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南国の陽気な風:地域活動支援センターかふぇらて

南国宮崎から精神障がい当事者が地域で自分の持っている特性を活かすことを、お互いサポートしたり、支え合うことを、日々実践する居場所としての地域活動支援センター「かふぇらて」から発信するブログ


【9月30日】書き方スキル(広報誌掲載!) [2021年09月30日(Thu)]
今日のプログラムは、書き方スキル(広報誌掲載)でした。
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自分の体験などに関して書くことを通じて伝えることを考えてもらうプログラムです。
それぞれ、かふぇらてで過ごす中での出来事や興味のあるプログラムに参加して感じたことなどを書いてもらった文章を広報誌に掲載する予定になっています。

今日は、9月の最終日なので振り返りを書いてもらう予定でしたが、利用者の皆さん今月も利用条件を達成されているので、最終日でしたが来所されなかったのでプログラムは中止になりました。

ただ、ふりかえりの文章は月末が近づくと来所されたときにそれぞれに書いていただくようにしているので、広報誌掲載には影響のない状況です。
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以下は、ふりかえりの文章から記載しました。
・ピアサポートガイドでは、人との交流について自己責任が伴い相手と気持ち良く関わる為の学びができました。
・コロナでのまん延防止という月でもあったため、かふぇらてに1日多く利用させてもらいました。
・動画鑑賞で「記憶にございません」を観ました。記憶を失ってから生まれ変わる姿を見て人間変われるのだなぁと思いました。
・音楽ライブはリモートでしたが楽しめました。また、参加したいと思います。

利用者の方は、自分のQOL(生活の質)を高めるためにプログラムを選択して参加されるのと、利用者としての条件(月6回以上:1回3時間)を達成するために月の生活スケジュールを計画的に組み立ててもらって利用してもらっています。
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【9月29日】動画鑑賞(動画を見て交流!) [2021年09月29日(Wed)]
今日のプログラムは、動画鑑賞(動画を見て交流)でした。
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自分の好きな動画(映画・スポーツ・音楽)を紹介して参加者と交流をするプログラムです。

今日は、動画「浅田家」を観ました。
第34回木村伊兵衛写真賞を受賞した浅田政志の著書「浅田家」「アルバムのチカラ」を原案にして、家族写真を撮りながら成長していく主人公の姿を描いた人間ドラマ。

家族を被写体にした卒業制作が高評価を得た浅田政志(二宮和也)は、専門学校卒業後、さまざまな状況を設定して両親、兄と共にコスプレした姿を収めた家族写真を撮影した写真集「浅田家」を出版し、脚光を浴びる。やがてプロの写真家として歩み始めるが、写真を撮ることの意味を模索するうちに撮れなくなってしまう。そんなとき、東日本大震災が発生するという内容の映画でした。
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感想:写真家の主人公の物語で何でもない家族写真を撮って賞をもらうことは凄いことだろうと思います。
一人一人の感情の喜怒哀楽を表すことは凄いことだと思います。
写真の大切さを知りました。

<映画の効果>
映画によって感動するという情動が起こると、脳内では「ドーパミン」というホルモンが分泌されます。このドーパミンは幸福感や快感を司っています。また、精神的なストレス解消や免疫機能を上げることでも知られています。
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【9月27日】音楽鑑賞(音楽を聴いて交流!) [2021年09月27日(Mon)]
今日のプログラムは、音楽鑑賞(音楽を聴いて交流)でした。
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好きな音楽を紹介して、なぜ好きなのか、好きになった経緯などを話して交流するプログラムです。
それぞれが選んだ曲に対して、選んだきっかけや思い出などを話してもらうことで、その人の人柄や好みなどが理解できて、お互いを理解することのできる音楽交流になっています。

今日は、リーリトナー、ポルノグラフィティ、クイーン、レミオロメン、デレク・アンド・ザ・ドミノス、嵐、epo、アース・ウインド・アンド・ファイヤー、ラルクアンシエル、クリーム、津村謙、桜庭雄一郎、高峰三枝子、郷ひろみ、太田裕美、などの曲を選んで聞きました。
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参加者それぞれが選んだ思い出の曲が、聞き覚えのある曲だったり、初めて聞く曲だったり、楽しく聞いて、参加者の好みの曲やミュージシャンの好みなどを知ることになります。

それぞれに思い出の曲としてのきっかけを聞くことで、改めてその人の思考性を知ることにもなりました。

<音楽鑑賞の効果>
あなたの心を落ち着かせるためには、あなた自身がリラックスできると感じる曲を選ぶことです。
私たちにとって、音楽は非常に身近であり、また欠かすことのできないもので、楽しみとリフレッシュとリラックスのために、毎日の生活に積極的に取り入れていきたいものです。
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【9月26日】利用者全体会議(居心地のよい居場所づくり!) [2021年09月26日(Sun)]
今日のプログラムは、利用者全体会議でした。
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利用者全体会議は、かふぇらての目的である居心地のよい居場所として過ごすために利用者同士の問題及び改善すべきことはないか、などを話し合う会議です。
また、10月のプログラムに関して、利用者に検討と提案してもらうための話し合いでもあります。

いつもの通り、気分調べと近況を話してもらいました。

その後、10月のプログラムに関して、日付順に講座名を確認してもらって、それぞれの講座に参加したことでの気づきなどを話して頂きました。

9月は、コロナ感染拡大に伴い国のまん延防止重点措置が30日まで延長されたので予定のプログラムが中止になったり、リモートを利用して開催することになったり、コロナ禍のなか色々な方法を利用して実現することになりました。
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10月もコロナ禍のなか講座を実現できるように工夫して実施するのと感染を広げないためにも感染予防に注意しながら生活することを確認しました。

その後、雑談でコロナ禍の中で色々と規制や自粛を強いられていますが、特別困っていることはありますか、と聞いたら日頃から自分の体調を安定させるために規制した生活をしているので、特別コロナ禍で規制されていることによる不都合はあまり感じないという意見でした。

日頃から経済的にもスケジュール的にも人間関係において負担にならないために自らを律した生活を強いた過ごし方をしているのが精神障がい者の日常生活なのかもしれまいと話し合いました。

会議終了後、食事会のカレーを作って皆で食べました。
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【9月25日】メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!) [2021年09月25日(Sat)]
今日のプログラムは、メンタルヘルスマネジメント講座(心の健康を管理する!)でした。
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県立看護大の川村教授に「メンタルヘルスマネジメント講座」を新たに実施して頂いています。

メンタルヘルスは、「心の健康」を意味していて、世界保健機関(WHO)では「自身の可能性を認識し、日常のストレスに対処でき、生産的かつ有益な仕事ができ、さらに自分が所属するコミュニティに貢献できる健康な状態」と定義されています。
日常生活や仕事するうえで心の健康を安定した状態で維持するには、如何にストレスや悩みといったメンタルをマネージメントできるか、講座として実施して頂くことになりました。

今日は、県立看護大の感染対策で教師の学外での活動は自粛という事で、講師との対面での講座は中止ということ で看護大とリモートで繋いで講座を開催しました。
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タイトルは「自己肯定感とメンタルヘルス」という内容で実施しました。

最初に自己肯定感チェックリストにチェックを入れてもらって自己肯定感が高いか低いか確認してもらいました。

・0個〜7個 自己肯定感が高い
自己肯定感は比較的高い状態です。ただ、チェックした項目は自己肯定感が低下している分野。@・Aは自尊感情、B・C・Dは自己受容感、E・Fは自己効力感、G・Hは自己信頼感、I・J・Kは自己決定感、L・Mは自己有用感を表します。

・8個〜14個 自己肯定感が低い
自己肯定感が低い状態です。特に、12個以上に〇がついた場合はかなり低い状態なので対処法を学ぶことで自分への理解が深まります。
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自己肯定感が低い場合の対処法としての事例などを紹介され講座を進められました。
【9月24日】ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル!) [2021年09月24日(Fri)]
今日のプログラムは、ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル)でした。
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かふぇらてのコンセプトである、ピア(仲間)としてお互いに支え合うことができる関係を築いてもらうことが地域生活するうえで重要な課題だと考えています。
参加者にガイドブックの目次を見て、どの項目がよいか選んでもらって読みながら体験を踏まえて進めています。

今日は、「ピアとつく言葉の定義」という項目を選ばれたので読みながら進めていきました。

ピアって何ができるのかを考えながらこのテキストを読み進めて頂けると幸いです。またピアにとって大切なことは何でしょう、ピアが上から目線や専門家とまるで同じ目線でものを考えないようにするためには、どんなことができるのだろうかと、考えながらこのテキストを読んでほしい思いで編集を進めています。
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ピアとつく言葉は、巷(ちまた)にあふれるようになりましたね。詳しい言葉の定義は、次の表で説明しますが、精神疾患を経験したピアであるという大くくりは一緒です。精神疾患の経験をどのように生かしているかでその呼び名が異なっているようですが、果たす役割や資格の有無など異なる部分もあります。

<ピアサポートの意義>
精神疾患を経験している当事者がピアサポートとして、他者を勇気付け希望を持てるように支援するという価値ある活動をすることによって、お互いが支え合うことで、お互いが自立できる可能性が開かれます。
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【9月23日】ペーパークラフト(紙で作る世界!) [2021年09月23日(Thu)]
今日のプログラムは、ペーパークラフト(紙で作る世界)】
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ペーパークラフトは、手先を使って紙を切ったり、貼ったりして自分の好きな世界を作り上げるために集中することを身につけるプログラムです。
季節に応じた素材など選んで制作することで、季節感を持ち続けることができ感性を失わないことにもなるのではないか、と実施しています。

今日は、9月にちなんでお月見と実りの果物シリーズのスターフルーツを印刷したのですが、今日が祭日なのと週末にかけて来所の予定を入れておられて、本日は参加者がいなかったのでペーパークラフトは中止になりました。
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いつもは、細かな図柄をハサミでカットしたりして糊でつけていく作業で、集中力が求められる作業になりますが、得意・不得意なプログラムになりますので、得意な方には楽しんで制作してもらっています。

製作中は、手を動かしながら口は情報交換をしたりして生活するうえで助かる情報をお互い提供し合うペーパークラフトの時間になります。

不得意な方には、自主プログラムを実施してもらって自分の得意な分野に特化してもらっています。

<ペーパークラフトの効果>
ペーパークラフト自体、平面である紙から立体のオブジェを作る行為は空間認識を司る右脳に大きな刺激となりますし、作業手順の思案は論理的思考を司る左脳をフル活用する事となります。
指先での細かな作業は集中による適度な緊張感を精神に与えますし、逆にそれが日常の雑事から開放してくれる気分転換ともなります。
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【9月22日】COLORING講座(色で作る世界!) [2021年09月22日(Wed)]
今日のプログラムは、COLORING講座(色で作る世界)でした。
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COLORING講座は、自分の好きな色鉛筆を使って色の世界を作り上げるプログラムです。
その日の心理的な面から使う色に注視することで、その人の状態をお互い理解することになるし、好みの色を塗ることに集中することで気分転換になったりするので、色を使った交流をしています。

今日は、今までの素材の中から選んで製作してもらいました。
印刷した素材の中から好みのものを選び、好みの色を塗ってもうことで、その人の感性を画面に表してもらいます。
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世界で一つだけの色の創造の世界を制作することをメインに気軽に楽しくCOLORINGをやっています。

楽しく手を動かしながら色鉛筆で好みの色を塗り、口を動かしながら色々な話題を話して、情報交換したりして過ごせるCOLORING講座でした。

<COLORINGの効果>
実際に手を動かして塗る作業は、脳全体を活性化させるそうです。
色を塗ることに集中していると、雑念が吹き飛び無心になりストレスから解放されることから、ストレス解消の効果があり、自然と呼吸が整って自律神経のバランスを整える効果もあるそうです。
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支援者の方から、アイスを提供して頂きました。
【9月20日】スクラッチアート(大人の本格的な絵画!) [2021年09月20日(Mon)]
今日のプログラムは、スクラッチアート(大人の本格的な絵画)でした。
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スクラッチアートは、誰でもなぞって削るだけでカラフルな美しい絵を描くことができ、無心で削って描くかわいい模様や動物の絵に心がやすらぎ癒されるスクラッチアートです。
作品を制作している時は、日頃の悩みやストレスを忘れるぐらい集中してしまうので、気分転換に効果的なプログラムです。

いつものように、気分調べと近況を話してもらいました。

今日は、スクラッチアートのコーナーの中から好きなテーマを選んで実施しました。

選んだ素材をスクラッチアート用のペンで削ると色が浮き出てくることで、絵が描ける心地よさと、少しずつ削っていく作業を続けることで出来た後の達成感を味わえる魅力があります。また、ペンで削っていく内にデザインが浮かび上がってくる様子がとても面白く、見ていると癒しを与えてくれ、悩み事や考え事も忘れさせてくれます。
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参加者で苦手な方には、自主プログラムを実施してもらって自分の得意な分野に特化してもらいました。

<スクラッチアートの効果>
スクラッチアートをすると脳に様々な効果があることがわかります。まずは絵の線に沿ってゆっくり削っていくことで集中力と忍耐力が身につき、そして「この線は細く削ってみよう!」とか「ここの部分はたくさん削って色を出してみよう!」などの想像力や表現のセンスも磨かれます。
また、イライラしている時などに少しの時間だけでも集中してスクラッチアートをすることで、だんだんと落ち着き自律神経を整えることができ、ストレスを解消することができます。

利用者の方が、アイスを提供してくれました。
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【9月19日】施設外活動(カラオケでの交流!) [2021年09月19日(Sun)]
今日のプログラムは、施設外活動(カラオケでの交流)でした。
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施設外活動の目的は、地域生活するうえで生活機能を少しでも回復することと、生活を楽しむことで、積極的に試みるきっかけになればよいと実施しています。
カラオケ活動によって、好きな歌を歌って気分転換したり、利用者同士の交流で嗜好や理解を深める機会になり、人間関係の良好なあり方として、お互いが配慮したり、対応できる関係を作って、施設外活動でのふれあい交流を活かしています。

今日は、まん延防止重点措置が延長になったので施設外活動としてのカラオケ交流は中止になりました。

通常、色々と感染対策で規制もされますが、そのような中でも支援センターとして最善を尽くしてカラオケ交流を楽しむことで気分転換を図っていくことが精神衛生上大事な活動と実施しています。
それぞれ好きな曲を選択して歌うことで気分転換を図ることと参加者の好みを知る交流活動になっているし、歌ったら上手い下手は関係なく拍手で讃えて、歌を通じてみんなで楽しい時間を過ごすことが目的になっています。
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今回、カラオケ交流が中止になったので利用者の方に希望を聞いたら動画鑑賞を希望されたので映画「記憶にございません」を観ました。

国民から全く支持されていない総理大臣が記憶喪失になったことから起こる騒動を描いた物語で、他国首脳、政界のライバル、官邸スタッフ、マスコミ、家族、国民を巻き込んで、記憶を失った男が、捨て身で自らの夢と理想を取り戻す!果たしてその先に待っていたものとは…。
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利用者の方が、飲み物とお菓子を提供してくれました。
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