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南国の陽気な風:地域活動支援センターかふぇらて

南国宮崎から精神障がい当事者が地域で自分の持っている特性を活かすことを、お互いサポートしたり、支え合うことを、日々実践する居場所としての地域活動支援センター「かふぇらて」から発信するブログ


【8月31日】書き方スキル(広報誌掲載!) [2022年08月31日(Wed)]
今日のプログラムは、書き方スキル(広報誌掲載)でした。
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自分の体験などに関して書くことを通じて伝えることを考えてもらうプログラムです。

それぞれ、かふぇらてで過ごす中での出来事や興味のあるプログラムに参加して感じたことなどを書いてもらった文章を広報誌に掲載する予定になっています。

今日は、8月の最終日でしたが、来所される方がいなかったので書き方スキル講座は中止になりました。

ただ、利用者の方には6回達成される最後の日にふりかえりの文章を書いていただくことになっているので、今日来所されなくても広報誌に掲載する文章は以前に書いてもらっています。
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その文章の中から抜粋して掲載します。
・今月は、コロナワクチンの副反応で発熱して参加する予定のプログラムに参加できなかったので、来月は体調管理や日程の調整など、考えながら利用していきたいと思います。
・みんなdeエクササイズでは、竹脇まりなさんの動画配信で有酸素運動等を運動しやすい服装で行うと、その日は熟睡できます。
・音楽ライブとメンタルヘルスは、県立看護大の先生が講師なのでコロナ感染拡大で学外での活動ができなくなり講座が中止になり残念でなりません。動画鑑賞は、「梅切らぬバカ」を観ました加賀まりこの演技が秀逸でした。
・夏季休暇での仕事で、途中パニックになりそうでしたが、同僚が仕事を手伝ってくれてとても助かりました。かふぇらてでも利用者の方と仲良く過ごせて無事6回利用できたので良かったです。
・利用した講座も自分にとって今後プラスになる活動でした。両立しながら少しでも利用できるようにしていきます。
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広報誌9月号を製作して、宮崎もやいの会のHPに掲載しました。
http://www.m-moyai.com/
【8月29日】ペーパークラフト(紙で作る世界!) [2022年08月29日(Mon)]
今日のプログラムは、ペーパークラフト(紙で作る世界)でした。
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ペーパークラフトは、手先を使って紙を切ったり、貼ったりして自分の好きな世界を作り上げるために集中することを身につけるプログラムです。

季節に応じた素材など選んで制作することで、季節感を持ち続けることができ感性を失わないことにもなるのではないか、と実施しています。

今日は、利用者の方も昨日の全体会議に出席して月6日利用という条件を達成された方が多かったので、月末の利用は控えられるケースが多い状況です。

通常は、季節に応じたペーパークラフトの素材を準備した中から自分の好みの素材を選んで製作します。
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選んだ素材の細かな図柄をハサミでカットしたりして糊でつけていく作業で、集中力が求められる作業になりますが、得意・不得意なプログラムになりますので、得意な方には楽しんで制作してもらっています。

製作中は、手を動かしながら口は情報交換をしたりして生活するうえで助かる情報をお互い提供し合うペーパークラフトの時間になります。

不得意な方には、自主プログラムを実施してもらって自分の得意な分野に特化してもらっています。

<ペーパークラフトの効果>
ペーパークラフト自体、それを行うことによって集中力や発想力を養い、理解力・空間認知力を鍛え、そして脳を活性化し認知機能を高める効果があり、また子供から大人まで幅広く楽しめるのも魅力です。
指先での細かな作業は、集中によって気分転換にもなります。
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【8月28日】利用者全体会議(居心地のよい居場所づくり!) [2022年08月28日(Sun)]
今日のプログラムは、利用者全体会議(居心地のよい居場所づくり!)でした。
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利用者全体会議は、かふぇらての目的である居心地のよい居場所として過ごすために利用者同士の問題及び改善すべきことはないか、などを話し合う会議です。

また、9月のプログラムに関して、利用者に検討と提案してもらうための話し合いでもあります。

いつもの通り、気分調べと近況を話してもらいました。
・9月17日に4回目のワクチン接種をするので副反応が心配です。
・24時間テレビを見ていたので寝不足ですが会議に参加しました。
・午前中パソコンの修理に販売店に持って行ってきました。
・今の職場から異動になり自宅から近くの施設に変わるのでよかった面があります。
・マイナンバーカードの第2弾マイナポイントを申請することにしました。
・朝散歩して、実家に行ったり昼食を作ったりしてきたので疲れました。
・実家の網戸が破れて使えなくなっていたので張替えをやってみました。
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その後、9月のプログラムに関して、日付順に講座名を確認してもらって、それぞれの講座に参加したことでの気づきなどを話してもらいました。

プログラム検討後、トリセツに関して参加者に自分の得意なこととか、このように頼まれると嬉しいとか、そのように言われるといやになることなどを聞いて自分をどれだけ知っているか話し合いました。
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会議終了後、食事会のカレーを作って皆で美味しく黙食でいただきました。

利用者の方が、お菓子を提供してくれました。
【8月27日】メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!) [2022年08月27日(Sat)]
今日のプログラムは、メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!)でした。
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県立看護大の川村教授に今年度から「メンタルヘルスマネジメント講座」を実施して頂いています。
メンタルヘルスは、「心の健康」を意味していて、世界保健機関では「自身の可能性を認識し、日常のストレスに対処でき、生産的かつ有益な仕事ができ、コミュニティに貢献できる健康な状態」と定義されています。

日常生活や仕事するうえで心の健康を安定した状態で維持するには、如何にストレスや悩みといったメンタルをマネージメントできるか、講座として実施して頂くことになりました。

今日は、県立看護大の川村教授の講座でしたが、宮崎県のコロナ感染拡大が著しいので、県が医療非常事態宣言を発令していることによって、県立看護大においては、学外での活動を自粛することになり、講座は中止になりました。
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通常は、日常生活の中でメンタルの不調を避けるにはどのような生活が望ましいかということで、テーマを絞り込んで話していただき、参加者にも意見を聞きながら内容を進めてもらっています。

今日は、動画鑑賞になり「梅切らぬバカ」を観ました。
加賀まりこと塚地武雅が親子役で共演し、老いた母と自閉症の息子が地域コミュニティとの交流を通して自立の道を模索する姿を描いた人間ドラマでした。

「梅切らぬバカ」は、対象に適切な処置をしないことを戒めることわざ「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」に由来し、人間の教育においても桜のように自由に枝を伸ばしてあげることが必要な場合と、梅のように手をかけて育てることが必要な場合があることを意味している。
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【8月26日】ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル!) [2022年08月26日(Fri)]
今日のプログラムは、ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル)でした。
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かふぇらてのコンセプトである、ピア(仲間)としてお互いに支え合うことができる関係を築いてもらうことが地域生活するうえで重要な課題だと考えています。

参加者にガイドブックの目次を見て、どの項目がよいか選んでもらって読みながら体験を踏まえて進めています。

今日は、「障害者虐待防止法と障害者雇用促進法」という項目のページを読みながら進めました。

障害者虐待防止法は、平成24年10月1日から障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律(障害者虐待防止 法)が施行されました。  
この法律は、養護者・障害者福祉施設従事者等・使用者に、虐待の防止等のための責務を課すとともに、障害者虐待を受けたと思われる障害者を発見した者に対する通報義務を課すなどしています。
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障害者虐待の類型は、@身体的虐待 Aネグレクト B心理的虐待  C性的虐待 D経済的虐待の5つです。

障害者雇用促進法は、平成25年6月に改正障害者雇用促進法が公布されました。
その内容は、「障害者雇用率制度」が設けられており、事業主は、その「常時雇用している労働者数」の2.0%以上の障害者を雇用しなければなりません。
精神障害者を法定雇用率の算定基礎に加える等の措置を講ずることになっている。
障がい者が職場で働くに当たっての支障を改善するための措置(合理的配慮の提供義務)が定められている。

障がい者雇用を進めていくことには、「共生社会」実現の理念があります。障がい者がごく普通に地域で暮らし、地域の 一員として共に生活できる社会を実現するためには、職業による自立を進めることが重要です。これを進めるためには、ある程度政治や行政の側でイニシアチブをとる必要があります。
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【8月25日】動画鑑賞(動画を見て交流!) [2022年08月25日(Thu)]
今日のプログラムは、動画鑑賞(動画を見て交流)でした。
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自分の好きな動画(映画・スポーツ・音楽)を紹介して参加者と交流をするプログラムです。

今日は、動画「精霊流し」を観る予定でしたが、利用者の方が以前観たので、自主プログラムのスクラッチアートを実施されました。

通常は、2階の交流室でDVDプレーヤーをモニターにつないで参加者で観ます。
観終わったらそれぞれに感想を話したりして交流します。
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あらすじは:櫻井雅彦は長崎で過ごした少年時代、母・喜代子に買ってもらったバイオリンの練習に明け暮れる。自分を犠牲にしてまでも雅彦にバイオリンを続けさせた母は、やがて東京の有名な先生のもとに通わせるため、雅彦を鎌倉にある自分の妹・節子の家に住まわせることにする。こうして母と離れレッスンに励む雅彦は、母とは対照的に奔放な性格の叔母・節子に戸惑いながらも、彼女の息子・春人や近所に住む木下徳恵と仲良くなり楽しい少年時代を送る。十数年後、大学生になった雅彦は、バイオリンに挫折し、仲間と結成した学生バンドに情熱を傾けていた。

解説:ミュージシャン・さだまさしの自伝的小説を映画化した作品で、ふたりの母と息子、そして彼らを巡る家族の愛を描いたドラマ。

<動画鑑賞の効果>
感動すると、心だけでなく脳の中で幸せホルモンであるドーパミンという物質が発生し、体内の細胞が活性する作用があり、この物質は体にとっても重要なホルモンです。
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【8月24日】COLORING講座(色で作る世界!) [2022年08月24日(Wed)]
今日のプログラムは、COLORING講座(色で作る世界)でした。
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COLORING講座は、自分の好きな色鉛筆を使って色の世界を作り上げるプログラムです。

その日の心理的な面から使う色に注視することで、その人の状態をお互い理解することになるし、好みの色を塗ることに集中することで気分転換になったりするので、色を使った交流をしています。

今日は、COLORINGが苦手ということで、自分の得意な自主プログラムを実施してもらいました。

通常は、季節に応じて色々な素材を印刷した中から好みのものを選び、好みの色を塗ってもうことで、その人の感性を画面に表してもらっています。
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世界で一つだけの色の創造の世界を制作することをメインに気軽に楽しくCOLORING講座をやっています。

楽しく手を動かしながら色鉛筆で好みの色を塗り、口を動かしながら色々な話題を話して、情報交換したりして過ごせるCOLORING講座です。

<COLORINGの効果>
実際に手を動かして塗る作業は、脳全体を活性化させるそうです。
塗ることに集中していると、雑念が吹き飛び無心になりストレスから解放されることから、ストレス解消の効果があり、自然と呼吸が整って自律神経のバランスを整える効果もあるそうです。
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【8月22日】地域散策(地域に何があるの!) [2022年08月22日(Mon)]
今日のプログラムは、地域散策(地域に何があるの!)でした。
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かふぇらてのある地域には、大淀川、橘橋、橘公園、ホテルなどがありますが、日頃散策して地域のよさを実感することはないので、散策を通して風景から受けるよさを実感してもらうことができればと企画しました。

今日、利用者の来所はあったのですが、野外は暑すぎて熱中症警戒がでていたので地域散策は中止になりました。
利用者は、それぞれ自分の興味のあるプログラムを実施して頂きました。

通常は、利用者の方に参加できるか聞き、行きたい場所などを聞いてからかふぇらてを出発します。

かふぇらてから北の方向だと県庁や物産館によって橘通りを北上してデパートのある橘通り4丁目あたりまで、また、高架下の遊歩道を進み中央公園に行って宮崎駅やコープみやざき宮脇店あたりまで。
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西だと大淀川の河川敷を市役所の先の小戸神社あたり、東は後田川緑道公園まで行って川の上にできた公園などを散策コースとして楽しんでいます。

のんびりと休憩しながら歩くことで、気分転換などリフレッシュ効果を生かしながら実施しています。
万歩計で計ってその日の歩数を記録しています。

<散策の効果>
太陽の光を浴びると、体内でセロトニンの分泌が促されます。
セロトニンは幸せホルモンと呼ばれ、ストレスに対して効能のある脳内神経物質のひとつで、精神の安定にも関わるとされており、気分も前向きになります。
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【8月21日】施設外活動(カラオケでの交流!) [2022年08月21日(Sun)]
今日のプログラムは、施設外活動(カラオケでの交流)でした。
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施設外活動の目的は、地域生活するうえで生活機能を少しでも回復することと、生活を楽しむことで、積極的に試みるきっかけになればよいと実施しています。

カラオケ活動によって、好きな歌を歌って気分転換したり、利用者同士の交流で嗜好や理解を深める機会になり、人間関係の良好なあり方として、お互いが配慮したり、対応できる関係を作って、施設外活動でのふれあい交流を活かしています。

今日は、参加者も少なかったし、カラオケボックス側も広めの部屋を提供して頂いているので、コロナ感染対策に充分注意してカラオケ交流は実施しました。
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それぞれ好きな曲を選択して歌うことで気分転換を図ることと参加者の好みを知る交流活動になっているし、歌ったら上手い下手は関係なく拍手で讃えて、歌を通じてみんなで楽しい時間を過ごすことが目的になっています。

支援センターとしては、感染対策を充分尽くしてカラオケ交流を楽しむことで気分転換を図っていくことが精神衛生上大事な活動として実施しています。

<カラオケの効果>
カラオケを歌う時、大きく息を吸い込んだり、呼吸数が増えたりします。このことにより、血流が改善し、体の隅々にまで酸素が行き渡るようになります。
血流が改善すると、手先足先など体の末端まで血行が良くなり、健康維持や増進、ストレス解消の効果を狙う目的で楽しみましょう。
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【8月20日】音楽ライブ講座(歌って叩いて楽しむ!) [2022年08月20日(Sat)]
今日のプログラムは、音楽ライブ講座(歌って叩いて楽しむ!)でした。
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講師の県看護大助教の葛島慎吾氏に生のギターの弾き語りを実施してもらって、生の音楽に触れることと参加者の思い出の曲などをリクエストしてもらって一緒に歌ったりして、楽しく音楽の時間を過ごすという音楽ライブ講座です。

今日は、宮崎県に医療非常事態宣言が発令されていることによって、県立看護大学では学外での活動の自粛に至ったので、今日の音楽ライブの講師の葛島氏から中止の連絡があり、今回参加された利用者は先月参加された利用者とは違ったので、急遽先月の音楽ライブで講師が「夏の曲」として31曲選んで製作して頂いた冊子を利用して、その中から好きな曲を選んでYouTubeをモニターにつないで聞きました。
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通常は、講座を始める前に今日の気分と近況を話してもらってから講師がその月のキーワードの曲をセレクトした冊子を製作された曲の中から選んで、ソロだったりみんなで歌ったりして楽しんでいます。

講師のギターの演奏や歌を聴いたり、参加者に冊子の中からリクエストしてもらって、一緒に歌ったり、途中講師の語りがあったりするなかで、叩きものとして、タンバリンとカスタネットを準備して、曲によって叩いてリズムを取ったりしながら、楽しく笑い声のする音楽ライブ講座です。

今日の音楽鑑賞では、参加者がそれぞれ好きな曲を30曲ぐらい選曲してみんなで楽しく聞きました。

<音楽鑑賞の効果>
耳から入った好きな音楽は、脳へと伝わり、全身に影響を及ぼします。自律神経系に作用して、心拍や血圧が変化し、興奮や鎮静、リラクゼーションなどの効果がもたらされます。
同時に、心の状態にも影響を与え、感情、知覚、認知を活性化させることが分かっています。
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