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南国の陽気な風:地域活動支援センターかふぇらて

南国宮崎から精神障がい当事者が地域で自分の持っている特性を活かすことを、お互いサポートしたり、支え合うことを、日々実践する居場所としての地域活動支援センター「かふぇらて」から発信するブログ


【6月30日】書き方スキル(広報誌掲載!) [2022年06月30日(Thu)]
今日のプログラムは、書き方スキル(広報誌掲載)でした。
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自分の体験などに関して書くことを通じて伝えることを考えてもらうプログラムです。

それぞれ、かふぇらてで過ごす中での出来事や興味のあるプログラムに参加して感じたことなどを書いてもらった文章を広報誌に掲載する予定になっています。

今日は、利用者の来所がなかったので書き方スキルは中止になりました。
6月最終日だったので、利用者の方も利用条件を達成されているので、暑い中外出は控えて体調管理に注意されて過ごされることを第1に考えた行動を選択されたということです。

ただ、ふりかえりの文章は最終日以前に来所されたときに書いていただくことにしています。
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書いていただいた文章の抜粋を記載します。
・6月は雨や暑い日といった変化があって体調を崩した日もありましたが、来月はそのようなことがないよう気を付けて生活をして、6日間達成していきたいと思います
・音楽ライブは講師の葛島先生とマンツーマンの時間帯もあり、講師の郷里の長崎の話を聞いて親近感が湧いてきました。
・ピアサポートガイドに参加しました。一つ一つの会話にも対応の仕方があることを学び、それとある程度の距離感が大切だということを学びました。
・メンタルヘルスマネージメントでは、気温、湿度、臭気などがQOLに影響することを習ったので、意識して朝起きたら清潔な空気を取り入れています。
・利用者の方がかふぇらてを利用してよかったと言っておられましたが、私も色々と生活するうえで助かったりしていますので、利用してよかったという気持ちです。

<ふりかえりの効果>
自分の経験を後から振り返ってみて,その時には気づけなかった学びや課題を言語化し、それをもとに次回の行動時にどんな点を改善すれば良いかを明らかにしていきます。
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【6月29日】COLORING講座(色で作る世界!) [2022年06月29日(Wed)]
今日のプログラムは、COLORING講座(色で作る世界)でした。
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COLORING講座は、自分の好きな色鉛筆を使って色の世界を作り上げるプログラムです。

その日の心理的な面から使う色に注視することで、その人の状態をお互い理解することになるし、好みの色を塗ることに集中することで気分転換になったりするので、色を使った交流をしています。

今日は、6月の季節の花、紫陽花・花菖蒲を素材として選んで印刷しました。
季節に応じて色々な素材を印刷した中から好みのものを選び、好みの色を塗ってもうことで、その人の感性を画面に表してもらいます。
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世界で一つだけの色の創造の世界を制作することをメインに気軽に楽しくCOLORINGをやっています。

楽しく手を動かしながら色鉛筆で好みの色を塗り、口を動かしながら色々な話題を話して、情報交換したりして過ごせるCOLORING講座です。

不得意な方には、自主プログラムということで、好みのプログラムやスキルアップのプログラムを実施してもらいます。
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<COLORINGの効果>
実際に手を動かして塗る作業は、脳全体を活性化させるそうです。
塗ることに集中していると、雑念が吹き飛び無心になりストレスから解放されることから、ストレス解消の効果があり、自然と呼吸が整って自律神経のバランスを整える効果もあるそうです。
【6月27日】ペーパークラフト(紙で作る世界!) [2022年06月27日(Mon)]
今日のプログラムは、ペーパークラフト(紙で作る世界)でした。
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ペーパークラフトは、手先を使って紙を切ったり、貼ったりして自分の好きな世界を作り上げるために集中することを身につけるプログラムです。

季節に応じた素材など選んで制作することで、季節感を持ち続けることができ感性を失わないことにもなるのではないか、と実施しています。

今日は、梅雨が明け暑い天気になってしまい外出するのを控えられたのと、月の最終週になり利用者の方達はこの時点で、月6回という条件を達成されているので無理しない過ごし方をされていて、利用者の来所がなかったのでペーパークラフトの講座は中止になりました。

通常、季節に応じた素材を準備して、その中から自分の好みの素材を選んで製作してもらいます。
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選んだ素材の細かな図柄をハサミでカットしたりして糊でつけていく作業で、集中力が求められる作業になりますので、得意・不得意なプログラムになりますが、得意な方には楽しんで制作してもらっています。

製作中は、手を動かしながら口は情報交換をしたりして、生活するうえで助かる情報をお互い提供し合うペーパークラフトの時間になります。

不得意な方には、自主プログラムということで、好みのプログラムやスキルアップのプログラムを実施してもらいます。
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【6月26日】利用者全体会議(居心地のよい居場所つくり!) [2022年06月26日(Sun)]
今日のプログラムは、利用者全体会議でした。
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利用者全体会議は、かふぇらての目的である居心地のよい居場所として過ごすために利用者同士の問題及び改善すべきことはないか、などを話し合う会議です。
また、7月のプログラムに関して、利用者に検討と提案してもらうための話し合いでもあります。

いつもの通り、気分調べと近況を話してもらいました。
・就労移行支援事業所に5日間体験実習に行き、来週面接で何を学びたいか、何を身に付けたいか、応えて利用できるか判断されることになりました。
・土曜日は通院の為に6時30分に家を出て順番待ちで並びました、その後、訪問看護で看護師さんと延岡のことと高校野球のことで話が盛り上がりました。
・父の日のプレゼントで洗濯機が古かったので新しく買ってプレゼントしました。
・スマホの料金が高いので専門家の方に相談に行って少しでも安くなるように使いたいと思っています。
・仕事先で特別手当が出ることになり、好きなことに使おうと思っています。

その後、7月のプログラムに関して、日付順に講座名を確認してもらって、それぞれの講座に参加したことでの気づきなどを話してもらいました。
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相手のことや自分のことを理解してもらったり改善したいことをプログラムの講座の中から選んで利用しているというコメントでした。

最後に、私のトリセツということで、自分の特徴やできること、周りやスタッフの言動でやる気を高める言葉、やる気をなくす言葉を聞きました。
仕事や人の集まる場では、自分の特徴などトリセツをしっかり自覚して伝えられれば周りに理解されるし、自分に合った仕事に巡り合うことになります。
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会議終了後、食事会のカレーを作って皆で美味しく黙食でいただきました。
【6月25日】メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!) [2022年06月25日(Sat)]
今日のプログラムは、メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!)でした。
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県立看護大の川村教授に今年度から「メンタルヘルスマネジメント講座」を実施して頂いています。

日常生活や仕事するうえで心の健康を安定した状態で維持するには、如何にストレスや悩みといったメンタルをマネージメントできるか、講座として実施して頂くことになりました。

今日は、「室内の環境とメンタルヘルス・パート2」というテーマで実施されました。
観葉植物の効果として、古来より草木に囲まれ、生きてきた私たち人間は、ただそこに「みどり」があるだけで安らぎをおぼえ、リラックスでき、感情的にも良い影響をもたらします。
また、植物が室内における心身に有害な化学物質を単純に清浄するのではなく、代謝的に分解して、植物内に必要な物質へ転換していることが分かります。
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日当たりが悪い部屋で暮らすと、日照不足になり、身体への被害だけではなく、精神面にも深刻な影響をもたらします。
特に日当たりの悪いところで生活をしていると、セロトニンが生成されにくくなり、その状態が続くと、精神状態が不安定になり、さらに酷くなると、うつ病や不眠症を引き起こしてしまうこともあるのです。

セロトニンとは、別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、精神の安定や心の安らぎをもたらしてくれるホルモンです。
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日常生活のちょっとした心がけや工夫によって、メンタルヘルスをセルフマネージメントできるということでした。
【6月24日】ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル!) [2022年06月24日(Fri)]
今日のプログラムは、ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル)でした。
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かふぇらてのコンセプトである、ピア(仲間)としてお互いに支え合うことができる関係を築いてもらうことが地域生活するうえで重要な課題だと考えています。

参加者にガイドブックの目次を見て、どの項目がよいか選んでもらって読みながら体験を踏まえて進めています。

今日は、利用者の方が夕方から来所されたのでピアサポートの講座は中止になり、自主プログラムとして、好みのプログラムやスキルアップのプログラムを実施してもらいますが、動画を観たいということで動画鑑賞になりました。。

通常、ピアサポート講座は、参加者の中からピアサポートガイドの目次の中から興味のあるページを選んでもらってその項目を読みながら進めていきます。
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ピアサポートとは「支える−支えられる」という一方的な関係性ではなく、自分の持っている強み(体験)を生かして仲間の自立のサポートをして、お互いに支え合うことが大事ということです。

<ピアサポートの効果>
ピアサポートとは、精神障害者など同じような悩みを持つ人たち同士で支えあう活動のことです。
家族や専門の支援者には話しづらいことも、同じ立場の人だからこそ言えることがあり、不安な気持ちを理解し共感してくれることが、求められているし、支えることにつながります。
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【6月23日】動画鑑賞(動画を見て交流!) [2022年06月23日(Thu)]
今日のプログラムは、動画鑑賞(動画を見て交流)でした。
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自分の好きな動画(映画・スポーツ・音楽)を紹介して参加者と交流をするプログラムです。

今日の動画は、「マスカレード・ナイト」を観ました。
いつもは、ヒューマンドラマを選んで観るのですが、時にはエンターテイメントの娯楽性のある動画を観ることにしました。
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映画解説
東野圭吾のミステリー小説シリーズを、木村拓哉と長澤まさみの共演で映画化した『マスカレード・ホテル』の続編。
カウントダウン仮装パーティーが開催されるホテルを舞台に、招待客の中に紛れ込んだ殺人犯を逮捕すべく、破天荒な潜入捜査官と優秀なホテルマンが奮闘する。

あらすじ
ある日、警察に匿名の密告状が届く。それはホテル・コルテシア東京で大みそかに開催されるカウントダウンパーティー“マスカレード・ナイト”に、数日前に起きた殺人事件の犯人が現れるというものだった。パーティー当日、捜査のため再びフロントクラークとしてホテルに潜入した刑事・新田浩介(木村拓哉)は、優秀なホテルマン・山岸尚美(長澤まさみ)の協力を得て任務に当たる。しかし、500人の招待客は全員仮装し顔を仮面で隠しており、二人は殺人犯の特定に苦戦する。
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【6月22日】クロスロードゲーム(違いを認め合う!) [2022年06月22日(Wed)]
今日のプログラムは、クロスロードゲーム(違いを認め合う)でした。
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身近な問題をクイズ形式にして、答えをイエスかノーか、という2択にして、それぞれが選んだ意見を言って、違いを知るというゲームです。

自分の考えを伝えるということが大事だし、他の参加者の意見も聞いて自分の意見の修正など参考になる意見を聞くことができることが、参加者には好評なプログラムになっています。

今日は、梅雨ですが暑いぐらいの晴れた天気で、利用者も来所されたのでクロスロードゲームを実施しました。
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クロスロードゲームでは、サッカー、電車、牛、サンドイッチ、6月、蝶々、博物館、ゴミ拾いなど、好きですか、嫌いですか、選んだ理由を伝えてもらいました。
その後、体調が悪くなる時の予兆を知っていますか、などの精神疾患に関した問題を出してそれぞれの意見を伝えてもらいました。

クロスロードゲームは、カードを用いたゲーム形式による防災教育教材のことです。 遊び方は至ってシンプルで、カードの設問に対して各自がイエスかノーで自分の意見を示し、多数決によって勝者を決定する。勝者はポイントとして座布団カードをもらうことができ、その数を競うというものです。
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<クロスロードゲームの効果>
正解を学ぶのではなく、「こちらを立てればあちらが立たず」という考えや、「いろいろな考え方の人がいる」ということ、そしてどんな状況下でも「自分なりの答えを出して前に進まなければならない」ことがこのゲームの本質です。
参加者は、自らの問題としてアクティブに考えることができ、かつ、自分とは異なる意見・価値観の存在への気づきも得ることができる。
【6月20日】地域散策(地域に何があるの!) [2022年06月20日(Mon)]
今日のプログラムは、地域散策(地域に何があるの!)でした。
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かふぇらてのある地域には、大淀川、橘橋、橘公園、ホテルなどがありますが、日頃散策して地域のよさを実感することはないので、散策を通して風景から受けるよさを実感してもらうことができればと企画しました。

今日は、梅雨に入って雨の降る日になり、利用者の来所がなかったので地域散策は中止になりました。

通常は、利用者の方に参加できるか聞き、行きたい場所などを聞いてからかふぇらてを出発します。
かふぇらてから北の方向だと県庁や物産館によって橘通りを北上してデパートのある橘通り4丁目あたりまで、また、高架下の遊歩道を進み中央公園に行って宮崎駅やコープみやざき宮脇店あたりまで、西だと大淀川の河川敷を市役所の先の小戸神社あたり、東は後田川緑道公園まで行って川の上にできた公園などを散策コースとして楽しんでいます。
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のんびりと休憩しながら歩くことで、気分転換などリフレッシュ効果を生かしながら実施しています。
万歩計で計ってその日の歩数を記録しています。

<散策の効果>
散歩や、軽い運動をすることが「こころと身体の健康」に効果的で、仕事を進める上での新しいアイデアや、生活の知恵が思い浮かぶことにつながります。
仕事や勉強で悩んだり、考えに行き詰ったときには、じっと腰を掛けているよりも、散策することで、脳や細胞を活性化させることが大事という事です。
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【6月19日】施設外活動(カラオケでの交流!) [2022年06月19日(Sun)]
今日のプログラムは、施設外活動(カラオケでの交流)でした。
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施設外活動の目的は、地域生活するうえで生活機能を少しでも回復することと、生活を楽しむことで、積極的に試みるきっかけになればよいと実施しています。

カラオケ活動によって、好きな歌を歌って気分転換したり、利用者同士の交流で嗜好や理解を深める機会になり、人間関係の良好なあり方として、お互いが配慮したり、対応できる関係を作って、施設外活動でのふれあい交流を活かしています。
今日は、いつものようにコロッケクラブに現地集合だったので、参加者が集合時間に集まり、コロナ感染対策に充分注意してカラオケ交流は実施しました。
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それぞれ好きな曲を選択して歌うことで気分転換を図ることと参加者の好みを知る交流活動になっているし、歌ったら上手い下手は関係なく拍手で讃えて、歌を通じてみんなで楽しい時間を過ごすことが目的になっています。

かふぇらてに来所された利用者の方は、動画鑑賞でDVDの「犬部!」を観ました。
青森県北里大学に実在した動物保護サークル「犬部」を題材に、林遣都と中川大志の共演で描いた青春ドラマでした。

<カラオケの効果>
カラオケを歌う時、大きく息を吸い込んだり、呼吸数が増えたりします。このことにより、血流が改善し、体の隅々にまで酸素が行き渡るようになります。
血流が改善すると、手先足先など体の末端まで血行が良くなり、健康維持や増進、ストレス解消の効果を狙う目的で楽しみましょう。
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