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南国の陽気な風:地域活動支援センターかふぇらて

南国宮崎から精神障がい当事者が地域で自分の持っている特性を活かすことを、お互いサポートしたり、支え合うことを、日々実践する居場所としての地域活動支援センター「かふぇらて」から発信するブログ


【11月30日】書き方スキル(広報誌掲載!) [2022年11月30日(Wed)]
今日のプログラムは、書き方スキル(広報誌掲載)でした。
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自分の体験などに関して書くことを通じて伝えることを考えてもらうプログラムです。

それぞれ、かふぇらてで過ごす中での出来事や興味のあるプログラムに参加して感じたことなどを書いてもらった文章を広報誌に掲載する予定になっています。

今日は、11月の最終日でしたが、来所される利用者がいなかったので書き方スキル講座は中止になりました。

利用者の方は、最終日を待たずに月6回という利用条件を達成されていて、自分の生活するうえでの利用の仕方をしっかり月のスケジュールに組み入れて利用されています。

ふりかえりに関して、利用者の方には最終日以外に来られた日にふりかえりの文章を書いていただくことになっているので、最終日に来所されなくても広報誌に掲載する文章は以前に書いてもらっています。
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その文章の中から抜粋して掲載します。
・いつも活動で使う猫カフェですか、行けば行くほど懐いてくれて、すごくありがたいと思いました。いつも癒やしてくれるのでこの日が楽しみです。
・コミュニケーションスキル、パソコン、地域散策、メンタルヘルス、全体会議、参加できてよかったです。特に地位散策は小雨の中アミュプラザの紀伊国屋書店に行き新刊書コーナーで買いたい本を見つけられました。
・メンタルヘルスマネジメントでは、十分の一の自然の音による心地よいリズム環境を知って、脳を休めると音の刺激に対して対応できることを学びました。
・動画鑑賞で「続・三丁目の夕日」を観ました。お笑いの要素もあり面白かったです。小説家の恋物語も上手くいって感動しました。
・午後も事業所で働くことができるようにしたいし、かふぇらても事業所が終わって参加して、とても楽しく充実しました。
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【11月28日】動画鑑賞(動画を見て交流!) [2022年11月28日(Mon)]
今日のプログラムは、動画鑑賞(動画を見て交流)でした。
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自分の好きな動画(映画・スポーツ・音楽)を紹介して参加者と交流をするプログラムです。

今日は、利用者が「釣りバカ日誌 ファイナル」を観たいという要望があったのでレンタルしてきたので動画鑑賞を実施しました。

あらすじは、近年の業績悪化により、追い詰められる鈴木建設。会長の一之助(三國連太郎)が無期限の給料全額返還を実行する中、一之助のために一肌脱ごうと奮起した伝助(西田敏行)は、得意の釣り人脈から思いがけない大型受注に成功する。そのかいあって会長賞とご褒美の釣り休暇をもらった伝助は、一之助とともに北海道へ釣り旅行に出掛ける。
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解説は、一流企業の経営者として悩み多き日々を送るスーさんと、趣味の釣りと家庭をこよなく愛する万年ヒラ社員のハマちゃんが織り成す人気シリーズの第20作目にして最終章作品。今作では、ハマちゃんとスーさんがシリーズ初となる北海道の大自然を舞台に大活躍する。おなじみのハマちゃんとスーさんを西田敏行と三國連太郎が演じ、ゲストには、松坂慶子、吹石一恵、塚本高史が名を連ねた。『釣りバカ』ならではの色あせない魅力と、ファイナルにふさわしい展開が楽しめる。

動画鑑賞後、カラーリングが途中で終わっていた色塗りを実施して完成させられました。

<動画鑑賞の効果>
感動すると、心だけでなく脳の中でドーパミンという物質が発生し、体内の細胞が活性する作用があり、この物質は体にとっても重要で、不足すると、集中力の低下や無力感、無気力などが起るそうです。 ドーパミンを発生させるには、感動することの他に「何だったかな・・・」と考える事も大切だそうです。
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【11月27日】利用者全体会議(居心地のよい居場所作り!) [2022年11月27日(Sun)]
今日のプログラムは、利用者全体会議(居心地のよい居場所作り!)でした。
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利用者全体会議は、かふぇらての目的である居心地のよい居場所として過ごすために利用者同士の問題及び改善すべきことはないか、などを話し合う会議です。

また、12月のプログラムに関して、利用者に検討と提案してもらうための話し合いでもあります。

いつもの通り、気分調べと近況を話してもらいました。
・昨日は温泉の日だったので青井岳温泉に行って身も心もリフレッシュしてきました。
・先日、眼科医院と歯科医院に行って検査と歯の治療をしてもらいました。眼科は糖尿病の合併症で検査をしていて異常はないということで安心しました。
・事業所の指定病院で健康診断をしてもらい胃の検査でバリウムを飲んだり、血液検査や尿検査や心電図検査など受けて検査結果を待っているとこです。
・寝れない状態が続いているので最低限のやらなければならないことだけやっています。
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その後、12月のプログラムに関して、日付順に講座名を確認してもらって、それぞれの講座に参加したことでの気づきなどを話してもらいました。
それぞれの好みのプログラムに参加して、参加者と楽しんでいることを口にされました。

12月は、音楽ライブ講座がいつもの第3土曜日から第4土曜日の24日のクリスマスイブの日に変更になっていることを確認してもらいました。
29日が今年最後の日で大掃除の日になって、30日・31日が年末の休みになりました。
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会議終了後、食事会のカレーを作って皆で美味しく黙食でいただきました。
【11月26日】メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!) [2022年11月26日(Sat)]
今日のプログラムは、メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!)でした。
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県立看護大の川村教授に「メンタルヘルスマネジメント講座」を実施して頂いています。

メンタルヘルスは、「心の健康」を意味していて、世界保健機関では「自身の可能性を認識し、日常のストレスに対処でき、生産的かつ有益な仕事ができ、コミュニティに貢献できる健康な状態」と定義されています。
日常生活や仕事するうえで心の健康を安定した状態で維持するには、如何にストレスや悩みといったメンタルをマネージメントできるか、講座として実施して頂くことになりました。

今日は、『「音」とメンタルヘルス』についての講座でした。
周囲の音がうるさくてイライラする、どうしたらいいの。音に過敏になってしまう原因と対処法について考えました。聴覚過敏は、うつ病や自律神経失調症の可能性も考えられます。
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聴覚過敏の定義は明確に定まっていませんが、症状は「音が耳につき刺さる」「頭の中で反響する」といった表現で訴えられる。症状のレベルには個人差があり、サイレンの音、大勢の人の話し声、掃除機などの機械音、食器と食器が触れあう音、といった特定の音が辛い場合もあれば、聞こえる音すべてが苦痛ということもあるそうです。

そのような音をヘッドホンやイヤホンで遮断して、ストレスの対処法として、音や音楽にはヒーリング効果がありますが、特に自然の音には不安な心を落ち着かせてくれる働きがあります。
日ごろは自然から離れて生活している人でも、波の音、小鳥の鳴き声や小川のせせらぎ、葉がこすれる音など自然が生み出す音を聞くと気持ちが穏やかになるという効果があります。
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【11月25日】ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル!) [2022年11月25日(Fri)]
今日のプログラムは、ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル)でした。
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かふぇらてのコンセプトである、ピア(仲間)としてお互いに支え合うことができる関係を築いてもらうことが地域生活するうえで重要な課題だと考えています。

参加者にガイドブックの目次を見て、どの項目がよいか選んでもらって読みながら体験を踏まえて進めています。

今日は、利用者の方の要望で、急遽動画鑑賞「釣りバカ日誌」にプログラムが変更になりピアサポートガイドは中止になりました。

通常は、参加の利用者の方にガイドブックの目次の中から興味のあるページを選んでもらって進めています。

厚生労働省では、ピアサポートを「自ら障害や疾病の経験を持ち、その経験を生かしながら、他の障害や疾病のある障害者のための支援を行うもの」と定義しています。
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ピアサポートの「ピア(英語:peer)」には仲間・同輩・対等者などの意味があり、ピアサポートは仲間・同輩同士の相互支援を意味しています。

障害のある人自身が、自らの体験に基づいて、他の障害のある人の相談相手となったり、同じ仲間として社会参加や地域での交流、問題の解決等を支援したりする活動のことを「ピアサポート」、ピアサポートを行う人たちのことを「ピアサポーター」といいます。

障害を持ちながらも生き生きと地域で活動しているピアサポーターの姿は、長期入院されている方の退院への不安を軽減することや、支援機関においては、当事者の目線に立った支援が行われる等の効果が期待されます。
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【11月24日】COLORING講座(色で作る世界!) [2022年11月24日(Thu)]
今日のプログラムは、COLORING講座(色で作る世界)でした。
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COLORING講座は、自分の好きな色鉛筆を使って色の世界を作り上げるプログラムです。

その日の心理的な面から使う色に注視することで、その人の状態をお互い理解することになるし、好みの色を塗ることに集中することで気分転換になったりするので、色を使った交流をしています。

今日は、クリスマス関係のサンタクロースを印刷したのと、今までに印刷した素材の中から好みの素材を選んで描いていただきました。

素材によっては、細部まで細かな色を塗って行くと終わらないこともあり、未完成の作品は、次回来所した時に仕上げるということでした。

季節に応じて色々な素材を印刷した中から好みのものを選び、好みの色を塗ってもうことで、その人の感性を画面に表してもらっています。
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世界で一つだけの色の創造の世界を制作することをメインに気軽に楽しくCOLORING講座をやっています。

楽しく手を動かしながら色鉛筆で好みの色を塗り、口を動かしながら色々な話題を話して、情報交換したりして過ごせるCOLORING講座です。

不得意な方には、自主プログラムを実施してもらって自分の得意な分野に特化してもらっています。

<COLORINGの効果>
実際に手を動かして塗る作業は、脳全体を活性化させるそうです。
塗ることに集中していると、雑念が吹き飛び無心になりストレスから解放されることから、ストレス解消の効果があり、自然と呼吸が整って自律神経のバランスを整える効果もあるそうです。
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利用者の方が、コーヒー豆を挽いてあるのとインスタントコーヒーを提供してくれました。
【11月23日】音楽ライブ講座(歌って叩いて楽しむ!) [2022年11月23日(Wed)]
今日のプログラムは、音楽ライブ講座(歌って叩いて楽しむ!)でした。
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講師の県看護大助教の葛島慎吾氏に生のギターの弾き語りを実施してもらって、生の音楽に触れることと参加者の思い出の曲などをリクエストしてもらって一緒に歌ったりして、楽しく音楽の時間を過ごすという音楽ライブ講座です。

いつものように気分調べと近況を話してもらい、その後、音楽ライブ講座を開催しました。

今日は、祭日で午前中はあまり良くない天気でしたが、午後は青空の広がる天気になり利用者の方も来所され音楽ライブを実施しました。

今回は、講師が紅白に出場するミュージシャンの曲を「紅白予想」というタイトルで18曲、その他で13曲合わせて31曲ほど選んで冊子を作って提供して頂きました。
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講師がその月のキーワードで曲をセレクトして冊子を制作して頂いた曲の中から選んで、ソロだったりみんなで歌ったりして楽しんでいます。

講師のギターの演奏や歌を聴いたり、参加者に冊子の中からリクエストしてもらって、一緒に歌ったり、途中講師の語りがあったりするなかで、叩きものとして、タンバリンとカスタネットを準備して、曲によって叩いてリズムを取ったりしながら、楽しく笑い声のする音楽ライブ講座でした。

<音楽ライブの効果>
歌うことで感情や思いを形にして表現することにもなり、声を出すことで心にたまっていた思考や感情が発散されて、リフレッシュする効果が期待できます。
楽しく歌うことで脳内ホルモンの「エンドルフィン」が分泌され、エンドルフィンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、精神安定や幸福感に効果があります。
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【11月21日】ペーパークラフト(紙で作る世界!) [2022年11月21日(Mon)]
今日のプログラムは、ペーパークラフト(紙で作る世界)でした。
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ペーパークラフトは、手先を使って紙を切ったり、貼ったりして自分の好きな世界を作り上げるために集中することを身につけるプログラムです。

季節に応じた素材など選んで制作することで、季節感を持ち続けることができ感性を失わないことにもなるのではないか、と実施しています。

今日は、今まで印刷していた素材の中から選んでペーパークラフト講座を実施しました。

季節に応じたペーパークラフトの素材を印刷したのを準備した中から自分の好みの素材を選んで製作します。
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選んだ素材の細かな図柄をハサミでカットしたりして糊でつけていく作業で、集中力が求められる作業になりますが、得意・不得意なプログラムになりますので、得意な方には楽しんで制作してもらっています。

製作中は、手を動かしながら口は情報交換をしたりして生活するうえで助かる情報をお互い提供し合うペーパークラフトの時間になります。

不得意な方には、自主プログラムを実施してもらって自分の得意な分野に特化してもらっています。
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<ペーパークラフトの効果>
ペーパークラフト自体、それを行うことによって集中力や発想力を養い、理解力・空間認知力を鍛え、そして脳を活性化し認知機能を高める効果があり、また子供から大人まで幅広く楽しめるのも魅力です。
【11月20日】施設外活動(カラオケでの交流 !) [2022年11月20日(Sun)]
今日のプログラムは、施設外活動(カラオケでの交流)でした。
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施設外活動の目的は、地域生活するうえで生活機能を少しでも回復することと、生活を楽しむことで、積極的に試みるきっかけになればよいと実施しています。

カラオケ活動によって、好きな歌を歌って気分転換したり、利用者同士の交流で嗜好や理解を深める機会になり、人間関係の良好なあり方として、お互いが配慮したり、対応できる関係を作って、施設外活動でのふれあい交流を活かしています。

今日は、かふぇらてに来てからカラオケボックスに行かれる方、現地集合の方、それぞれの交通アクセスによって集合時間に集まり、コロナ感染対策に充分注意してカラオケ交流は実施しました。
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それぞれ好きな曲を選択して歌うことで気分転換を図ることと参加者の好みを知る交流活動になっているし、歌ったら上手い下手は関係なく拍手で讃えて、歌を通じてみんなで楽しい時間を過ごすことが目的になっています。

支援センターとしては、感染対策を充分尽くしてカラオケ交流を楽しむことで気分転換を図っていくことが精神衛生上大事な活動として実施しています。

カラオケ交流に参加しないで、かふぇらてに来れれた方には、自主プログラムとして自分の得意なことを実施してもらいました。
利用者の方がサツマイモを貰ったということで、炊いてふっくらとさせて美味しくいただきました。

<カラオケの効果>
カラオケを歌う時、大きく息を吸い込んだり、呼吸数が増えたりします。このことにより、血流が改善し、体の隅々にまで酸素が行き渡るようになります。血流が改善すると、手先足先など体の末端まで血行が良くなり、健康維持や増進、ストレス解消の効果を狙う目的で楽しみましょう。
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【11月19日】地域散策(地域に何があるの!) [2022年11月19日(Sat)]
今日のプログラムは、地域散策(地域に何があるの!)でした。
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かふぇらてのある地域には、大淀川、橘橋、橘公園、ホテルなどがありますが、日頃散策して地域のよさを実感することはないので、散策を通して風景から受けるよさを実感してもらうことができればと企画しました。

今日は、雨が降っていましたが利用者の方が歩きたいということで散策を実施しました。

かふぇらてから旭通りに出て右折して、瀬頭交差点から老松通りを北上してアミュプラザのやま館の紀伊国屋書店に行って来年の手帳などを見たり他の店を見たりしてから4丁目交差点を目指して、山形屋の地下の食料品売り場を見学してから、橘通りのアーケードを歩いて2丁目まで来て県庁前を通て、旭通りに出てからかふぇらてに帰ってきました。
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雨が降っていましたが色々な店を見て回りながらのんびりと休憩しながら歩くことで、気分転換などリフレッシュ効果を生かしながら実施しました。
今日は、7,000歩を記録しました。

<散策の効果>
散歩や、軽い運動をすることが「こころと身体の健康」に効果的で、仕事を進める上での新しいアイデアや、生活の知恵が思い浮かぶことにつながります。
さらに散歩は不眠にも効果があり、散歩をすることで程よい疲れが残り、夜になると自然に睡眠に入れるようになるのです。
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