【支え合う支援センターかふぇらてFBより転載】
今日の食育のメニューは、肉じゃが、小松菜のベーコン炒め、
味噌汁、ご飯でした。
じゃがいもには、ビタミンCが含まれ、体の免疫力を高め、
コラーゲンの生成を促し、鉄やカルシウムの吸収を高める、
などの効果が期待できます。
また、カリウムも含まれ、ナトリウムを排出する作用があり、
塩分の摂り過ぎを調節する上で重要で、日頃からむくみがちな方や
血圧高めの方にも良いとされています。
牛肉を使うことで、たんぱく質、ヘム鉄、ビタミンB2などの
栄養素を摂取できます。
今日も大きなテーブルで、牛肉とじゃがいもの組み合わせの肉じゃがを、
皆で美味しくいただくことができたことに感謝です。
午後のプログラムは、栄養講座(脳に効果のある栄養)でした。
県立看護大の川村准教授のライフワークである食事の栄養素が
脳に働きかける効能を講座として実施しています。
精神疾患の原因は、脳の働きが通常とは違う働きをしていることが
疾患の原因であるのであれば、脳の働きを正常に回復させるのに
服薬以外の方法として栄養学での試みも可能なのではないか
ということで講座を実施してもらうことになりました。
今日は、「油」に関する講座でした。
食事の油は脳に大きな影響を与え、ふさわしくない油を食べれば
脳に問題を引き起こし、適切な油を良い割合で食べれば
脳機能を最大限に高めてくれるそうです。
脳細胞は主に脂肪でできており、その脂肪を構成するのがオメガ3の
一つであるDHAなので、脳の健康を維持したり、特に乳幼児にとっては
脳や目、体の健康を維持したりするには欠かせない栄養素です。
普段の生活でオメガ3の1つであるDHAを摂取することで、
脳組織のシナプス可塑性(かそせい)をサポートする働きがあります。
つまり、簡単に言うと、靴ひもの結び方や人の名前、新しいことの習得など、
記憶力を保つ脳内の神経細胞間の通信(メッセージの伝達、接続を行う)を
活性化するということです。
オメガ3の中のDHAを含んだ食材を食べることで脳の細胞を活性化して
くれることで精神疾患の予防になるということでした。