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南国の陽気な風:地域活動支援センターかふぇらて

南国宮崎から精神障がい当事者が地域で自分の持っている特性を活かすことを、お互いサポートしたり、支え合うことを、日々実践する居場所としての地域活動支援センター「かふぇらて」から発信するブログ


【4月11日】ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル!) [2025年04月11日(Fri)]
今日のプログラムは、ピアサポートガイド(お互いが支えるスキル)でした。
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かふぇらてのコンセプトである、ピア(仲間)としてお互いに支え合うことができる関係を築いてもらうことが地域生活するうえで重要な課題だと考えています。
参加者にガイドブックの目次を見て、どの項目がよいか選んでもらって読みながら体験を踏まえて話し合いながら進めています。

今日は、快晴の天気で利用者の来所があったのでピアサポートガイドを実施しました。

ガイドブックの中の目次から利用者の好みのページを選んで読みながら進めていきます。

今日は「ピアサポート専門員としての基本的資質」の項目を選んで読みながら進めていきました。
・ピアサポート専門員として働く人の基本的前提条件
ピアサポートはピアの専門性を生かす、すなわち精神障がい者の方を支援対象者としています。従って、「ピア=精神疾患を経験した人」であることを要件としています。
ただ、調子を崩したり、急性症状を脱したものの、まだ不安定状態にある方が、他人の支援をすることはとても大変です。
その為に、安定した状態で、何より本人が力を発揮し、支援を必要としている精神障がい者にピアとして専門性を生かすことができ、当事者の経験を生かして支えることが大事です。
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・自分を知ること・自分を語ること(リカバリーストーリー)
まだまだ精神障がい者への偏見がある中で、自分の病気について開示し、語ると決断することは、本当に難しいことです。しかしピアサポート専門員にとっては不可欠な能力です。なぜなら、ピアサポート専門員のリカバリーストーリーは支援の対象となる人に希望を与え、自分が精神疾患を患ったという同じような経験からくる困難や苦労に直面し、経験を分かち合うことで、信頼関係を築くことに大きな力を持っているのです。

・リカバリーストーリーを語るポイント
早めに行って聴衆に挨拶しましょう。どんな人が聞いてくれるか知っていると、話しやすくなります。自分の伝えたいことに集中しましょう。集中すれば、不安は軽くなるでしょう。万が一、あなたが思うようにプレゼンテーションがうまくいかなかったとしても、弁解はしなくて良いのです。聴衆はそのことに気付いていないのに注意を向けてしまいかねません。
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