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南国の陽気な風:地域活動支援センターかふぇらて

南国宮崎から精神障がい当事者が地域で自分の持っている特性を活かすことを、お互いサポートしたり、支え合うことを、日々実践する居場所としての地域活動支援センター「かふぇらて」から発信するブログ


【5月30日】書き方スキル(広報誌掲載!) [2022年05月30日(Mon)]
今日のプログラムは、書き方スキル(広報誌掲載)でした。
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自分の体験などに関して書くことを通じて伝えることを考えてもらうプログラムです。
それぞれ、かふぇらてで過ごす中での出来事や興味のあるプログラムに参加して感じたことなどを書いてもらった文章を広報誌に掲載する予定になっています。

今日は、5月の最終日だったので来所された方に5月のふりかえりを書いて広報誌に掲載するプログラムになっていますが、それぞれ月の利用条件を達成されているので、来所される利用者がおられなかったので書き方スキルは中止になりました。
ただ、ふりかえりの文章は最終日以外の日に来所されたときに書いていただくことにしています。
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・猫カフェでは、お客さんが少なかったこともあり、猫をほぼ独占状態で非常に有意義に過ごすことができました。癒やされました。
・音楽ライブで、今回は母をテーマにした曲が選曲されていて、リクエストして楽しく歌を歌って過ごすことができたのでよかったです。
・スクラッチアートの講座日以外の日に来所した時に少しずつ楽しみながら製作して完成させることができました。
・時々気持ちがモヤモヤとするときがあるのでかふぇらてに行って気分を変えることも大事とだと思っています。
・コミュニケーションスキルでは、困りごとを話したり、訪問看護に関した話などができてよかったです。

<ふりかえりの効果>
自分の経験を後から振り返ってみて,その時には気づけなかった学びや課題を言語化し、それをもとに次回の行動時にどんな点を改善すれば良いかを明らかにしていきます。
このサイクルを継続していくことで、パフォーマンスが高まったり、満足感が高まると言われています。
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【5月29日】メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!) [2022年05月29日(Sun)]
今日のプログラムは、メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!)でした。
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県立看護大の川村教授に今年度から「メンタルヘルスマネジメント講座」を実施して頂いています。
メンタルヘルスは、「心の健康」を意味していて、世界保健機関では「自身の可能性を認識し、日常のストレスに対処でき、生産的かつ有益な仕事ができ、コミュニティに貢献できる健康な状態」と定義されています。

日常生活や仕事するうえで心の健康を安定した状態で維持するには、如何にストレスや悩みといったメンタルをマネージメントできるか、講座として実施して頂くことになりました。

今日は、「室内の環境とメンタルヘルス」というテーマで実施されました。
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仕事や学習の効率を左右する要因は大きく分けて二つあり室温、室内換気量で、このふたつだそうです。

室温や湿度も、ストレスを感じやすい要素の1つで、夏場の室内温度、梅雨時期の湿度など、低すぎても高すぎても不快に感じる人が出てきます。空調設備や換気設備を活用して、誰にとっても快適な湿度や室温をキープすることが大切です。

室温や換気による室内環境によって疲労感が増したりすることで、メンタルに影響してストレスを与えることで体調を崩すという流れにならないためにも適切な室温と湿度で、空気が澱まない換気のよい環境で生活をすることが最善であるということでした。
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利用者の方が、ティーバックのお茶を提供してくれました。
【5月28日】動画鑑賞(動画を見て交流!) [2022年05月28日(Sat)]
今日のプログラムは、動画鑑賞(動画を見て交流)でした。
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自分の好きな動画(映画・スポーツ・音楽)を紹介して参加者と交流をするプログラムです。

今日は、映画「騙しの絵の牙」を観ました。

あらすじは、大手出版社の薫風社で創業一族の社長が急死し、次期社長の座を巡って権力争いが勃発する。専務の東松(佐藤浩市)が断行する改革で雑誌が次々と廃刊の危機に陥り、変わり者の速水(大泉洋)が編集長を務めるお荷物雑誌「トリニティ」も例外ではなかった。くせ者ぞろいの上層部、作家、同僚たちの思惑が交錯する中、速水は新人編集者の高野(松岡茉優)を巻き込んで雑誌を存続させるための策を仕掛ける。
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解説は、「罪の声」などで知られる作家の塩田武士が大泉洋をイメージして主人公を「あてがき」した小説を、大泉の主演で映画化。出版業界を舞台に、廃刊の危機に立たされた雑誌編集長が、裏切りや陰謀が渦巻中、起死回生のために大胆な奇策に打って出る姿を描く。「紙の月」「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督がメガホンをとり、松岡茉優、佐藤浩市ら実力派キャストが共演する。

<映画の効果>
映画によって感動するという情動が起こると、脳内では「ドーパミン」というホルモンが分泌されます。このドーパミンは幸福感や快感を司っています。また、精神的なストレス解消や免疫機能を上げることでも知られています。
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【5月27日】ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル!) [2022年05月27日(Fri)]
今日のプログラムは、ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル)でした。
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かふぇらてのコンセプトである、ピア(仲間)としてお互いに支え合うことができる関係を築いてもらうことが地域生活するうえで重要な課題だと考えています。

参加者にガイドブックの目次を見て、どの項目がよいか選んでもらって読みながら体験を踏まえて進めています。

今日は、利用者の方が「ピアサポート専門員の基本的行動」の項目を選ばれたので実施しました。
(1)倫理と守秘義務、
・倫理とは、人として守り行うべき道であり、道徳やモラルのことを言います。
・守秘義務とは、個人に係る業務上・職務上知り得た情報を他者に漏らしてはいけないことです。
(2)倫理規定、
・支援される人の自己決定を尊重した個別支援計画に基づき、実行推進する。
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(3)信頼関係の構築と意義、
・信頼を構築する最善の方法は、やると約束したことをやることです。
(4)問題を解決する方法、
・「問題の困難な部分はなんなのか」を出来るだけ明晰で簡潔な言葉で文章にする。
などの項目を読みながら進めていきました。

ピアサポートとは「支える−支えられる」という一方的な関係性ではなく、自分の持っている強み(体験)を生かして仲間の自立のサポートをして、お互いに支え合うことが大事ということです。
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【5月26日】COLORING講座(色で作る世界!) [2022年05月26日(Thu)]
今日のプログラムは、COLORING講座(色で作る世界)でした。
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COLORING講座は、自分の好きな色鉛筆を使って色の世界を作り上げるプログラムです。

その日の心理的な面から使う色に注視することで、その人の状態をお互い理解することになるし、好みの色を塗ることに集中することで気分転換になったりするので、色を使った交流をしています。

今日は、6月の季節の花、紫陽花・花菖蒲を素材として選んで印刷しました。
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季節に応じて色々な素材を印刷した中から好みのものを選び、好みの色を塗ってもうことで、その人の感性を画面に表してもらいます。

世界で一つだけの色の創造の世界を制作することをメインに気軽に楽しくCOLORINGをやっています。

楽しく手を動かしながら色鉛筆で好みの色を塗り、口を動かしながら色々な話題を話して、情報交換したりして過ごせるCOLORING講座です。

COLORINGが一通り終わった後に前回のスクラッチアートで残っていた部分の作業をすることで完成を目指されました。
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<COLORINGの効果>
実際に手を動かして塗る作業は、脳全体を活性化させるそうです。
塗ることに集中していると、雑念が吹き飛び無心になりストレスから解放されることから、ストレス解消の効果があり、自然と呼吸が整って自律神経のバランスを整える効果もあるそうです。
【5月25日】クロスロードゲーム(違いを認め合う!) [2022年05月25日(Wed)]
今日のプログラムは、クロスロードゲーム(違いを認め合う)でした。
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身近な問題をクイズ形式にして、答えをイエスかノーか、という2択にして、それぞれが選んだ意見を言って、違いを知るというゲームです。

自分の考えを伝えるということが大事だし、他の参加者の意見も聞いて自分の意見の修正など参考になる意見を聞くことができることが、参加者には好評なプログラムになっています。

今日は、利用者の来所がありクロスロードゲームを実施しました。
今日のクロスロードゲームでは、田んぼ、水車、占い、インスタント食品、オムレツ、ひまわり、など好きですか、嫌いですか、選んだ理由を伝えます。
その後、精神疾患に関した問題、ストレス解消法は、当事者とのふれあいは、困りごとや悩み事を聴くことができますか、などに関してそれぞれの意見を伝えてもらいました。
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クロスロードゲームは、カードを用いたゲーム形式による防災教育教材のことです。遊び方は至ってシンプルで、カードの設問に対して各自がYesかNoで自分の意見を示し、多数決によって勝者を決定する。勝者はポイントとして座布団カードをもらうことができ、その数を競うというものです。

<クロスロードゲームの効果>
正解を学ぶのではなく、「こちらを立てればあちらが立たず」という考えや、「いろいろな考え方の人がいる」ということ、そしてどんな状況下でも「自分なりの答えを出して前に進まなければならない」ことがこのゲームの本質です。
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【5月23日】ペーパークラフト(紙で作る世界!) [2022年05月23日(Mon)]
今日のプログラムは、ペーパークラフト(紙で作る世界)でした。
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ペーパークラフトは、手先を使って紙を切ったり、貼ったりして自分の好きな世界を作り上げるために集中することを身につけるプログラムです。
季節に応じた素材など選んで制作することで、季節感を持ち続けることができ感性を失わないことにもなるのではないか、と実施しています。

今日は、6月に結婚する花嫁は生涯幸せに暮らせるということで、ジューンブライドに関する素材を印刷して提供しました。
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ペーパークラフトは季節に応じた素材を準備した中から自分の好みの素材を選んで製作してもらいます。

選んだ素材の細かな図柄をハサミでカットしたりして糊でつけていく作業で、集中力が求められる作業になりますが、得意・不得意なプログラムになりますので、得意な方には楽しんで制作してもらっています。

製作中は、手を動かしながら口は情報交換をしたりして、生活するうえで助かる情報をお互い提供し合うペーパークラフトの時間になります。

不得意な方には、自主プログラムということで、好みのプログラムやスキルアップのプログラムを実施してもらいます。
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<ペーパークラフトの効果>
ペーパークラフト自体、平面である紙から立体のオブジェを作る行為は空間認識を司る右脳に大きな刺激となりますし、作業手順の思案は論理的思考を司る左脳をフル活用する事となります。
指先での細かな作業は集中によって気分転換にもなります。

利用者の方に、コーヒーを提供してもらいました。
【5月22日】利用者全体会議(居心地のよい居場所づくり!) [2022年05月22日(Sun)]
今日のプログラムは、利用者全体会議でした。
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利用者全体会議は、かふぇらての目的である居心地のよい居場所として過ごすために利用者同士の問題及び改善すべきことはないか、などを話し合う会議です。
また、6月のプログラムに関して、利用者に検討と提案してもらうための話し合いでもあります。

いつもの通り、気分調べと近況を話してもらいました。
・先日、骨折した手のリハビリに行き、主治医に順調に回復していると言われてよかったです。
・先日、鹿肉を初めて食べました。牛とも豚とも違った味がして美味でした。
・レオランドに行って色々な便箋をスタッフに紹介して頂いたけど、近頃手紙を書く方が少なくなり以前ほど売れない商品だそうです。
・母が入院しているので色々と世話をするのが幸せなのですが、コロナで面会やリモートでも会えなくなって寂しいです。
・運勢を変えようと財布を買い替えましたが、気分転換になり運が変わったような気がします。
・5月の賃金が仕事の時間が少なかったのでいつもより少なかったけど、少々貯金することができたのでよかったです。

その後、6月のプログラムに関して、日付順に講座名を確認してもらって、それぞれの講座に参加したことでの気づきなどを話してもらいました。
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かふぇらてを利用するにあたり条件(月6回)を達成することが求められますが、自分の生活の質(QOL)を高めるために講座を利用して、困りごとやスキルアップや心のリフレッシュをめざすことで生きやすくなることにつながることを考えて利用されています。
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会議終了後、食事会のカレーを作って皆で美味しく黙食でいただきました。

利用者の方に食後の果物を提供してもらいました。
【5月21日】音楽ライブ講座(歌って叩いて楽しむ!) [2022年05月21日(Sat)]
今日のプログラムは、音楽ライブ講座(歌って叩いて楽しむ!)でした。
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講師の県看護大助教の葛島慎吾氏に生のギターの弾き語りを実施してもらって、生の音楽に触れることと参加者の思い出の曲などをリクエストしてもらって一緒に歌ったりして、楽しく音楽の時間を過ごすという音楽ライブ講座です。

今日は、いつものようにコロナ感染に注意ながら基本的な感染対策を実施して、音楽ライブ講座を開催しました。

いつものように気分調べと近況を話してもらい、その後、音楽ライブ講座を開催しました。

雨の降る天気でしたので気持ちが沈みがちになるとこを、皆で楽しく明るく実施してもらえるように講師にお願いしました。
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今回、講師が「母の歌」ということで20曲ほど選んで冊子を作って提供して頂きました。

講師のギターの演奏や歌を聴いたり、参加者に冊子の中からリクエストしてもらって、一緒に歌ったり、途中講師の語りがあったりするなかで、叩きものとして、タンバリンとカスタネットを準備して、曲によって叩いてリズムを取ったりしながら、楽しく笑い声のする音楽ライブ講座でした。

<声を出して歌う効果>
歌うことで感情や思いを形にして表現することにもなり、声を出すことで心にたまっていた思考や感情が発散されて、リフレッシュする効果が期待できます。
楽しく歌うことで脳内ホルモンの「エンドルフィン」が分泌され、エンドルフィンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、精神安定や幸福感に効果があります。
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【5月20日】ハンドメイド(リサイクル素材で小物づくり!) [2022年05月20日(Fri)]
今日のプログラムは、ハンドメイド(リサイクル素材で小物づくり)でした。
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リサイクル布を利用してオリジナルの小物を作ったり、バックやポーチを作るのを教えてもらったりしながらハンドメイドのプログラムを実施しています。

今日は、フエルトを使った作品やビーズを使ったアクセサリーなど参加者の作りたいものを製作しました。

フェルトで作る傘は、手軽に楽しく作れてとってもかわいくできるので、お部屋に飾るだけで、思わず笑顔になってしまうほど癒し効果抜群です。シンプルなバッグや帽子などにつけても、ファッションのワンポイントになり、おすすめです。
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今も昔も女の子に人気のビーズのブレスレット。ひとつずつ自分でパーツを選んで作るのも楽しみのひとつです。キラキラしたビーズを選ぶのは、女の子の憧れです。 

それぞれ自分の好みの素材を使って得意なやり方で作品作りを楽しく過ごしながら完成させるハンドメイドでした。

制作しながらお互い情報交換したりしながら楽しくハンドメイドの時間を過ごすことによって「ハンドメイドセラピー」として楽しんでいます。
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<ハンドメイドの効果>
ストレスを抱えているとき、人はどうしても頭の中がそのことでいっぱいになってしまいがちですが、ときには全く別なことで気持ちをそらして、心の安定を図ることも大切です。
手を動かしながら心を空っぽにできるハンドメイドに癒し効果を感じている人は多いようです。
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