• もっと見る

南国の陽気な風:地域活動支援センターかふぇらて

南国宮崎から精神障がい当事者が地域で自分の持っている特性を活かすことを、お互いサポートしたり、支え合うことを、日々実践する居場所としての地域活動支援センター「かふぇらて」から発信するブログ


【8月31日】書き方スキル(広報誌掲載!) [2023年08月31日(Thu)]
今日のプログラムは、書き方スキル(広報誌掲載)でした。
書き方2.png
自分の体験などに関して書くことを通じて伝えることを考えてもらうプログラムです。

それぞれ、かふぇらてで過ごす中での出来事や興味のあるプログラムに参加して感じたことなどを書いてもらった文章を広報誌に掲載する予定になっています。

今日は、8月の最終日でしたが、激しい雨が降ったりする不安定な天気になり、交通アクセスが徒歩や自転車による利用だと、雨は最悪な状況なので利用を控えるのと、月の条件を達成していることもあり外出を控えるのが無難ということで、利用者の来所がなかったので書き方スキル講座は中止でしたが、ふりかえりの文章は皆さん利用スケジュールの最後の日に書いていただいているので広報誌に記載させてもらいます。
広報誌5年9月号11.jpg
ふりかえりの文章の中から抜粋して掲載します。
・猫カフェは、癒しと楽しさがありました。時期的に子供さんが夏休みに来られて猫も接客に疲れていたのでしょう。寝ている猫が大半でしたが、その分、写真におさめやすかったので、素敵な写真を撮ることができました。
・音楽鑑賞に参加できました。久しぶりの音楽鑑賞で楽しく過ごせました。他に毎月のパソコン講座は勉強になりました。
・ピアサポートに参加して、「ピアサポート専門員としての基本的資質」というテーマで、私にとって重要な内容だったので、確認しながら参加させていただきました。
・今月は夕方からの参加で自主プログラムをやりながら利用者さんと話したりして過ごしました。
など、ふりかえりのコメントを寄せてもらいました。

8月は、猛暑や台風など異常気象が要因で体調不良に至る利用者もいて、利用される利用者の方が少なかったこともあり、ふりかえりのコメントを書いてくださる方がいつもより少なくなりました。
9月は生活リズムを守って体調の安定した維持を図ってもらって快適な日常を送ってもらいかふぇらてを利用して頂ければと思っています。
広報誌5年9月号33.jpg
広報誌9月号を製作しましたので、宮崎もやいの会のHPに掲載しました。
http://www.m-moyai.com/index.html
【8月30日】クロスロードゲーム(違いを認め合う!) [2023年08月30日(Wed)]
今日のプログラムは、クロスロードゲーム(違いを認め合う)でした。
クロスロード2.jpg
身近な問題をクイズ形式にして、答えをイエスかノーか、という2択にして、それぞれが選んだ意見を言って、違いを知るというゲームです。

自分の考えを伝えるということが大事だし、他の参加者の意見も聞いて自分の意見の修正など参考になる意見を聞くことができることが、参加者には好評なプログラムになっています。

今日は、月末で皆さん月の条件を達成していることもあり、利用者の来所がなかったのでクロスロードゲームは中止でした。

通常は、野球は好きですか、梅雨は好きですか、電話は好きですか、サクランボは好きですか、カエルは好きですか、バトミントンは好きですか、卵は好きですか、など聞いて、好きの意見、嫌いの意見を言っていただきます。
クロスロード2.jpg
その後、精神疾患に関した問題も出しました。仲間の困りごとや悩みを聞いてあげられますか、ストレス解消法はありますか、などを聞いて、それぞれの意見を伝えてもらいます。

本来クロスロードゲームは、カードを用いたゲーム形式による防災教育教材のことで、遊び方は至ってシンプルで、カードの設問に対して各自がイエスかノーで自分の意見を示し、多数決によって勝者を決定する。勝者はポイントとして座布団カードをもらうことができ、その数を競うというものです。

<クロスロードゲームの効果>
正解を学ぶのではなく、「こちらを立てればあちらが立たず」という考えや、「いろいろな考え方の人がいる」ということ、そしてどんな状況下でも「自分なりの答えを出して前に進まなければならない」ことがこのゲームの本質です。
クロスロード.png
【8月28日】ペーパークラフト(紙で作る世界!) [2023年08月28日(Mon)]
今日のプログラムは、ペーパークラフト(紙で作る世界)でした。
ペーパークラフト2.jpg
ペーパークラフトは、手先を使って紙を切ったり、貼ったりして自分の好きな世界を作り上げるために集中することを身につけるプログラムです。

季節に応じた素材など選んで制作することで、季節感を持ち続けることができ感性を失わないことにもなるのではないか、と実施しています。

今日は、8月も最終週になり利用者の方は条件を達成していることからプログラムの好みによって参加するということになりますので、利用者がいなかったのでペーパークラフト講座は中止になりました。

通常は、毎回季節に応じた素材を印刷しますので、その中から自分の好みの素材を選んだり、以前印刷した素材の中から選んで製作します。
2-5.jpg
選んだ素材の細かな図柄をハサミでカットしたりして糊でつけていく作業で、集中力が求められる作業になりますが、得意・不得意なプログラムになりますので、得意な方には楽しんで制作してもらっています。

製作中は、手を動かしながら口は情報交換をしたりして生活するうえで助かる情報をお互い提供し合うペーパークラフトの時間になります。

不得意な方には、自主プログラムということで、好みのプログラムやスキルアップのプログラムを実施してもらいます。

<ペーパークラフトの効果>
ペーパークラフト自体、それを行うことによって集中力や発想力を養い、理解力・空間認知力を鍛え、そして脳を活性化し認知機能を高める効果があります。指先での細かな作業は集中によって気分転換にもなります。
指先での細かな作業は集中によって気分転換にもなります。
脳トレ1.jpg
【8月27日】利用者全体会議(居心地のよい居場所作り!) [2023年08月27日(Sun)]
今日のプログラムは、利用者全体会議(居心地のよい居場所作り!)でした。
全体会議.jpeg
利用者全体会議は、かふぇらての目的である居心地のよい居場所として過ごすために利用者同士の問題及び改善すべきことはないか、などを話し合う会議です。
また、9月のプログラムに関して、利用者に検討と提案してもらうための話し合いでもあります。

いつもの通り、気分調べと近況を話してもらいました。
・給付金が出たので父親と映画を観に行ったり、ブーツを買いたいと思っていたので買うことが出来てよかったのですが、天気の変化に体調を崩してしまいました。
・世界陸上の日本女子のマラソン選手を観る機会があり完走する姿を見て大変なレースなのを感じた。日本の女子やり投げで金メダルを取った選手もいてすごいことだと思いました。
・今朝は、ダイレックスに行って母の好きなジャムパンなどを買ったりしました。明日は生協に注文している食料品が来るので、かぶらないように買いました。
・退院後、食事制限も徐々に解除になり、今は腸に影響のある食品レンコンなどを避けるような状況なので、食べられないストレスがなくなってきました。

8月のふりかえりとして、猛暑や台風など天候が異常なほど変化することが多くて体調を崩された方もおられたので、出来るだけ生活リズムを守るために無理をせずマイペースで過ごすことを心掛けていくことを伝えました。
体調を整える.jpg
その後、9月のプログラムに関して、日付順に講座名を確認してもらって、それぞれの講座に参加したことでの気づきなどを話してもらいました。

9月は、お菓子作り、エクササイズ、メンタルヘルスが、いつもの予定日ではなく変更になっていることに注意して利用していただくようお願いしました。

講座を利用することで、楽しかったり学びがあったり、また利用者の方と話したりすることで、色々な情報交換や意見交換ができることがかふぇらての利点です。

来月もスケジュール利用の予定を立て計画的に過ごして行くことで、生活の質(QOL)を高めることにつながるような利用をお願いしました。
5年9月プログラム.jpg
【8月26日】音楽ライブ講座(歌って叩いて楽しむ!) [2023年08月26日(Sat)]
今日のプログラムは、音楽ライブ講座(歌って叩いて楽しむ!)でした。
image_67.jpg
講師の県看護大助教の葛島慎吾氏に生のギターの弾き語りを実施してもらって、生の音楽に触れることと参加者の思い出の曲などをリクエストしてもらって一緒に歌ったりして、楽しく音楽の時間を過ごすという音楽ライブ講座です。

いつものように気分調べと近況を話してもらい、その後、音楽ライブ講座を開催しました。

今日は、講師が「夏の終わり」というタイトルで、29曲選曲して冊子を作って提供して頂きました。
image_67203585.JPG
講師がその月のキーワードで曲をセレクトして冊子を制作して頂いた曲の中から選んで、ソロだったりみんなで歌ったりして楽しんでいます。

講師のギターの演奏や歌を聴いたり、参加者に冊子の中からリクエストしてもらって、一緒に歌ったり、途中講師の語りがあったりするなかで、叩きものとして、タンバリンとカスタネットを準備して、曲によって叩いてリズムを取ったりしながら、楽しく笑い声のする音楽ライブ講座でした。

<音楽ライブの効果>
歌うことで感情や思いを形にして表現することにもなり、声を出すことで心にたまっていた思考や感情が発散されて、リフレッシュする効果が期待できます。
楽しく歌うことで脳内ホルモンの「エンドルフィン」が分泌され、エンドルフィンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、精神安定や幸福感に効果があります。
音楽ライブ効果.jpg
まだまだ残暑が厳しく日差しの強い日が続いて体調に影響がありますが、出来るだけ外出するときには帽子や日傘を利用したり水分補給のために木陰で休憩したりして暑さを防ぎましょう。

【8月25日】ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル!) [2023年08月25日(Fri)]
今日のプログラムは、ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル)でした。
ピアサポートガイド.jpg
かふぇらてのコンセプトである、ピア(仲間)としてお互いに支え合うことができる関係を築いてもらうことが地域生活するうえで重要な課題だと考えています。

今日は、ガイドブックの「ピアサポート専門員としての基本的資質」のページを初めて参加した利用者の方が選んで進めました。

(1) ピアサポート専門員として働く人の基本的前提条件
● 自分が精神疾患を患ったという経験からくる困難や苦労に直面したことがあり、精神疾患の経験を生かして、(社会人として)活動する意欲と能力があると認められる人。 ● 精神疾患を克服する能力を示し、自分自身の健康を守られる人。 ● 人を助けたいという願いを持っている。 ● 自分の役割に関する訓練を受けたことがあり、職場のルールを守られる人。
ピア24B.jpg
(2) 自分を知ること・自分を語ること(リカバリーストーリー)
ピアサポート専門員が、ピアに対して経験を分かち合うことで ❶ ピアに“希望”を与えることができる。ストーリー自体から、そして“リカバリ―”の過程で支えてくれた人や環境から。 ❷ ピアとの“信頼関係”を築く手助けとなる。苦しみの体験、そこからの挑戦は、信頼につながる。 ❸ ピアの“リカバリー”への原動力となる。焦点はリカバリーストーリーを語る自分ではなく、ピアである。

(3) ピアサポート専門員の基本的姿勢と義務
● すすんで傾聴すること。 ● リカバリーへの道のりで苦労している人を本当に気に掛けること。 ● この仕事への熱意。 ● 効果的にコミュニケーションをとる能力。
ピア25B.jpg
(4) 自分自身の偏見と世間の偏見について
自分の精神疾患に関する経験を語ることを学びました。私たちは精神疾患の経験があると知られているので、他の人の目標となることができるのです。
人というものは知らないから怖がるのです。顔を出して、人柄を見せて、リカバリーの物語を聞くことで、人は恐れなくなり心を開くものです。精神疾患のために苦しんで いること、生きづらさがあること、精神疾患は自分の意志でコントロールできるものであることを広く知らせることができます。
【8月24日】COLORING講座(色で作る世界!) [2023年08月24日(Thu)]
今日のプログラムは、COLORING講座(色で作る世界)でした。
カラーリング.jpg
COLORING講座は、自分の好きな色鉛筆を使って色の世界を作り上げるプログラムです。

その日の心理的な面から使う色に注視することで、その人の状態をお互い理解することになるし、好みの色を塗ることに集中することで気分転換になったりするので、色を使った交流をしています。

今日は、猛暑の中COLORIN Gの得意な利用者の方が来所されたので、COLORING講座を実施しました。

色々な素材を印刷した中から好みのものを選び、好みの色を塗ることで、その人の感性を画面に表してもらいます。
image_67.jpg
世界で一つだけの色の創造の世界を制作することをメインに気軽に楽しくCOLORINGをやっています。

楽しく手を動かしながら色鉛筆で好みの色を塗り、口を動かしながら色々な話題を話して、情報交換したりして過ごせるCOLORING講座です。

<COLORINGの効果>
実際に手を動かして塗る作業は、脳全体を活性化させるそうです。
塗ることに集中していると、雑念が吹き飛び無心になりストレスから解放されることから、ストレス解消の効果があり、自然と呼吸が整って自律神経のバランスを整える効果もあるそうです。
自律神経4B.jpg
支援者の方が、恵比寿大福を提供してくださいました。
【8月23日】みんなdeエクササイズ(運動を楽しく!) [2023年08月23日(Wed)]
今日のプログラムは、みんなdeエクササイズ(運動を楽しく)でした。
エクササイズB.png
あまり体を動かさない生活によって生活習慣病になる可能性があるのと、体を動かすことで身体の新陳代謝を促進して、気分転換を図ることになり、穏やかな心になるのを目的に実施しています。

今日は、朝のストレッチ、腹筋と脚が引き締まる有酸素運動、夜寝る前のベッドヨガでした。

朝のストレッチは、朝の硬い身体をほぐして、パートごとに、ていねいに伸ばしていく運動でした。
image_50.jpg
腹筋と脚が引き締まる有酸素運動は、単調だけど筋肉を刺激する動きを、音楽に合わせて気持ちよく行いました。

夜寝る前のベッドヨガは、身体から余分な力を抜いて、リラックスして行いました。

精神を安定させ幸福感を感じる「セロトニン」の分泌を促すため、穏やかな気分になり、睡眠の質も高くなりそうな感じでした。

<エクササイズの効果>
体を動かすと交感神経が活発化し、物事を前向きにとらえやすくなり、β-エンドルフィンの作用で気持ちが高まり、幸せな気持ちになり、セロトニンの作用で心身が安定するため、ストレス解消にもつながります。
このように、運動は身体だけでなく、心にも良い影響を及ぼす効果がたくさんあるのです。
ストレス解消7.jpeg
【8月21日】メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!) [2023年08月21日(Mon)]
今日のプログラムは、メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!)でした。
image_11.jpg
県立看護大の川村教授に「メンタルヘルスマネジメント講座」を実施して頂いています。

日常生活や仕事するうえで心の健康を安定した状態で維持するには、如何にストレスや悩みといったメンタルをマネージメントできるか、講座として実施して頂くことになりました。

今日は、『「メンタルヘルスに役立つものの見方」の変換』というテーマについて学びました。
内容説明について、パワーポイントの画像を掲載しますので、見てください。
image_31.jpg
ものごとは、どんなものでも多面性が有る。
・リンゴを例にとって参加者に聞く。
・コロナウイルスに感染して10日間も病に伏した時のこと。
・お料理し始めて、調味料の一つがないことを気付いた。
・ある会合に出席、そこに来ていた参加者と意見が食い違い、反対意見を突き付けられた。

このような状況にどのように対処していくか、否定的に捉える癖の考え方によって、マイナスに考え負のリンクに入って、人間関係や体調を崩してしまって、意欲を失いひきこもる、という流れを避けるためにも、ものの見方・考え方次第で、自分の人生を豊かにできることを学びました。
image_71.jpg
【8月20日】施設外活動(カラオケでの交流!) [2023年08月20日(Sun)]
今日のプログラムは、施設外活動(カラオケでの交流)でした。
カラオケ1.png
施設外活動の目的は、地域生活するうえで生活機能を少しでも回復することと、生活を楽しむことで、積極的に試みるきっかけになればよいと実施しています。

カラオケ活動によって、好きな歌を歌って気分転換したり、利用者同士の交流で嗜好や理解を深める機会になり、人間関係の良好なあり方として、お互いが配慮したり、対応できる関係を作って、施設外活動でのふれあい交流を活かしています。

今日は、予定していた利用者の方で体調を悪いということで参加できない方もおられるので、猛暑や雨が降ったりと変化の厳しい天気が続いているので体調に気を付けて無理をしないように伝え、予定していた利用者の方はそれぞれ楽しみにしながらカラオケボックスに集まって実施しました。
カラオケ11.jpg
それぞれ好きな曲を選択して歌うことで気分転換を図ることと参加者の好みを知る交流活動になっているし、歌ったら上手い下手は関係なく拍手で讃えて、歌を通じてみんなで楽しい時間を過ごすことが目的になっています。

かふぇらてとしては、カラオケ交流を楽しむことで気分転換を図っていくことが精神衛生上大事な活動として実施しています。

カラオケに参加しないで、かふぇらてに来られた利用者には、いつものように気分調べと近況を聞き、自主プログラムをしていただきました。
・知り合いの方が父親がなくなり働かなければならなくなったというメッセージが来たので、自分が働くことになった経験を話して参考にしてもらいました。
・SNSをやっていると色々な情報がくる中に迷惑なものがあったり、必要としない情報がきたりするので選択するのに手間がかかってしまう。
カラオケ効果.jpg
支援者の方が、アイスを提供して頂きました。
| 次へ