。 ドーパミンを発生させるには、感動することの他に「何だったかな・・・」と考える事も大切だそうです。
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【10月23日】COLORING講座(色で作る世界!) [2024年10月23日(Wed)]
今日のプログラムは、COLORING講座(色で作る世界)でした。
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COLORING講座は、自分の好きな色鉛筆を使って色の世界を作り上げるプログラムです。

その日の心理的な面から使う色に注視することで、その人の状態をお互い理解することになるし、好みの色を塗ることに集中することで気分転換になったりするので、色を使った交流をしています。

今日は、いい天気でしたが利用者の来所がなかったのでCOLORING講座は中止になりました。

今日、来所される予定の利用者さんがいましたが、義父が亡くなるという連絡がありお悔やみを伝えた次第です。

通常は、COLORING講座は、月の行事など色々な素材を印刷した中から好みのものを選び、好みの色を塗ることで、その人の感性を画面に表してもらいます。
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今月は、10月になったので秋を感じさせる素材を印刷して、それぞれ好きな素材を選んで色を塗ってもらいます。

世界で一つだけの色の創造の世界を制作することをメインに気軽に楽しくCOLORINGをやっています。

楽しく手を動かしながら色鉛筆で好みの色を塗り、口を動かしながら色々な話題を話して、情報交換したりして過ごせるCOLORING講座です。

自主プログラムで製作された秋に相応しい作品を掲載します。

<COLORINGの効果>
実際に手を動かして塗る作業は、脳全体を活性化させるそうです。
塗ることに集中していると、雑念が吹き飛び無心になりストレスから解放されることから、ストレス解消の効果があり、自然と呼吸が整って自律神経のバランスを整える効果もあるそうです。
作品が完成したときの達成感や充実感は、自信の回復にも繋がりますし、達成したときなどに分泌される幸せホルモンドーパミンが出ます
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【10月21日】ペーパークラフト(紙で作る世界!) [2024年10月21日(Mon)]
今日のプログラムは、ペーパークラフト(紙で作る世界)でした。
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ペーパークラフトは、手先を使って紙を切ったり、貼ったりして自分の好きな世界を作り上げるために集中することを身につけるプログラムです。

季節に応じた素材など選んで制作することで、季節感を持ち続けることができ感性を失わないことにもなるのではないか、と実施しています。

今日は、雨の降る天気で利用者の方の来所がなかったので、ペーパークラフトは中止になりました。

通常は、季節に応じた素材を印刷しますので、その中から自分の好みの素材を選んだり、以前印刷した素材の中から選んで製作します。
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選んだ素材の細かな図柄をハサミでカットしたりして糊でつけていく作業で、集中力が求められる作業になりますが、得意・不得意なプログラムになりますので、得意な方には楽しんで制作してもらっています。

製作中は、手を動かしながら口は情報交換をしたりして生活するうえで助かる情報をお互い提供し合うペーパークラフトの時間になります。

不得意な方には、自主プログラムということで、好みのプログラムやスキルアップなどのプログラムを実施してもらいます。

近頃、利用者の方が自主プログラムで制作した作品を掲載します。
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<ペーパークラフトの効果>
ペーパークラフト自体、平面である紙から立体のオブジェを作る行為は空間認識を司る右脳に大きな刺激となりますし、作業手順の思案は論理的思考を司る左脳をフル活用する事となります。
また、それを行うことによって集中力や発想力を養い、理解力・空間認知力を鍛え、そして脳を活性化し認知機能を高める効果があります。
指先での細かな作業は集中によって気分転換にもなります。

支援者の方がお菓子を利用者の方が飲み物と煎餅サラダを提供してもらいました。
【10月20日】メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!) [2024年10月20日(Sun)]
今日のプログラムは、メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!)でした。
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県立看護大の川村教授に「メンタルヘルスマネジメント講座」を実施して頂いています。
メンタルヘルスは、日常生活や仕事するうえで心の健康を安定した状態で維持するには、如何にストレスや悩みといったメンタルをマネージメントできるか、講座として実施して頂くことになりました。

今日は、「童話から学ぶ、ものの見方考え方」というテーマで「ごんぎつね」を実施して頂きました。

あらすじは、イタズラ好きな小ぎつねのごん。兵十が捕ったウナギを軽い気持ちで逃がします。それを後悔したごんは贈り物を兵十に届けるようになりますが、ごんが家に忍び込んだ気配に気づいた兵十は鉄砲でごんを撃ってしまい…
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解説は、『ごんぎつね』は、ごんがいたずらの罪を償うために、兵十に食べ物を毎日届けるストーリーです。しかし兵十がごんを撃つという悲しい結末で、物語は終わります。
作者の新美南吉は、ごんのような孤独な幼少期を過ごしていました。そのため、自分の存在意義について描いたのが『ごんぎつね』ではないかと考えられています。

ごんぎつねは悪戯好きの狐で、最初に村人に害を与える行動をとりますが、後にそれを悔い、村人を助けようとします。しかし、その善意は誤解され、最後には悲劇的な結末を迎えます。この物語は、善意が必ずしも正しく伝わるわけではないという教訓を教えてくれます。善意で行動しても、相手にその意図が伝わらない場合もあることを理解することが大切です。

ごんは最後まで兵十(人間)との関係を修復しようとしますが、相手の視点からの理解が足りなかったため、最終的には悲しい誤解が生まれてしまいます。この物語は、他者の立場や感情に対して共感することの重要性を強調しています。他者を理解しようとする努力が、誤解や不和を防ぐ手助けになるというメッセージです。
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