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南国の陽気な風:地域活動支援センターかふぇらて

南国宮崎から精神障がい当事者が地域で自分の持っている特性を活かすことを、お互いサポートしたり、支え合うことを、日々実践する居場所としての地域活動支援センター「かふぇらて」から発信するブログ


【3月31日】書き方スキル(広報誌掲載!) [2022年03月31日(Thu)]
今日のプログラムは、書き方スキル(広報誌掲載)でした。
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自分の体験などに関して書くことを通じて伝えることを考えてもらうプログラムです。
それぞれ、かふぇらてで過ごす中での出来事や興味のあるプログラムに参加して感じたことなどを書いてもらった文章を広報誌に掲載する予定になっています。

今日は、3月最後の日になり今月のふりかえりを書いていただくことにしていますが、利用者の方もそれぞれのスケジュールで利用条件を達成されているので、今日は来所者がありませんでした。

ふりかえりの文章は月末が近づくとスケジュールに合わせて来所されたときにそれぞれに書いていただきます。 以下の文章は、抜粋して記載しています。
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・今月のプログラムの利用は、猫カフェ、お菓子作り、音楽ライブ講座などに参加させてもらいました。お菓子作りは、あんこたっぷりケーキを作ってみんなで頂きました。普段、料理をしないので、美味しくできたと思います。
・月6回の利用で自分の居場所として利用できています。プログラムに集中して色々なことを考えず無になってリフレッシュしています。
・お菓子作り、パソコン講座、音楽ライブ、地域散策、メンタルヘルス他に参加しました音楽ライブ、メンタルヘルスには、久しぶりに看護大の先生との交流が復活して、嬉しく思いました。
・「ヒノマルソウル」を観ました。裏方の話でしたが、スポットがあたらない裏方の仕事でも情熱や思いを持った人たちが集まるとドラマとして描けるのだと感動しました。全体会議に参加した後の食事会でのカレーを美味しくいただきました。

<ふりかえりの効果>
日常的に振り返りを行うことで、今まで意識していなかった細かい作業の改善点に気づいたり、自分の癖や行動も認識することができます。
振り返りを行うことで日常的な作業にも意味づけを行うことができ、より深い学びや気づきに繋がると考えられています。
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【3月30日】クロスロードゲーム(違いを認め合う!) [2022年03月30日(Wed)]
今日のプログラムは、クロスロードゲーム(違いを認め合う)でした。
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身近な問題をクイズ形式にして、答えをイエスかノーか、という2択にして、それぞれが選んだ意見を言って、違いを知るというゲームです。

自分の考えを伝えるということが大事だし、他の参加者の意見も聞いて自分の意見の修正など参考になる意見を聞くことができることが、参加者には好評なプログラムになっています。

今日は、天気はあまり良くなかったですが、桜が咲いたりして春の到来を感じる時期になった問題や精神疾患に関した問題を出して意見を聴きました。
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春は好きですか、嫌いですか、桜の花は好きですか、嫌いですか、昨日雨が降りましたが雨は好きですか、嫌いですかなど、今の時期の問題を出しました。
その後、精神疾患に関する問題で、精神疾患になってよかったですか、悪かったですか、服薬のメリット、デメリット、体調が悪くなる時の予兆はわかる、わからないなどの問題を出して、それぞれの意見を発表してもらいました。

<クロスロードゲームの効果>
正解を学ぶのではなく、「こちらを立てればあちらが立たず」という考えや、「いろいろな考え方の人がいる」ということ、そしてどんな状況下でも「自分なりの答えを出して前に進まなければならない」ことがこのゲームの本質です。
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【3月28日】ペーパークラフト(紙で作る世界!) [2022年03月28日(Mon)]
今日のプログラムは、ペーパークラフト(紙で作る世界)でした。
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ペーパークラフトは、手先を使って紙を切ったり、貼ったりして自分の好きな世界を作り上げるために集中することを身につけるプログラムです。
季節に応じた素材など選んで制作することで、季節感を持ち続けることができ感性を失わないことにもなるのではないか、と実施しています。

今日は、天気も思わしくなく月末の最終の週ということもあり、利用者の方も利用条件(月6回)と共に選択したプログラムに参加して達成されているので、利用がありませんでした。

自分の選択したプログラムのスケジュールを守り自分の生活のリズムを守って生活を維持することをメインに利用してもらいながらQOLを高めることにも力を発揮してもらっています。
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通常は、季節に応じたペーパークラフトの素材を準備した中から自分の好みの素材を選んで製作してもらいます。
選んだ素材の細かな図柄をハサミでカットしたりして糊でつけていく作業で、集中力が求められる作業になりますが、得意・不得意なプログラムになりますので、得意な方には楽しんで制作してもらっています。

製作中は、手を動かしながら口は情報交換をしたりして生活するうえで助かる情報をお互い提供し合うペーパークラフトの時間になります。

<ペーパークラフトの効果>
ペーパークラフト自体、平面である紙から立体のオブジェを作る行為は空間認識を司る右脳に大きな刺激となりますし、作業手順の思案は論理的思考を司る左脳をフル活用する事となります。
指先での細かな作業は集中によって気分転換にもなります。
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【3月27日】利用者全体会議(居心地のよい居場所づくり!) [2022年03月27日(Sun)]
今日のプログラムは、利用者全体会議でした。
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利用者全体会議は、かふぇらての目的である居心地のよい居場所として過ごすために利用者同士の問題及び改善すべきことはないか、などを話し合う会議です。

また、4月のプログラムに関して、利用者に検討と提案してもらうための話し合いでもあります。
いつもの通り、気分調べと近況を話してもらいました。
・骨折していた手がリハビリによって改善してきたことが嬉しい。
・あることを考えると気持ちが落ち込んでくるので気分転換を考えたい。
・仕事が忙しかったのでその分賃金に還元されるので楽しみにしている。
・特別給付金が出たので新しくスマホを買い替えて使い勝手がよくなった。

その後、4月のプログラムに関して、日付順に講座名を確認してもらって、それぞれの講座に参加したことでの気づきなどを話してもらいました。
まん延防止が今のとこ解除されているので施設外の活動など従来通り実施できる状況であることを伝えました。
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プログラム検討後、「虐待防止」と「災害への備え」ということで参加されている利用者の方に研修をしました。
・身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、放棄・放任、経済的虐待などがあり、具体的な内容が記載された資料を配りました。
・虐待をされたり、見かけたりしたら通報や届出をして改善や支援をしてもらいます。
・地震や津波が起きた場合にどのような転倒・落下防止方法をとるか、非常用品はどのようなものを備えておくか、など確認しました。
・精神障がい者の避難の備えとして服薬している薬のお薬手帳や障がい者手帳、かかりつけ医の連絡先などをいざというときの為に準備しておくことが大事と確認しました。
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会議終了後、食事会のカレーを作って黙食で皆と美味しくいただきました。
【3月26日】メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!) [2022年03月26日(Sat)]
今日のプログラムは、メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!)でした。
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県立看護大の川村教授に今年度から「メンタルヘルスマネジメント講座」を実施して頂いています。

日常生活や仕事するうえで心の健康を安定させた状態で維持するには、如何にストレスや悩みといったメンタルをマネージメントできるか、講座として実施して頂くことになりました。

今日は、今年度最後の講座だったので1年間の「メンタルヘルスマネジメント講座」のふりかえりを実施されました。
特にメンタルに効果のある食事と睡眠に関して話されました。

コロナ禍の中で黙食が注目されていますが、日々、食事をするなかで「うれしい」「楽しい」「ワクワクする」といったプラスの感情を持つ機会が多いほど、脳は若々しくなることがわかっています。
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そのわけは、うれしいことや楽しいことがあると、脳の中の直径1センチほどの「扁桃体(へんとうたい)」という小さな器官から「ドーパミン」という幸せな気持ちになる神経伝達物質がたくさん放出されて脳全体を刺激するからだそうです。
楽しいことがあるとその働きが高まって脳の健康には非常によいそうです。

年齢とともに眠る力は落ちてくるのは、睡眠と深い関わりのあるメラトニンというホルモンの働きが、加齢とともに落ちてくるからだそうです。

眠る姿勢によって熟睡を促進してくれるのが「あおむけの大の字」で寝ることだそうで、広い面で体重を支え、手足を広げているので、体を圧迫せず、体に熱がこもりにくく、血行にとても良いということで、睡眠の基本の姿勢だということでした。
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講座終了後に利用者に対して「虐待防止」と「災害への備え」という研修をしました。
支援センターかふぇらてで、災害が起きたときの避難場所として宮崎小学校、津波避難ビルとして宮崎観光ホテル東館になっています。
【3月25日】ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル!) [2022年03月25日(Fri)]
今日のプログラムは、ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル)でした。
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かふぇらてのコンセプトである、ピア(仲間)としてお互いに支え合うことができる関係を築いてもらうことが地域生活するうえで重要な課題だと考えています。

参加者にガイドブックの目次を見て、どの項目がよいか選んでもらって読みながら体験を踏まえて進めています。

今日は、利用者の来所がなかったのでピアサポートの講座は中止になりました。

利用者の利用計画は、利用条件(月6回)を満たすために月の中旬までにスケジュールの中に好みのプログラムを計画され、月の後半は土曜・日曜のプログラムの参加になっています。
月の利用計画を見ると早めに6回達成して、その後は体調に合わせてストレス解消や気分転換などの為に自由に利用して過ごすというスタンスで利用されています。
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ピアサポートの講座は、通常、参加者の中からピアサポートガイドの目次の中から興味のあるページを選んでもらってその項目を読みながら進めていきます。

ピアサポートとは「支える−支えられる」という一方的な関係性ではなく、自分の持っている強み(体験)を生かして仲間の自立のサポートをして、お互いに支え合うことが大事ということです。

<ピアサポートの意義>
精神疾患を経験している当事者がピアサポートとして、他者を勇気付け希望を持てるように支援するという価値ある活動をすることによって、お互いが支え合うことで、お互いが自立できる可能性が開かれます。
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【3月24日】脳トレ講座(脳を活性化しよう!) [2022年03月24日(Thu)]
今日のプログラムは、脳トレ講座(脳を活性化しよう)でした。
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精神疾患及び障害を持つことで、入院や薬や引きこもったりすることで、会話がなくなり、脳の認知機能が衰えてくるので、その不全を防ぐために脳を刺激する脳トレの教材によって刺激を与え、心身の活性化につながればとプログラムに取り入れました。

今日は、利用者の方が来所されましたが、脳トレは苦手ということで自主プログラムを実施して頂きました

いつものように気分調べと近況を話してもらって始めました。
通常は、脳活ドリル、脳活パズル、点つなぎ、まちがいさがし、漢字ドリル等の色々な脳トレの教材の中から好きな教材を選んでもらって実施してもらっています。
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問題を考えることで認知機能の維持及びアップになるのと集中することでストレス解消にもなるということで、実施してもらっています。

教材に集中しながら時々脳を休めて色々な話題を話して、情報交換したりして過ごせる脳トレ講座です。

不得意な方には、自主プログラムということで、好みのプログラムやスキルアップのプログラムを実施してもらいます。

<脳トレの効果>
脳トレゲームの目標は、記憶力、思考力、反応時間、認知能力を向上させることです。 
ゲームは、あなたに情報を考え、戦略を立て、記憶するように挑んできます。認知機能を刺激することで、認知機能低下のリスクを軽減させるそうです。
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【3月23日】COLORING講座(色で作る世界!) [2022年03月23日(Wed)]
今日のプログラムは、COLORING講座(色で作る世界)でした。
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COLORING講座は、自分の好きな色鉛筆を使って色の世界を作り上げるプログラムです。

その日の心理的な面から使う色に注視することで、その人の状態をお互い理解することになるし、好みの色を塗ることに集中することで気分転換になったりするので、色を使った交流をしています。

今日は、春をイメージした花と鳥などの素材を印刷して実施しました。    
季節に応じて印刷した素材の中から好みのものを選び、好みの色を塗ってもうことで、その人の感性を画面に表してもらっています。
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世界で一つだけの色の創造の世界を制作することをメインに気軽に楽しくCOLORINGをやっています。

楽しく手を動かしながら色鉛筆で好みの色を塗り、口を動かしながら色々な話題を話して、情報交換したりして過ごせるCOLORING講座です。

不得意な方には、先日の動画鑑賞で借りてきた「ヒノマルソウル」を観ますかと聞いたら観たいということだったので2階の交流室で観ました。
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<COLORINGの効果>
実際に手を動かして塗る作業は、脳全体を活性化させるそうです。
塗ることに集中していると、雑念が吹き飛び無心になりストレスから解放されることから、ストレス解消の効果があり、自然と呼吸が整って自律神経のバランスを整える効果もあるそうです。
【3月21日】地域散策(地域に何があるの!) [2022年03月21日(Mon)]
今日のプログラムは、地域散策(地域に何があるの!)でした。
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かふぇらてのある地域には、大淀川、橘橋、橘公園、ホテルなどがありますが、日頃散策して地域のよさを実感することはないので、散策を通して風景から受けるよさを実感してもらうことができればと企画しました。

今日は、天気はあまり良くなかったのですが利用者の方の実家のある大塚まで散策しましょうということで行きました。

かふぇらてから旭通りに出て左に進み市役所のところから堤防沿いに歩いて行く途中の堤防に桜の木が植えてあり桜が咲いているのを観ながら高松橋まで行き橋を渡って大塚台の団地に向って歩いて利用者の実家に行きました。
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実家で自家製のプリンやお菓子をいただいてゆっくりさせてもらい帰りは雨も降りだしたのでバスを利用してかふぇらてに帰ってきました。

桜を観たり利用者の住まいを拝見したりいつもの散策とは違って気持ちがアットホームな気分になりました。
今日の万歩計は、10,700歩でした。

<散策の効果>
散歩や、軽い運動をすることが「こころと身体の健康」に効果的で、仕事を進める上での新しいアイデアや、生活の知恵が思い浮かぶことにつながります。
仕事や勉強で悩んだり、考えに行き詰ったときには、じっと腰を掛けているよりも、散策することで、脳や細胞を活性化させることが大事という事です。
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【3月20日】施設外活動(カラオケでの交流!) [2022年03月20日(Sun)]
今日のプログラムは、施設外活動(カラオケでの交流)でした。
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施設外活動の目的は、地域生活するうえで生活機能を少しでも回復することと、生活を楽しむことで、積極的に試みるきっかけになればよいと実施しています。

カラオケ活動によって、好きな歌を歌って気分転換したり、利用者同士の交流で嗜好や理解を深める機会になり、人間関係の良好なあり方として、お互いが配慮したり、対応できる関係を作って、施設外活動でのふれあい交流を活かしています。

今日は、カラオケ交流に参加される利用者の方がコロナ感染拡大によって自粛します、ということで中止になりました。
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通常は、それぞれ好きな曲を選択して歌うことで気分転換を図ることと参加者の好みを知る交流活動になっているし、歌ったら上手い下手は関係なく拍手で讃えて、歌を通じてみんなで楽しい時間を過ごすことが目的になっています。

<カラオケの効果>
カラオケを歌う時、大きく息を吸い込んだり、呼吸数が増えたりします。このことにより、血流が改善し、体の隅々にまで酸素が行き渡るようになります。血流が改善すると、手先足先など体の末端まで血行が良くなり、健康維持や増進、ストレス解消の効果を狙う目的で楽しみましょう。

午前中、宮崎市の精神障がい者家族会のはまゆう家族会の月例会に嶋田喜代子市議と「ココロとカラダのリハビリテーションほのか」の立山裕也氏と参加して家族会会員の方と意見交換を行いました。

それぞれの立場から情報を提供して、同居する中で家族だけで悩みを抱え込まないで少しでも不安を解消して、安心して希望を持って日常生活を送っていただくことを願って参加しました。
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