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南国の陽気な風:地域活動支援センターかふぇらて

南国宮崎から精神障がい当事者が地域で自分の持っている特性を活かすことを、お互いサポートしたり、支え合うことを、日々実践する居場所としての地域活動支援センター「かふぇらて」から発信するブログ


【4月30日】書き方スキル(広報誌掲載!) [2023年04月30日(Sun)]
今日のプログラムは、書き方スキル(広報誌掲載)でした。
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自分の体験などに関して書くことを通じて伝えることを考えてもらうプログラムです。

それぞれ、かふぇらてで過ごす中での出来事や興味のあるプログラムに参加して感じたことなどを書いてもらった文章を広報誌に掲載する予定になっています。

今日は、3月の最終日でしたが、来所された方には書き方スキル講座として今月のふりかえりを書いていただきました。

その文章の中から抜粋して掲載します。
・コミュニケーションスキル講座にては、新人さんも参加していて、それぞれの考えを知れてよかったです。何事も困ったら第三者でも気の許した相手に相談することの大事さを改めて認識させてもらいました。
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・今月から利用しましたが、利用者の皆さんが気さくに話をしてくださって過ごしやすかったです。様々な理由や考えを持った方々と話をして理解が深まりました。
・職業訓練の面接と試験があり心配して不安だったが無事に合格することが出来ました。来月から環境が変わるので変化になれるように頑張りたい。
・今月からの利用でしたが、体調が悪い時期だったのですが利用者さんと話していると少し気分がよくなる感じでしたので、お陰でどうにか6日間通えました。
・今月はピアサポートガイドに参加して、ピアサポートの大切な支えを勉強しました。動画鑑賞で「はい、泳げません」を観て、面白くて感動しました。目標を持って突き進むことの大切さを改めて気づきました。
・利用者さんにタバコを止めますと宣言して、もう57日吸っていません。たまに誘惑に負けそうになりますが利用者さんと話すことで吸わずに頑張れています。
など、ふりかえりのコメントを寄せてもらいました。
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利用者さんが、ひよこのお菓子を提供してくれました。
【4月29日】動画鑑賞(動画を見て交流!) [2023年04月29日(Sat)]
今日のプログラムは、動画鑑賞(動画を見て交流)でした。
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自分の好きな動画(映画・スポーツ・音楽)を紹介して参加者と交流をするプログラムです。

今日は、動画「20歳のソウル」を観ました。

あらすじは、千葉県船橋市立船橋高校に代々受け継がれている応援曲「市船soul」にまつわる実話を、「彼女が好きなものは」などで注目を集める若手俳優の神尾楓珠と、日本映画界を代表する名優・佐藤浩市の共演で映画化。市立船橋高校吹奏楽部でトロンボーンを担当する浅野大義は、活発でやさしく、まっすぐな性格で、顧問である高橋健一先生に大きな影響を受けながら、青春を謳歌していた。大義は野球の強豪校でもある船橋高校野球部のためにオリジナル応援曲の作曲に挑戦し、作曲の難しさに苦心しつつも高橋先生からの叱咤激励もあり「市船soul」が完成する。その曲は試合で演奏されるとたちまち得点を呼ぶ「神応援曲」と呼ばれるようになる。高校を卒業した大義は、高橋先生のような教師を志し音楽大学へ進学する。しかし、そんな大義をがんの病魔が襲う。
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解説として、中井由梨子のノンフィクション「20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド」を実写化したドラマ。千葉県船橋市立船橋高等学校で受け継がれている応援曲「市船soul」を生み出した青年の姿を描く。

<動画鑑賞の効果>
人間関係のストレスは生きていれば必ずありますが、ため込み過ぎると意欲がなくなりひきこもりになってしまいかねません。そうならないための効果的な心のデトックス方法は、「感動する」ことです。
最も簡単かつ、ポピュラーな手段が、「映画を観る」ことなのです。胸がジーンとする感動作を観ることで、あなたの行動までもが変わるのです。
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【4月28日】ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル!) [2023年04月28日(Fri)]
今日のプログラムは、ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル)でした。
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かふぇらてのコンセプトである、ピア(仲間)としてお互いに支え合うことができる関係を築いてもらうことが地域生活するうえで重要な課題だと考えています。

参加者にガイドブックの目次を見て、どの項目がよいか選んでもらって読みながら体験を踏まえて話し合いながら進めています。

今日は、「ピアサポート専門員誕生の背景」のページを選んで進めました。

ピアサポートは、精神保健福祉分野において、他に代えがたい有効な支援であり、国内外問わず認められています。
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我が国では1990年代からピアサポーターとして、病院や施設を訪問したり、地域生活に関する相談を受けたりすることで、ピアサポーターが活躍するようになりました。

アメリカやカナダでは、1980年代から(認定)ピアスペシャリストとして、雇用ガイドラインや研修プログラムが開発されています。

日本でも、精神保健福祉領域におけるピアサポートの力が広く知られるようになり、その力を発揮する新たな専門職としての位置づけが、ピアの方々から求められるようになりました。

ピアサポート専門員の養成研修を行い、専門家として雇用される基盤を作り、精神科病院・クリニックや福祉事業所や障害者雇用企業に働きかけたいと願うピアスタッフと関係者が集い、養成研修の取り組みがスタートしたのです。

<ピアサポートの効果>
精神疾患を経験している当事者がピアサポートとして、他者を勇気付け希望を持てるように支援するという価値ある活動をすることによって、お互いが支え合うことで、お互いが自立できる可能性が開かれます。
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【4月27日】ペーパークラフト(紙で作る世界!) [2023年04月27日(Thu)]
今日のプログラムは、ペーパークラフト(紙で作る世界)でした。
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ペーパークラフトは、手先を使って紙を切ったり、貼ったりして自分の好きな世界を作り上げるために集中することを身につけるプログラムです。

季節に応じた素材など選んで制作することで、季節感を持ち続けることができ感性を失わないことにもなるのではないか、と実施しています。

今日は、利用者の来所がなかったのでペーパークラフト講座は中止になりました。

通常、毎回季節に応じた素材を印刷しますので、その中から自分の好みの素材を選んだり、以前印刷した素材の中から選んで製作します。
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選んだ素材の細かな図柄をハサミでカットしたりして糊でつけていく作業で、集中力が求められる作業になりますが、得意・不得意なプログラムになりますので、得意な方には楽しんで制作してもらっています。

製作中は、手を動かしながら口は情報交換をしたりして生活するうえで助かる情報をお互い提供し合うペーパークラフトの時間になります。

今日は、広報誌5月号の製作に画像などデータを整理したりしながら、トップの文章の原稿で5月を迎えるので5月病(意欲の低下、不眠、食欲不振など)を未然に防ぐための対策を記載しました。

体調を崩す一番の要因は、人間関係でのストレスなどで、如何にストレスを解消する方法を自ら持っているか、によって体調を崩すことなく維持することにつながるのでできるだけストレス解消をしながら、一人で悩まず上司や仲間に相談をすることが乗り越えていく処世術だということを記載しました。
広報誌は、5月1日に発信予定です。
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【4月26日】みんなdeエクササイズ(運動を楽しく!) [2023年04月26日(Wed)]
今日のプログラムは、みんなdeエクササイズ(運動を楽しく)でした。
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あまり体を動かさない生活によって生活習慣病になる可能性があるのと、体を動かすことで身体の新陳代謝を促進して、気分転換を図ることになり、穏やかな心になるのを目的に実施しています。

今日は、運動前後に最適なストレッチ、全身脂肪燃焼のダンス、安眠ヨガでした。

運動前後に最適なストレッチは、身体をほぐしながら、ゆっくり温める運動で、朝、起きたときにやるのも、よさそうな感じでした。

全身脂肪燃焼のダンスは、手足を、ずっと動かし続けて、汗ばむほどでした。
同じ動きの繰り返しだけでなく、いろんなステップも入って、楽しくダンスできました。
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安眠ヨガは、ゆったり呼吸しながら、疲労回復になるように、脱力して身体を伸ばしました。
少しづつほぐれて、気持ちよくなりました。

<エクササイズの効果>
体を動かすと交感神経が活発化し、物事を前向きにとらえやすくなり、β-エンドルフィンの作用で気持ちが高まり、幸せな気持ちになり、セロトニンの作用で心身が安定するため、ストレス解消にもつながります。
このように、運動は身体だけでなく、心にも良い影響を及ぼす効果がたくさんあるのです。
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【4月24日】クロスロードゲーム(違いを認め合う!) [2023年04月24日(Mon)]
今日のプログラムは、クロスロードゲーム(違いを認め合う)でした。
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身近な問題をクイズ形式にして、答えをイエスかノーか、という2択にして、それぞれが選んだ意見を言って、違いを知るというゲームです。

自分の考えを伝えるということが大事だし、他の参加者の意見も聞いて自分の意見の修正など参考になる意見を聞くことができることが、参加者には好評なプログラムになっています。

今日は、雨も降りだす天気になり、車以外の交通アクセスの方は利用を控え、車の利用者の方が夕方から来られたのでクロスロードゲームは中止になり、自主プログラムを実施しました。

通常、クロスロードゲームは、春は好きですか、桜は好きですか、暖かい天気は好きですか、WBCで燃え上がりましたが野球は好きですか、など、好きですか、嫌いですか、選んだ理由を伝えてもらいます。
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その後、精神疾患になってよかったですか、薬は飲んだ方がよいですか、入院することには賛成ですか、など精神疾患に関した問題を出してそれぞれの意見を伝えてもらいます。

クロスロードゲームは、カードを用いたゲーム形式による防災教育教材のことです。遊び方は至ってシンプルで、カードの設問に対して各自がイエスかノーで自分の意見を示し、多数決によって勝者を決定する。勝者はポイントとして座布団カードをもらうことができ、その数を競うというものです。

<クロスロードゲームの効果>
正解を学ぶのではなく、「こちらを立てればあちらが立たず」という考えや、「いろいろな考え方の人がいる」ということ、そしてどんな状況下でも「自分なりの答えを出して前に進まなければならない」ことがこのゲームの本質です。
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【4月23日】利用者全体会議(居心地のよい居場所作り!) [2023年04月23日(Sun)]
今日のプログラムは、利用者全体会議(居心地のよい居場所作り!)でした。
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利用者全体会議は、かふぇらての目的である居心地のよい居場所として過ごすために利用者同士の問題及び改善すべきことはないか、などを話し合う会議です。

また、5月のプログラムに関して、利用者に検討と提案してもらうための話し合いでもあります。

いつもの通り、気分調べと近況を話してもらいました。
・仕事で忙しい時に応援が来るようにしますのでという提案がありましたが、常時来るのは無理みたいなので一人でも段取りよくやっていけるように頑張りたいです。
・親と映画「エアー」というエア・ジョーダンシリーズでナイキが大ブレイクしたドキュメント映画を観に行って楽しんできました。
・家にいるときは体調が良くないので、買い物やかふぇらてに来て話したりすることで気分転換をしています。
・今日は来る前にドトールコーヒーで昼食を食べてきました。他のカフェよりゆっくりできるので利用しています。
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その後、5月のプログラムに関して、日付順に講座名を確認してもらって、それぞれの講座に参加したことでの気づきなどを話してもらいました。

会議終了後、生活するうえで睡眠が如何に大事か、眠れない時を体験しているからこそ、それぞれの睡眠時間を聞いたり、眠剤を飲んでいるか、眠れない時はどうしているか、など聞いてそれぞれの睡眠に対して参考になればということで話し合いました。

来月は、メンタルヘルス講座の川村講師の県立看護大が3年振りの学園祭ということで、念願の大学を見学するのと学園祭に参加することを提案されたので、日曜に実施しますので土曜と日曜が入れ替わるスケジュールになります。

来月もスケジュール利用の予定を立て計画的に過ごして行くことで、生活の質(QOL)を高めることにつながるような利用をお願いしました。

会議終了後、皆で食事会のカレーを作って皆で美味しくいただきました。
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【4月22日】音楽ライブ講座(歌って叩いて楽しむ!) [2023年04月22日(Sat)]
今日のプログラムは、音楽ライブ講座(歌って叩いて楽しむ!)でした、
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講師の県看護大助教の葛島慎吾氏に生のギターの弾き語りを実施してもらって、生の音楽に触れることと参加者の思い出の曲などをリクエストしてもらって一緒に歌ったりして、楽しく音楽の時間を過ごすという音楽ライブ講座です。

いつものように気分調べと近況を話してもらい、その後、音楽ライブ講座を開催しました。

今日は、講師が「春と恋の歌、他」というタイトルで、28曲選曲して冊子を作って提供して頂きました。

講師がその月のキーワードで曲をセレクトして冊子を制作して頂いた曲の中から選んで、ソロだったりみんなで歌ったりして楽しんでいます。
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講師のギターの演奏や歌を聴いたり、参加者に冊子の中からリクエストしてもらって、一緒に歌ったり、途中講師の語りがあったりするなかで、叩きものとして、タンバリンとカスタネットを準備して、曲によって叩いてリズムを取ったりしながら、楽しく笑い声のする音楽ライブ講座でした。

今日は、参加者が少なかったこともあり利用者の要望で特別にギター教室を開催していただき楽しい時間を過ごせたと利用者の方も喜んでいました。

<音楽ライブの効果>
歌うことで感情や思いを形にして表現することにもなり、声を出すことで心にたまっていた思考や感情が発散されて、リフレッシュする効果が期待できます。
楽しく歌うことで脳内ホルモンの「エンドルフィン」が分泌され、エンドルフィンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、精神安定や幸福感に効果があります。
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【4月21日】ハンドメイド(リサイクル素材で小物づくり!) [2023年04月21日(Fri)]
今日のプログラムは、ハンドメイド(リサイクル素材で小物づくり)でした。
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リサイクル布を利用してオリジナルの小物を作ったり、バックやポーチを作るのを教えてもらったりしながらハンドメイドのプログラムを実施しています。

今日は、リックのファスナー付け替え、ジーンズの裾上げ、ストラップ、ビーズアクセサリーを製作しました。

利用している大好きなリックのファスナーが壊れたので新しく付け替えました。ファスナーを手縫いで仮縫いしたのをミシンで縫って、再度ファスナーの縫い代を手縫いで縫ったのをミシンで縫って仕上げる作業でした。
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以前穿いていたジーンズを穿きたくて裾上げしました。裾上げした部分を手縫いで仮縫いしてアイロンをかけてミシンで縫って出来上がりました。

キラキラと輝きを放つビーズアクセサリーは、ビーズの形状・大きさ・カラー・材質はとても多彩のため、さまざまなイメージに変化させることができるのも魅力で、カジュアルな服装はもちろん、パーツの選び方次第ではパーティーシーンにも取り入れやすく、おしゃれなトレンドアイテムとして注目されています。

制作しながらお互い情報交換したりしながら楽しくハンドメイドの時間を過ごすことによって「ハンドメイドセラピー」として楽しんでいます。
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<ハンドメイドの効果>
ストレスを抱えているとき、人はどうしても頭の中がそのことでいっぱいになってしまいがちですが、ときには全く別なことで気持ちをそらして、心の安定を図ることも大切です。
脳科学の分野では、手先を使った単純な作業が脳内のリフレッシュにつながると言われています。

支援者の方から、お菓子の詰め合わせを提供して頂きました。
【4月20日】生活機能訓練SST(地域生活の困りごと!) [2023年04月20日(Thu)]
今日のプログラムは、生活機能訓練SST(地域生活の困りごと)でした。
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生活するうえでの困りごとを、お互いの経験を踏まえて話すことで、改善のヒントになったり、参考になるような話し合いを実施しています。

参加者にそれぞれ地域生活で困っている課題を出してもらい、参加者の方達で話し合うことをメインに実施しています。

今日は、利用者の来所がなかったので生活機能訓練SST講座は中止でした。

通常、生活するうえで困ったことがあれば、その問題を提供してもらってみんなで話し合うことにしています。

SST講座は事業所や職場での人間関係や地域で生活するうえでの困りごとなどを話してもらって、参加者同士でお互い体験したことを踏まえて話し合いをすることで、色々と参考になる意見を聞くことによって困りごとの解決につなげています。
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今日もコロナ感染が減少する中、人と接触しない生活から徐々に人との触れ合いを通して、楽しく過ごしながら生活の質を高めたいということで、利用の問い合わせの電話がありました。
来週、訪問看護師さんと伺いますということでした。

自分の人生を決めることを支えてくれる専門職などに相談して、一歩一歩閉ざされた生活から踏み出して、自分の描く人生を歩んでゆくことを理解してくれる仲間ができることが支えになりますので、そのような人間関係を作ることを話し合いを通して身に付けています。

<SST・生活技能訓練の効果>
精神障害をもつ人々がさまざまなストレスに対処し社会的役割を果たすことができるように生活技能を高め、そのことを通じて彼らの生活の質を改善し再発を防止することにあります。
特に人間関係のルールとしては「人を否定したり欠点を指摘したりするより、長所を認め合い、お互いに知恵を出し合い、助け合って良いところを伸ばしていく」ということを強調しています。
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